2017年12月08日
【レポ】HOKAIDO JIU-JITSU TOURNAMENT 2017
12/3(日)、北海道札幌市の厚別区体育館でSJJJFドゥマウ主催「HOKAIDO JIU-JITSU TOURNAMENT 2017」が開催された。
2016年12月にASJJFドゥマウ主催でスタートを切った北海道大会は、今年7月の第2回大会からASJJFの日本連盟であるSJJJF(Sports Jiu Jitsu Japan Federation)に主催を引き継いで開催されている。
参加者も増え、今大会では白、青帯の階級別は2面で進行、紫、黒帯は1面、その後のオープンクラスは2面に戻すという変則的なマット構成を採用。
黒帯はフェザーのトーナメントが組まれ、レフェリー兼選手で参戦したトラスト柔術アカデミーの生田誠が優勝。また、紫帯では藤林陽平(ギムナシオン札幌)が2階級制覇、青帯では諸澤陽斗(Over Limit BJJ)が2階級制覇を果たすなど、実力のある地元選手の台頭も見られた。
大会主催者でSJJJF会長の村田良蔵は、2018年は春・夏・冬と年3回の大会開催を定着させていきたいと意気込む。国内外から多くの観光客が訪れる同地だけに、次回は第1回大会で見られたような海外勢、道外からの選手の参戦も期待したい。
アダルト黒帯ライトフェザーのトーナメントには5名がエントリー。生田とともに愛知から参戦したイ・サンス(トラスト柔術アカデミー)と冨田尚弥(パラエストラ札幌)の1回戦は、ダブルガードで引き込んだイからベリンボロでバックを奪った冨田がチョークを極めて0:45、一本勝ち。あっけない結末にイ自身も苦笑いだった。
反対ブロック、準決勝となる生田誠(トラスト柔術アカデミー)vs江崎壽(パラエストラ札幌)は、ダブルガードで上を取りポイントを先取した生田の猛攻を江崎が凌ぐ展開。残り2分ほどで生田がスイープ、江崎もスイープを返すが、その後は生田がスイープ、パスを奪い、P9-2で生田が決勝進出を決めた。
初戦を快勝した冨田は、準決勝で庄山真司(Over Limit BJJ)と対戦。庄山は10月のSJJIFワールドでシニア茶帯スーパフェザーを制して黒帯昇格を果たし今回が黒帯初試合だったが、冨田から7:47、ボーアンドアローを極められて一本負け。冨田が決勝へコマを進めた。
江崎vs庄山の3位決定戦は、序盤から庄山をクローズドに捉えた江崎が5:42、三角腕十字を極めて快勝。庄山は2試合とも一本負けと、厳しい黒帯デビュー戦となってしまった。
会場中の視線が集中する中で行われた生田vs冨田の決勝。互いにスイープを重ねてP4-4で迎えた終盤、Xガードからのスイープを防ごうと場外逃避した冨田にペナルティが入り、P6-4で生田が接戦をものにして優勝を果たした。
アダルト紫帯オープンクラスは、ウルトラヘビーを制した藤林陽平(ギムナシオン札幌)と広鰭翔大(Over Limit BJJ)のワンマッチ決勝。大柄ながらキレのある動きを見せた藤林が5:30、柔道仕込みの突込絞めを極め、一本勝ちでWゴールド獲得。仕事が忙しく思うように練習ができていないという藤林だが、来年は国内の主要大会参戦に意欲を見せた。
青帯オープンクラスは、フェザー優勝を果たした諸澤陽斗(Over Limit BJJ)が荻野創太(FREE)を1:59、腕十字で下して優勝。17歳ながら道場スタッフとして柔術に専念する諸澤は今大会で一本勝ちを量産、道内で頭角を現している。
女子は白帯2階級とオープンクラスが組まれ、愛知から参戦した渡辺恵(トラスト柔術アカデミー)がライト、無差別でWゴールドを獲得。生田のセコンドも後押しして、一本勝ち、大量ポイント差での勝利を重ねた渡辺は柔術歴わずか4カ月。ほかの格闘技の経験もない中でのこの結果に、今後の成長が期待される。
大会終了後は生田誠とイ・サンスによるセミナーも行われた。本大会の恒例になったセミナーも着実に参加者が増えており、北海道の柔術熱の高まりが感じられた。
今大会のフォトギャラリーはコチラから!
