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2017年12月13日

【Review Wednesday】『PAUL SCHREINER: 1/2 Guard』その1

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。今週の「Review Wednesday」はDigitsuの教則DVD「PAUL SCHREINER: 1/2 Guard」を紹介します。

ポール・シュライナーはニューヨークにあるマルセロ・ガルシア・アカデミーのインストラクターで、Digitsuの教則モノではすでにおなじみの存在ですね。プレッシャーパスに特化した前作「PRECISE PRESSURE PASSING」から約1年、今回はハーフガードをテーマにした教則がリリースされました。

ハーフガードの教則は現在手に入るものだけでもカイオ・テハ、ジェフ・グローバー、ルーカス・レイチ、ベルナルド・ファリア……とさまざまですが、今回の「1/2 Guard」はなかなか正統派な構成で、ベーシックなハーフガードの考え方やテクニックを中心にした1枚目と、より複雑なテクを集めた2枚目の2部構成となっています(全編で約3時間)。

というわけで1枚目から再生してみると、袈裟固めや、ハーフガードで相手に脇を差されて抑え込まれている状態のスイープからスタート。このシークエンスで相手のベースの崩し方など今回のDVDに共通する身体の使い方の基本が説明されていますから、白・青帯でハーフを使ってみたい、おさらいしたいと思っている方は特に必見です。

それ以降も鉄砲返しやフックスイープなどベーシックなテクニックが続きますが、単なるテクニックの羅列ではなく、脇と首を差されてガッチリ押さえ込まれるような絶体絶命ポジションに至らないためのフレームの作り方、エビ・逆エビでのスペースの作り方、足や身体全体を使った相手の跳ね上げ方、トップにいる相手の狙い等々、ハーフガードの本質というか大切なポイントの数々がさまざまなカメラアングル、時にはポール一人の実演とともに解説されていて、とてもわかりやすく、気付きも多いです。

フックスイープひとつにしても、スイープしようとした際によくある「相手のベースがしっかりしていて足のフックが効かない」ような状態からの腕固めやオモプラッタ、バックテイクなどの派生までしっかり紹介されていますし、マルセロ一門らしく、マテウス・デニスが得意としているスイープなんかもピックアップされています。

全体的に丁寧なつくりで、ビギナーの方は1枚目だけでお腹いっぱいになるかもしれません。事実、自分も1枚目をじっくり見過ぎてしまったので、2枚目は来週しっかりレビューしたいと思います!


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【近日入荷予定】
『PAUL SCHREINER: 1/2 Guard』



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©Bull Terrier Fight Gear


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