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2018年03月09日

【レポ】福岡国際2018:その他の試合

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福岡国際の福岡グランプリ以外で行われた大会を紹介する。

黒帯はワンマッチのみしか行われなかったが、茶帯と紫帯は複数のトーナメントが開催されている。



ワンマッチ決勝戦だった黒帯マッチは韓国vs日本の国際戦で、韓国のパク・ジュンヨンが地元・福岡の西本を絞めで秒殺。

茶帯でもキム・ジンスンが階級&無差別でWゴールドを達成しており、韓国勢の活躍が目立っていた。

いま韓国は柔術ブームの真っ最中で、6つもの連盟が存在し、そのそれぞれが独自に大会を開催しているが、そのどれもが5〜600人規模の参加者を集めているという。

昨年のIBJJFアジアでも韓国人選手が多数入賞しており、また6月にはASJJFのアジアオープンが韓国のソウルで開催されるなど、隣国の柔術シーンの過熱ぶりには目を見張るものがある。

今大会は福岡国際と国際の名を大会名に冠したが、その大会名に相応しい国際色豊かな大会となっており、日本、韓国、台湾、フィリピン、香港、タイなどから選手が参戦し、決して名前負けしていなかった点は評価されるべきだろう。

初開催にも関わらずに大きなトラブルもなく無事に大会を終えられたことはもちろんのこと、前述したように海外から参戦してきた選手向けに英語でのインフォメーションやホスピタリティなどの充実ぶりは特筆すべきことだった。

最近の大会では見られなくなった大会パンフレットも作成したことや多数の賞品・景品があったもの選手にとっては嬉しいことなのは間違いない。

この大会を主催したマスタージャパン福岡の弘中・荒牧の両氏は年に1回の定期開催を明言しており、来年の第2回大会はさらなる規模で開催されるのは間違いないので、いまから次回大会が楽しみでならない。


01
マスター2黒帯ミドル決勝戦
パク・ジュンヨン(サナイJJ)
vs
西本健治(メフォーゼ)
今大会唯一の黒帯マッチは日韓戦となり、パクが西本を送り襟絞めで極めて1:47 一本勝ちで優勝。



02
アダルト茶帯ライトフェザー決勝戦
井手智朗(パラエストラなかがわイデDOJO)
vs
大古場歩(AXIS福岡)
ワンマッチ決勝戦だったこの試合はお互いノーポイントで相譲らずの攻防だったが、レフェリー判定で井手が辛勝。



03
03アダルト茶帯フェザー決勝戦
廣瀬玄典(CARPE DIEM福岡)
vs
川崎淳平(パラエストラなかがわイデDOJO)
今大会で茶帯デビューだった廣瀬が川崎をペナルティ差で退けるも試合内容は膠着のペナルティが両者に入る動きの少ないものだった。



04
マスター2茶帯でWゴールド達成のキム・ジンスン(サナイJJ)。
ミディアムヘビーで山口薫(JJJ)を、オープンクラスでは丸井憲一郎(チェックマットCDJJ TOKYO)から勝利して2つの金メダルを獲得。



05
アダルト紫帯ルースター決勝戦
松澤豊(AXIS福岡)
vs
飛永和宣(CARPE DIEM福岡)
ワンマッチ決勝戦のこの試合は松澤が絞めを極めて一本勝ち。



06
アダルト紫帯フェザー決勝戦
西村大智(ストレイトJJ)
vs
河野理人(EMAC)
京都から参戦の西村とタイ・バンコクからはるばるエントリーしてきた河野の日本人同士の国際戦は7-2で西村が勝利したが河野の粘りも光った。



07
アダルト紫帯ライト決勝戦
結城大樹(マスタージャパン)
vs
山下健士(パラエストラなかがわイデDOJO)
ポイント2−2、アドバンテージ2−2、ペナルティ-1ー-2というペナルティ1つが勝敗を分けた試合は結城が勝利。



08
アダルト紫帯ミディアムヘビー決勝戦
脇本恭平(T-REX)
vs
古田康一郎(パラエストラなかがわイデDOJO)
MMAでも活躍中の脇本が4−0で勝利してワンマッチ決勝戦を制した。



09
アダルト紫帯オープンクラス決勝戦
山下健士(パラエストラなかがわイデDOJO)
vs
脇本恭平(T-REX)
階級別で煮え切らない試合をした山下だったがオープンクラスで奮起。
決勝戦までの2試合を極めて勝ち上がり決勝戦も1:49 腕十字で極めて優勝を果たした。



10
大会を主催したマスタージャパン福岡の弘中邦佳と荒牧誠。
初開催の福岡国際を見事に仕切って大会を成功に導いた立役者。
次回は来年の春以降の開催を予定しており、さらなる規模での大会となることを期待したい。



■今大会のフォトギャラリーはコチラから!



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KinyaBJJ.com



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©Bull Terrier Fight Gear



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