English Portugues Japanese

2018年08月27日

【ニュース】内山裕規、黒帯昇格!

00
かねてより当ブログでもレビューやレポートを執筆してくれている内山裕規さんが黒帯昇格しました。

内山さんは来月開催のIBJJFアジアに黒帯で出場予定です。

今回は内山さんの黒帯昇格記念インタビューを掲載します。



──黒帯昇格、おめでとうございます!まず最初に黒帯になった感想からお願いします。

内山:正直とても驚きました。石川先生から黒帯昇格をメールで伝えられたのですが、正直信じられなくて。黒帯としてやっていけるか不安はありますね。もう茶帯を巻いて3年間が経過していたので期間的なものは充分だったとは思うんですが、それでも不安な気持ちはあります。ただ黒帯を巻くのはベルトセレモニーが終わってからなので、IBJJFアジアの試合は黒帯の登録が間に合えば黒帯で出て、それ以降の指導や練習では茶帯を巻いていく予定です。9月中旬にベルトセレモニーがあるんですけどスケジュールの都合でそこに参加できないので、私の場合は12月のベルトセレモニーで黒帯昇格となる見込みです。なのでまだ実感は湧いてないですね。

──今回は撮影のために黒帯を巻いてもらいましたが実際に黒帯を巻くのはIBJJFアジアの試合が最初になるということですね。その黒帯初試合がいきなり大きな国際戦です。それについてはどうですか?

内山:自分が今までやってきたことを試してみるしかないですね。自分は黒帯になりたてなので、誰が相手でもチャレンジャーなので自分が出来る限りのことをやるだけです。

──柔術を始めたのはいつですか?

内山:2011年の10月なんですけど、その前に学生時代に柔道をやっていて高校を卒業してからパラエストラ千葉に入会して、当初ジムではMMAとキックをやっていました。MMAファイターになるのが目標だったので、その練習の一環として柔術もやるようになったんですが、そこで柔術にハマったんです。そして白帯で大会に出て優勝して青帯になったんで白帯時代はほとんどなくて、ほぼ青帯スタートみたいな感じでした。

──では紫帯になったのはいつでしたか?

内山:2013年の11月だったと思います。その年のIBJJFアジアで青帯で優勝して紫帯になりました。そして茶帯になったのは2015年のIBJJF名古屋インターナショナルで優勝した時ですね。茶帯までは結構順調に帯が上がっていったんですが、茶帯になってからは勝てない時期が続いて結果的に3年間巻くことになってしまいました。この期間はすごい辛かったですね。でもその代わりに茶帯まで短期間できてしまった分をちゃんと取り戻せたかなと思ってます。

──茶帯でのタイトルを教えてください。

内山:去年のアビダビグランドスラム東京で優勝してて、一昨年にはプロ柔術に出させて頂き勝利しています。今年は2月に福岡国際の女子の賞金トーナメントで優勝、そして今月のJBJJF全日本での優勝ですね。このJBJJF全日本で優勝したことで黒帯昇格が認められました。

──それだけの戦績があれば黒帯昇格も文句なしですね。

内山:だと思いたいですね(笑)。ですが黒帯の方たちと練習させてもらると、やっぱりやられてしまう場面が多々あるので、まだ不安しかないです(苦笑)。


01
JBJJF全日本選手権で茶帯ライトで優勝、無差別でも準優勝した内山裕規(CARPE DIEM)。
青帯時代から大会には積極的に参戦している。



──いまCARPE DIEM GIRLZとミューズ柔術アカデミーで指導をしていますけど、指導することについてはどうですか?


内山:去年の秋にCARPE DIEMで女子部門のCARPE DIEM GIRLZができるときにスタート時からインストラクターとしてやらせて頂いてます。ミューズは青帯の頃からクラスに参加させてもらっていて、サブインストラクターとしてクラスのお手伝いをさせてもらっていたので、その頃からの経験がいまに活きてる部分もありますね。指導では実際に試合で使って有効だったテクニックを教えていますが、まだまだインストラクターとしても未熟だと思うので、基本も新しい技もどんどん勉強もしなきゃなっていう責任感ができたのはよかったですね。

──指導しているときに気をつけていることはありますか?

