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2018年01月25日

【インタビュー】イゴール・タナベ:自分が憧れていた選手たちと対抗できることが証明されたのはよかった

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昨年のムンジアルで悲願の初優勝し、大会後に紫帯昇格を果たしたイゴール・タナベ(RUL BJJ)。

そして今年からはアダルトでの大会参戦となり、ジュブナイルとは試合数も選手のレベルもグッと上がって、そこでどこまで戦えるか?に注目が集まっていた。

そんな中で階級別で3位、無差別で準優勝と2つのメダルを手にしたのは大健闘だっただろう。



そのイゴールに大会の感想などを聞いた。

──アダルト紫帯のヘビーで3位、オープンクラスで準優勝という結果でした。その試合の感想から教えてください。

イゴール:初めてのアダルトの試合、そして紫帯ということもあって試合前は緊張していましたが結果を残せてよかったです。この結果は周囲からは喜ばれたけど自分自身では納得していません。僕は優勝するために練習してきたし、優勝以外は望んでいないです。僕は負けた2試合ともが自分のミスが原因で負けたので、そのミスをわかってるし、そこをパン選手権までに修正して優勝できるようにします。あと今回の試合で力の差を感じたのでパンでは1階級下げてミドルで出ようと思っています。

──国内の大会とヨーロピアンの違いはどんなことを感じましたか?

イゴール:ヨーロピアンは凄く大きい大会でいいと思います。ヨーロピアンにしか出ないヨーロッパの選手もいるし、ビザの問題などでムンジアルに出れないブラジルの強い選手も出てくるのでレベルが高いです。自分自身としては柔術をやっている限り毎回出たい大会です。年明けということもあるし、その1年に向けての挑戦にもなりますね。

──今回戦った対戦相手の印象などを教えてください。

イゴール:前回まではジュブナイルだったので、試合数は多くても3試合ぐらいだったのが、今回は階級と無差別を合わせて9試合もやったので、とても疲れました。階級と無差別の1回戦の相手は極められたけど、それ以外は競った試合になって、少しのミスで負けてしまう試合だったので気が抜けないし、一人一人の強さを感じました。改めてジュブナイルとアダルトは強さのレベルが違うなと感じたし、試合時間も5分から7分になって、戦略も変わるし疲れも出ます。キツいですね。

──試合のレベルは日本と違ったでしょうか?

イゴール:日本では極めれる試合が多いけど海外では極めれる試合が少なかったです。あと自分と同じ大きさの選手があまりいないのですが、ヨーロピアンでは同じ階級に50人もの選手がいたのは驚きました。日本人と海外の選手の違いはフィジカルだと思います。海外の選手は力もスタミナもありました。そこの差も大きいと思いますね。

──ヨーロピアン終わったいまの感想はどうでしょうか?

イゴール:自分が負けたのもあるし、次に向けて同じことを繰り返さないようにミスを直すために練習するし、いままで練習してきたことも続けていきます。この負けは自分にとって気合いを入れるための材料になりました。正直、アダルトでここまでいけるとは思わなかったけど、大会に出てみて階級3位・無差別2位という結果を残せたので、これは自信になりました。自分はまだまだやれると信じています。いままで自分が憧れていた選手たちと対抗できることが証明されたのはよかったです。

──大会前の練習はどんなことをしてきたか教えてください。

イゴール:今大会に向けての練習は1か月前ぐらいから自分の道場であるRUL BJJで始めて、年末になって道場が休みになってからはジムの仲間を集めて自主練をTREE BJJでやってきました。その後、元旦から東京に行き、CARPE DIEMで寝泊まりさせてもらってずっと練習させてもらいました。CARPE DIEMではハイサムやトーマスという国内の重量級のトップ選手たちと練習できたのがよかったです。ハイサムの動きは早いし、トーマスの正確なテクニックは勉強になりました。自分の試合に対して大きな影響をもらいましたね。練習を一緒にしてくれたCARPE DIEMの人たちにもお礼を言いたいと思います。あとミューズ柔術アカデミーでは渡航費を稼ぐためにセミナーをやらせてもらったのもよかったです。またムンジアルの前にも同じようなセミナーをやらせてもらうことになってるので、そのときはぜひ参加お願いします。

──では最後にメッセージをお願いします。

イゴール:今回はみなさんの応援ありがとうございました。僕はどこにたどり着いても僕をずっと応援してくれているみなさんに感謝を忘れないです。僕はここまでいろんな人にお世話になってきたし、いまもなっています。そして自分の応援をしてくれてる方々がたくさんいますし、だから今回の結果は優勝できなくて情けないけど、これからはよりよい結果を出していきますので、今後も変わらずに応援よろしくお願いします。



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©Bull Terrier Fight Gear



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