2018年03月07日
btbrasil at 15:36 Permalink
【Review Wednesday】Jiu Jitsu NERD Vol.10 by 成田サトシ
みなさんおつかれさまです。Jiu Jitsu NERDライターの成田です。今回ご紹介するのは、明日(3/8)発売の『Jiu Jitsu NERD vol.10』です。
「ブラジリアン柔術をもっと知る・観る・楽しむためのオタク的マガジン」として2013年にスタートした本誌も、創刊準備号から数えれば11冊目となりました。
巻頭は表紙にも登場しているアンドレ・ガウヴァオンのインタビュー! 昨年のムンジアルで5度目の戴冠となったアンドレのムンジ前のトレーニングや世界最強となったATOSの選手育成の秘密などに迫っているほか、選手ヒストリーも2004年の茶帯時代(初来日)からばっちりフォローされています。
インタビューを担当したのはKINYABOYZサンディエゴ支部のサベージ飯嶋くん! 自分がサンディエゴ居残り中は、道場に行けども行けどもアンドレ不在で、無人の真っ青なマットを眺めるしかなかった甘酸っぱい記憶がよみがえります。
そして、おなじみの大会レポでは、昨年のムンジアルやパンナムをはじめ、日本人選手も多数活躍したワールドマスターやアジア、SJJIFワールド、コパ・ブルテリアやASJJFを中心とした国内外の大会の模様を一挙収録!
フィンランドで開催されたADCCレポ、昨年秋に敢行したJiu Jitsu NERD ニューヨーク巡業で取材したパウロ・ミヤオ、ゴードン・ライアン、JTトーレスらADCC出場者のインタビューもとうとう公開です!
パウロはステロイド問題、ゴードンはベールに包まれた(?)選手生活、JTはノーギでの戦略や新ジムについてとインタビューの話題もさまざまですし、ブラジルの町道場を真空パックで直輸入したようなUnity、メガジムのヘンゾ、オープンしたてでピッカピカのEssential Jiu Jitsuと、彼らの練習環境の雰囲気も少しはお伝えできているかと思います。
さらに、恒例となった1年間の柔術界を振り返る10大ニュース&BJJ AWARD選考の座談会も誌上再録。2013年に「BJJブロガー座談会」としてスタートした本企画、当時から数少ない自分の担当コーナーなわけですが、今回は思いのほかページに余裕があり、昨年は割愛したAWARD選考会の様子も再現してみました。もちろん端折っているところもありますから、そちらは近日公開予定のYouTubeをご覧ください。
既報の通り『Jiu Jitsu NERD』は今号をもって休刊ということで、出版界の通例通り最終号となるか、はたまた不定期でリリースされるかは、編集発行人である橋本さんの采配次第!!!
個人的な記憶をまさぐると、柔術ってどんなものなんだろう?と書泉グランデで日系人らしき双子(ミヤオ兄弟)が表紙の創刊準備号をゲットし、ビギナーを置いてけぼりにする振り切った内容に開いた口がふさがらなかったのが自分と本誌とのファーストコンタクトでした。
自費出版でいいから出しちゃおう的な抑えきれない衝動を生み出す魅力がこの格闘技にはあるのか!と感銘を受けたかどうかは記憶の彼方ですが、サブカル的なノリでも楽しむことができるのかなと、柔術に興味を持つ大きなきっかけになった雑誌でもあります。
その後、カレー好きとして中央線界隈で知られる編集者・カレーの島田さんの紹介でミューズに入会し、本誌を手伝うようになったわけで、いまではギャラの話も話題にすら上らなくなり、つくづく人生ってわからないものだなと思う次第です。
というわけで話が脱線しましたが、『Jiu Jitsu NERD vol.10』は今号に限って通常の冊子版だけでなく、初の試みとしてAmazonから電子版の配信も行います。ぜひお好みのフォーマットで手に取っていただけますと幸いです!
【明日発売】
『Jiu Jitsu NERD Vol.10』
フルカラー64ページ 定価700円
<インタビュー>
アンドレ・ガウヴァオン
ゴードン・ライアン
JTトーレス
パウロ・ミヤオ
<大会レポート>
ムンジアル
ワールドマスター
SJJIFワールド
その他国内外大会多数
<特集>
2017年10大ニュース&
BJJ AWARD選考座談会
■内容詳細はコチラから!
【今日が誕生日の柔術家】マリオ・カタヤマ、パトリシア・ラージェ
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