2018年08月06日
【レポ】JBJJF全日本選手権:黒帯
8/5(日)、東京・大田区の大田区体育館でJBJJF主催「全日本選手権」。
JBJJF主催大会の中で最も歴史が古い今大会は今年で19回目の開催となり、今回も全日本の名に恥じない規模と顔ぶれが揃っている。
現在、日本ではこのJBJJFの他にJJFJやSJJJFなどの連盟があり、各連盟ごとに独自に全日本選手権を開催しているが、どれも今大会ほどの規模には至っていないのが現状だ。
とはいえ今大会にも懸念される部分はあり、参加者の大多数は日本人選手で日系ブラジル人は全体の1割にも満たないことや大会スケジュールの過密さなどが挙げられる。
日本の柔術人口の中でかなりの割合を占めると思われる日系ブラジル人がほとんど出ていない中で大会のうたい文句である“日本一を決める”というのは個人的には同意しかねるが、参加者を募る形での大会開催なのだから致し方ないか。
日系ブラジリアンの大会参加者数は今大会の参加者総数410人に対し20人余りで、そのパーセンテージはわずか5%ほどに留まっていることはここに記しておきたい。
そして先週のグランドスラム東京に続いてのビッグトーナメント、しかも同会場での大会開催というのは大会日程の過密さを改めて考えさせられた。
さらに翌週には名古屋で国内でも最大規模の大会の1つであるコパブルテリアも開催予定で、選手の中にはグランドスラム東京、JBJJF全日本、コパブルテリアと3週連続で試合出場の猛者もおり、その気合いには圧倒される思いだ。
そんなJBJJF全日本選手権、まずは黒帯からレポートしていく。
アダルト黒帯オープンクラス決勝戦
○関根秀樹(ブルテリアボンサイ)
vs
×ホブソン・タンノ(INFIGHT JAPAN)
オープンクラス決勝は階級別優勝者同士の対決に。ダブルガードから上を取った関根がアドバンで先制。シュシャは変形のスパイダーで凌ぐも関根の圧力に屈してパス、ニーオンザベリーを許しP5-0で敗退。関根が階級別&無差別のWゴールドを獲得した。
アダルト黒帯ルースターの4人がエントリーしたトーナメントは芝本幸司と澤田伸大のトライフォース柔術アカデミー同士でクローズアウトし、記録上は芝本が優勝で全日本7連覇となった。芝本は物河祐亮をアドバン4-1、澤田は渡辺翔平を8:26、腕十字で退けての決勝進出だった(写真は芝本対物河の準決勝の様子)。
アダルト黒帯ライトフェザー決勝戦
○橋本知之(CARPE DIEM)
vs
×鍵山士門(デラヒーバジャパン)
昨年と同じ顔合わせとなったライトフェザー決勝。決勝までの3試合中2試合を一本勝利で勝ち上がった橋本が鍵山からバックの4ポイントを奪い、チャンスを与えないまま試合終了。これで橋本は全日本3連覇となった。
アダルト黒帯フェザー決勝戦
○八巻祐(X-TREME EBINA)
vs
×大塚博明(PSBJJ荻窪)
初戦をP9-0、準決勝をアームロックで順当に勝ち上がってきた八巻が、決勝では大塚からパスを奪い、P3-0で全日本初制覇。
アダルト黒帯ライト決勝戦
○ホブソン・タンノ(INFIGHT JAPAN)
vs
×アサダ・トシオ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
前週のアブダビグランドスラム東京から連戦の二人の対決。毛利部慎佑を三角腕十字、細川顕をアドバン差で下してきたシュシャが古巣の師匠アサダ相手にP6-0から9:48、ボーアンドアローを極めて一本勝ちで階級別優勝。
アダルト黒帯ミドル決勝はCARPE DIEM同士のクローズアウトで、田村幸成がトーマス・ミツに勝利を譲り、黒帯全日本初戴冠。トーマスは初戦の櫻井健をバックチョーク、準決勝の森戸新士をP25-0で圧勝しての決勝進出。
アダルト黒帯ミディアムヘビー決勝戦
○添田航平(吹田柔術)
vs
×中村勇太(T-REX柔術アカデミー)
初戦で新美吉太郎をP13-0で下して決勝へ進んだ添田が、中村相手にP12-0から6:30、腕十字を極めて一本勝ちで優勝。
アダルト黒帯ウルトラヘビー決勝戦
○関根秀樹(ブルテリアボンサイ)
vs
×平間良浩(IMPACTO JAPAN B.J.J)
階級別唯一のワンマッチ決勝は、試合中盤でバックドロップも繰り出した関根がP2-0で勝利し優勝。