【今日が誕生日の柔術家】ジョセフ・モク(33)、ジャミル・ヒル・テイラー(22)、チアゴ・ハタダ(30)、マリオ・ランジェル(36)
KinyaBJJ.com
©Bull Terrier Fight Gear
アダルト黒帯ライトフェザーのトーナメントには5名がエントリー。生田とともに愛知から参戦したイ・サンス(トラスト柔術アカデミー)と冨田尚弥(パラエストラ札幌)の1回戦は、ダブルガードで引き込んだイからベリンボロでバックを奪った冨田がチョークを極めて0:45、一本勝ち。あっけない結末にイ自身も苦笑いだった。
反対ブロック、準決勝となる生田誠(トラスト柔術アカデミー)vs江崎壽(パラエストラ札幌)は、ダブルガードで上を取りポイントを先取した生田の猛攻を江崎が凌ぐ展開。残り2分ほどで生田がスイープ、江崎もスイープを返すが、その後は生田がスイープ、パスを奪い、P9-2で生田が決勝進出を決めた。
初戦を快勝した冨田は、準決勝で庄山真司(Over Limit BJJ)と対戦。庄山は10月のSJJIFワールドでシニア茶帯スーパフェザーを制して黒帯昇格を果たし今回が黒帯初試合だったが、冨田から7:47、ボーアンドアローを極められて一本負け。冨田が決勝へコマを進めた。
江崎vs庄山の3位決定戦は、序盤から庄山をクローズドに捉えた江崎が5:42、三角腕十字を極めて快勝。庄山は2試合とも一本負けと、厳しい黒帯デビュー戦となってしまった。
会場中の視線が集中する中で行われた生田vs冨田の決勝。互いにスイープを重ねてP4-4で迎えた終盤、Xガードからのスイープを防ごうと場外逃避した冨田にペナルティが入り、P6-4で生田が接戦をものにして優勝を果たした。
アダルト紫帯オープンクラスは、ウルトラヘビーを制した藤林陽平(ギムナシオン札幌)と広鰭翔大(Over Limit BJJ)のワンマッチ決勝。大柄ながらキレのある動きを見せた藤林が5:30、柔道仕込みの突込絞めを極め、一本勝ちでWゴールド獲得。仕事が忙しく思うように練習ができていないという藤林だが、来年は国内の主要大会参戦に意欲を見せた。
青帯オープンクラスは、フェザー優勝を果たした諸澤陽斗(Over Limit BJJ)が荻野創太(FREE)を1:59、腕十字で下して優勝。17歳ながら道場スタッフとして柔術に専念する諸澤は今大会で一本勝ちを量産、道内で頭角を現している。
女子は白帯2階級とオープンクラスが組まれ、愛知から参戦した渡辺恵(トラスト柔術アカデミー)がライト、無差別でWゴールドを獲得。生田のセコンドも後押しして、一本勝ち、大量ポイント差での勝利を重ねた渡辺は柔術歴わずか4カ月。ほかの格闘技の経験もない中でのこの結果に、今後の成長が期待される。
大会終了後は生田誠とイ・サンスによるセミナーも行われた。本大会の恒例になったセミナーも着実に参加者が増えており、北海道の柔術熱の高まりが感じられた。
今大会のフォトギャラリーはコチラから!
【今日が誕生日の柔術家】ジョセフ・モク(33)、ジャミル・ヒル・テイラー(22)、チアゴ・ハタダ(30)、マリオ・ランジェル(36)
KinyaBJJ.com
©Bull Terrier Fight Gear