2017年11月18日
【レポ】ASJJF DUMAU MASTER ALL JAPAN 2017:茶帯
「ASJJF DUMAU MASTER ALL JAPAN 2017」の茶帯はマスターが2階級、シニア1も2階級のみに留まり、黒帯に比べると半数以下の参加者だった。
この4カテゴリーで行われた13試合のうち、延長戦のサドンデス決着は5試合というのは26%を占め4分の1以上がサドンデスというのはかなり多いといえる。
ASJJFルールのアドバンテージ&レフェリー判定なし・同ポイントの場合は延長戦に突入し、最初にポイントを獲得した方が勝ちというサドンデス決着は導入当初こそ賛否両論あったが、いまではすっかり定着している。
特にレフェリー判定がないために完全決着を好む選手には好意的に受け入れられており、ASJJFルール導入以前はIBJJFルール一択しかなかったが、いまは大会によってIBJJFルールのもの、ASJJFルールのものと出る側がルールを選べるのもいい点だろう。
毎年細かいルール改正があり、難解に感じられるアドバンテージとポイントの差異などがあるIBJJFルールよりも、より容易なASJJFルールの方がわかりやすく、また試合がしやすいと個人的には思っているが、これは試合に出る側の感じ方次第なので一概にはどちらがいい、悪いという問題ではない。
ただかつてのようにIBJJFルールのみだった時代に比べ、ASJJFルールという選択肢もある現在の方が柔術スタイルの多様性が豊かになったのは間違いないはずだ。
マスター茶帯フェザー級は3人トーナメント。
優勝したのは坂本勝康(頂柔術)。
前回大会ではアダルトで出場し惨敗したが今大会では2試合を盤石の勝利。
マスター茶帯ミドルはワンマッチ決勝戦。
春原幸徳(下・ロデオスタイル)が林健太郎(パトスタジオ)からスイープ&パスで9-0で勝利して優勝を決めた。
シニア1茶帯フェザー決勝戦、杉本孝(パラエストラTB)vs堀切勇太(アンダーグラウンド)は杉本が2-0で勝利して優勝。
ガードの巧みさが光っていた。
杉本はシニア1茶帯オープンクラスも優勝しWゴールド。
オープンクラス決勝戦はオモプラッタで極めての一本勝利。
シニア1茶帯オープンクラスの3位決定戦は膠着によるDQで両者失格になったため3位は空位に。
両者失格はレアケースだが膠着によるペナルティ=DQは増えてきている。
女子のマスター青帯はルースターのワンマッチ決勝戦のみ。
試合は松本有理枝(パトスタジオ)が大村奈穂(稲妻柔術)が3:07 三角絞めで極め一本勝ちで優勝。
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