本文・橋本欽也 画像&キャプ・成田サトシ
KinyaBJJ.com
©Bull Terrier Fight Gear
とはいえ今大会にも懸念される部分はあり、参加者の大多数は日本人選手で日系ブラジル人は全体の1割にも満たないことや大会スケジュールの過密さなどが挙げられる。
日本の柔術人口の中でかなりの割合を占めると思われる日系ブラジル人がほとんど出ていない中で大会のうたい文句である“日本一を決める”というのは個人的には同意しかねるが、参加者を募る形での大会開催なのだから致し方ないか。
日系ブラジリアンの大会参加者数は今大会の参加者総数410人に対し20人余りで、そのパーセンテージはわずか5%ほどに留まっていることはここに記しておきたい。
そして先週のグランドスラム東京に続いてのビッグトーナメント、しかも同会場での大会開催というのは大会日程の過密さを改めて考えさせられた。
さらに翌週には名古屋で国内でも最大規模の大会の1つであるコパブルテリアも開催予定で、選手の中にはグランドスラム東京、JBJJF全日本、コパブルテリアと3週連続で試合出場の猛者もおり、その気合いには圧倒される思いだ。
そんなJBJJF全日本選手権、まずは黒帯からレポートしていく。
アダルト黒帯オープンクラス決勝戦
○関根秀樹(ブルテリアボンサイ)
vs
×ホブソン・タンノ(INFIGHT JAPAN)
オープンクラス決勝は階級別優勝者同士の対決に。ダブルガードから上を取った関根がアドバンで先制。シュシャは変形のスパイダーで凌ぐも関根の圧力に屈してパス、ニーオンザベリーを許しP5-0で敗退。関根が階級別&無差別のWゴールドを獲得した。
アダルト黒帯ルースターの4人がエントリーしたトーナメントは芝本幸司と澤田伸大のトライフォース柔術アカデミー同士でクローズアウトし、記録上は芝本が優勝で全日本7連覇となった。芝本は物河祐亮をアドバン4-1、澤田は渡辺翔平を8:26、腕十字で退けての決勝進出だった(写真は芝本対物河の準決勝の様子)。
アダルト黒帯ライトフェザー決勝戦
○橋本知之(CARPE DIEM)
vs
×鍵山士門(デラヒーバジャパン)
昨年と同じ顔合わせとなったライトフェザー決勝。決勝までの3試合中2試合を一本勝利で勝ち上がった橋本が鍵山からバックの4ポイントを奪い、チャンスを与えないまま試合終了。これで橋本は全日本3連覇となった。
アダルト黒帯フェザー決勝戦
○八巻祐(X-TREME EBINA)
vs
×大塚博明(PSBJJ荻窪)
初戦をP9-0、準決勝をアームロックで順当に勝ち上がってきた八巻が、決勝では大塚からパスを奪い、P3-0で全日本初制覇。
アダルト黒帯ライト決勝戦
○ホブソン・タンノ(INFIGHT JAPAN)
vs
×アサダ・トシオ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
前週のアブダビグランドスラム東京から連戦の二人の対決。毛利部慎佑を三角腕十字、細川顕をアドバン差で下してきたシュシャが古巣の師匠アサダ相手にP6-0から9:48、ボーアンドアローを極めて一本勝ちで階級別優勝。
アダルト黒帯ミドル決勝はCARPE DIEM同士のクローズアウトで、田村幸成がトーマス・ミツに勝利を譲り、黒帯全日本初戴冠。トーマスは初戦の櫻井健をバックチョーク、準決勝の森戸新士をP25-0で圧勝しての決勝進出。
アダルト黒帯ミディアムヘビー決勝戦
○添田航平(吹田柔術)
vs
×中村勇太(T-REX柔術アカデミー)
初戦で新美吉太郎をP13-0で下して決勝へ進んだ添田が、中村相手にP12-0から6:30、腕十字を極めて一本勝ちで優勝。
アダルト黒帯ウルトラヘビー決勝戦
○関根秀樹(ブルテリアボンサイ)
vs
×平間良浩(IMPACTO JAPAN B.J.J)
階級別唯一のワンマッチ決勝は、試合中盤でバックドロップも繰り出した関根がP2-0で勝利し優勝。
本文・橋本欽也 画像&キャプ・成田サトシ
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— Jiu Jitsu NERD (@Jiu_Jitsu_NERD) 2018年8月6日
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