2018年02月16日
【レポ】RICKSON GRACIE CUP 2018:色帯
ヒクソン杯の色帯は青、紫、茶帯で国内トップクラスの選手が出場しており、実績通りの活躍ぶりを見せていた。
茶帯はリダ・ハイサム、紫帯はルーカス・ヒロサワ、青帯はケイゾー・オサキ、女子青帯はカロリーナ・クワハラらがWゴールド。
ハイサムの強さはいまさら説明の必要はないだろうが、今大会ではやや極めきれずに判定勝ちだったが、それでも圧勝だったのは間違いない。
ルーカス・ヒロサワは階級別のワンマッチ決勝戦を12-0で完勝した後のオープンクラスでの試合ぶりが見事だった。
1回戦で石黒翔也、2回戦で平澤拡と戦ったが、その両者は今大会の前日に行われたJBJJF全日本オープンのオープンクラスの準優勝と優勝者で、その2人から勝利して勝ち上がっていったのは特筆モノだろう。
続く準決勝戦も体格差がある相手を絞めで秒殺し、決勝戦も得意とするマウントからの絞めを極めてWゴールドを決めた。
また青帯ではケイゾー・オサキとカロリーナ・クワハラのティーンエイジャーたちがイキのいい試合ぶりを見せている。
アダルト茶帯Wゴールドのリダ・ハイサム(CARPE DIEM)。
階級&無差別で6試合を戦ったが3試合を極めての勝利だった。
ムンジアル王者、ルーカス・レプリの元で柔術修行をしてきた山中健也(クラブバーバリアン)はアダルト茶帯フェザーで優勝。
決勝戦はグアムから参戦してきたジョセフ・テノリオ(カーウソングレイシーチーム)をトーホールドで極めて優勝。
アダルト茶帯ライトはワンマッチ決勝戦。
マウリシオ・モゾニ(クサノチーム)が本郷かずき(VISCA)から勝利して優勝した。
マウリシオの次戦は沖縄で開催されるコパ・ラスコンチャスの沖縄大会で、そこでは井手智朗と対戦予定だ。
女子アダルト茶帯フェザーは3人トーナメントで決勝戦は深津佐和子(ダムファイトジャパン)と堀ミサト(パトスタジオ)が対戦し、深津がマウントからアームロックを極めて一本勝ち。
アダルト紫帯のルーカス・ヒロサワ(INFIGHT JAPAN)の階級別はヘビーでワンマッチ決勝を制し、オープンクラスは4試合を勝ち抜いてのWゴールドだ。
ルーカス・ヒロサワ(INFIGHT JAPAN)
「これからムンジアルまで月イチのペースで試合に出て調整していきたいと思っています。昨年は初戦敗退だったので今年はしっかりと結果を残せるように試合も練習も頑張ります。応援よろしくお願いします。」
石黒翔也(ボンサイ)はアダルト紫帯ライトフェザーで優勝。
今大会の前日のJBJJF全日本オープンでも優勝している石黒は国内トップの紫帯軽量級選手といえるだろう。
アダルト青帯ライトフェザー決勝戦はともに10代という新鋭同士の対戦に。
丹羽飛竜(AXIS横浜)とペドロ・アキラ・ネモト(INFIGHT JAPAN)の技巧派対決は丹羽がバックマウントを奪って勝利して優勝。
昨年のムンジアル&今年のヨーロピアンでジュブナイル青帯Wゴールドのカロリーナ・クワハラ(INFIGHT JAPAN)。
今大会でも階級&無差別の試合全てを一本勝ちで圧勝した。
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