2018年05月22日
【レポ】クレバー・ルシアーノ柔術セミナーbyスロース荒井
5月8日(火)に東京・代々木のミューズ柔術アカデミーにて開催された「クレバー・ルシアーノ柔術セミナー」に参加したので、ここにレポートする。
セミナーの内容に関しては私の拙い記憶を辿ったものであることを、ご了承願いたい。
講師のクレバー・ルシアーノ先生は柔術黒帯・五段。
現在の日本における最高段位は四段であり、五段以上は未知の領域で崇高な存在と感じる。
私がセミナー開始時刻を遅れて会場に入室するとクレバー先生がすぐさま、こちらに向かってこられて笑顔で握手を交わした。
そんな気さくそうなクレバー先生の人柄もあって、終始明るい雰囲気でセミナーが進行。
デモンストレーションを終えるたびに「モウイッカイ?」と連呼し、積極的に日本語を使おうとされているのが印象的であった。
セミナーで紹介されたテクニックの多くは手順が少なくて"すぐに使えそうな"テクニックが多く、実用性の高さは抜群。
それはクレバー先生が現役のMMA選手であることが影響しているのかもしれない。
セミナー開始から10分ほど、私が途中参加した時には”担ぎパス”が紹介されていた。
担ぎパスは私の得意技でもあり、正に"すぐ使えそう"で気持ちが高まる。
次は”担ぎパス”のディフェンスとカウンター。
オモプラッタ、バックチョーク、腹固めなどといった極め技に繋げられるので楽しくドリルを行うことができた。
その次に紹介されたのは"ラッソー・バタフライ"なるテクニック。
これはその名の通りラッソーガードとバタフライガードを組み合わせたもの。
私の経験上、ラッソーガードを用いると高い防御力を発揮できるが攻撃に転じる事が難しく感じていた。
バタフライガードは高い攻撃力を秘めているが、アタックを仕掛ける前の段階で相手に圧力に負ける事が多い傾向にあった。
その点、"ラッソー・バタフライ"は、それぞれのガードの(私にとっての)欠点を補った究極奥義。
少ない手順で相手に自分の力が伝わりやすい、柔よく剛を制すテクニックといえる。
続いて"ラッソー・バタフライ"からの展開のドリルを実施。
ここではスイープからのマウントポジュション奪取、スイープから足関節技への移行するなどといったバリエーションがあった。
そして、最後に紹介されたのは"ベリンボロを用いたパスガード"。
これまでとは打って変わって、難解なパズルを解くような複雑な動きである。
現在の私には到底思い浮かばないような奇想天外なムーブでパスガードを実現させているのは感動モノであった。
このテクニックだけは"シークレット"ということで「動画をSNSにアップするのはNG」との事。
その他のテクニックはアップしても良いのであろうか?
そんな流れでセミナーは終了。
私にとっては行き詰った状態から抜け出すための活路を見だすきっかけとなりそうで、大いに収穫があったといえる。
この「クレバー・ルシアーノ柔術セミナー」は会場を変えて連日開催されるなど、約10日間の日本滞在が多忙であったことが伺える。
そんなクレバー先生は来る7月7日、韓国・ソウルで開催されるMMAイベント「アルゼルト3」の参戦予定選手として名前が挙げられている。
ММAファイターとしてのクレバー・ルシアーノ選手がどういったファイトを繰り広げるのか、注目したい次第である。
そう、我々はMMAをやりたいのだ。
KinyaBJJ.com
©Bull Terrier Fight Gear
そんな気さくそうなクレバー先生の人柄もあって、終始明るい雰囲気でセミナーが進行。
デモンストレーションを終えるたびに「モウイッカイ?」と連呼し、積極的に日本語を使おうとされているのが印象的であった。
セミナーで紹介されたテクニックの多くは手順が少なくて"すぐに使えそうな"テクニックが多く、実用性の高さは抜群。
それはクレバー先生が現役のMMA選手であることが影響しているのかもしれない。
セミナー開始から10分ほど、私が途中参加した時には”担ぎパス”が紹介されていた。
担ぎパスは私の得意技でもあり、正に"すぐ使えそう"で気持ちが高まる。
次は”担ぎパス”のディフェンスとカウンター。
オモプラッタ、バックチョーク、腹固めなどといった極め技に繋げられるので楽しくドリルを行うことができた。
その次に紹介されたのは"ラッソー・バタフライ"なるテクニック。
これはその名の通りラッソーガードとバタフライガードを組み合わせたもの。
私の経験上、ラッソーガードを用いると高い防御力を発揮できるが攻撃に転じる事が難しく感じていた。
バタフライガードは高い攻撃力を秘めているが、アタックを仕掛ける前の段階で相手に圧力に負ける事が多い傾向にあった。
その点、"ラッソー・バタフライ"は、それぞれのガードの(私にとっての)欠点を補った究極奥義。
少ない手順で相手に自分の力が伝わりやすい、柔よく剛を制すテクニックといえる。
続いて"ラッソー・バタフライ"からの展開のドリルを実施。
ここではスイープからのマウントポジュション奪取、スイープから足関節技への移行するなどといったバリエーションがあった。
そして、最後に紹介されたのは"ベリンボロを用いたパスガード"。
これまでとは打って変わって、難解なパズルを解くような複雑な動きである。
現在の私には到底思い浮かばないような奇想天外なムーブでパスガードを実現させているのは感動モノであった。
このテクニックだけは"シークレット"ということで「動画をSNSにアップするのはNG」との事。
その他のテクニックはアップしても良いのであろうか?
そんな流れでセミナーは終了。
私にとっては行き詰った状態から抜け出すための活路を見だすきっかけとなりそうで、大いに収穫があったといえる。
この「クレバー・ルシアーノ柔術セミナー」は会場を変えて連日開催されるなど、約10日間の日本滞在が多忙であったことが伺える。
そんなクレバー先生は来る7月7日、韓国・ソウルで開催されるMMAイベント「アルゼルト3」の参戦予定選手として名前が挙げられている。
ММAファイターとしてのクレバー・ルシアーノ選手がどういったファイトを繰り広げるのか、注目したい次第である。
そう、我々はMMAをやりたいのだ。
KinyaBJJ.com
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