内山:CARPE DIEM GIRLZでもミューズでも指導するときはその場にいる人のレベルに合ったテクニックをやるように心がけてます。1つのクラスで複数のテクニックをやったり、アドバンス的なテクニックをやりすぎてしまうと初心者には覚えてもらえなかったりもするので気をつけてます。CARPE DIEMもミューズもまだ白帯と青帯が中心なので、基本の反復練習やドリルを特に重要視しています。

──CARPE DIEM GIRLZでの指導はどうですか?

内山:女性のみのジムというのは日本で初めてのことだし、世界的にみても珍しいと思うので、そこで指導をやらせてもらえてることは貴重な経験だと思います。当然のことながらクラスを受けてる人はみんな女性なので気兼ねなく楽しく指導できてますね。どうしても男性を相手に教えると気負ってしまったりするのですが、女性が相手だと気心が知れてるというかやりやすさはあります。最近は新しく石黒(悠希)さんが加入したし、去年から一緒にやっている中尾(美季)さんもいて、よりよい指導と練習ができるように切磋琢磨しています。

──ではミューズでの指導はCARPE DIEM GIRLZに比べ、どんな違いがありますか?

内山:ミューズが私が柔術を始めた当初からやっているので勝手知ったる仲というか、身内みたいな人たちばっかなんですよね(笑)。だからやっぱ居心地もいいし、凄くやりやすくて楽しいですね。でもただ楽しいことだけやってればいいかというとそういうことでもないので、そこは考えて指導するようにしています。CARPE DIEM GIRLZとミューズは全然違うジムなんですけど、どちらも楽しいですよ。


02
ミューズ柔術アカデミーの前身であるジュエルス格闘技スタジオ時代からサブインストラクターとして指導に従事。
現在は毎週金曜日にミューズで指導を担当している。



03
ミューズ柔術アカデミーのFacebookページはコチラから!



04
世界的にも珍しい女子オンリーのジムであるCARPE DIEM GIRLZはジム開設時から指導中。
CARPE DIEM GIRLZのFacebookページはコチラから!



──現在の練習を教えてください。昨年の秋からCARPE DIEMに移籍して練習環境はがらりと変わったと思いますが。


内山:CARPE DIEMでの練習に関してですけど、私自身はOLなんで昼間は普通に仕事をしていて、夜だけ指導や自分の練習をやってるんです。なのでCARPE DIEMの他のスタッフのように練習だけをやっているわけではないので、そこは誤解なきようお願いします(笑)。ガールズでの指導が終わったあとに他の会員さんと同じように一般クラスに混じって練習をさせてもらってます。CARPE DIEMのインストラクターさん達の技は世界の最先端というか新しいものを取り入れてらっしゃるので、それを学べるのは凄く刺激になるし、新しいテクニックを知ることはとても楽しいですね。

──では最後に目前に迫った黒帯デビュー戦の意気込みを教えてください。

内山:さっきも話しましたが、チャレンジャーの気持ちでやるだけですね。プレッシャーもありますけど、それを振り切って思い切った試合ができるかってことが一番大切だと思うので結果はどうあれ、悔いが残らない試合をしたいですね。



05
青帯〜紫帯まではパラエストラ千葉に在籍。
その後、パラエストラ東京を経由して昨年の秋にCARPE DIEMに移籍て現在に至る。



06
青帯ではIBJJFアジア(2013年)でWゴールドを獲得。
その後、紫帯に昇格した。



07
ムンジアルには毎年参戦しており紫帯のとき(2014年)に3位入賞を果たした。
このときは優勝したアナ・カロリーナ・ヴィレイラに敗れている。



_X8A0188
インタビューにもある通りにプロ柔術にも参戦(2015年)。
いまはCARPE DIEM GIRLZの指導仲間の中尾美季と対戦し腕十字で勝利している。



08
残念ながら茶帯になってからのムンジアルでは結果を残すことができなかったが国内ではトップクラスの実績を残してるだけに黒帯でも活躍を期待したい。



【今日が誕生日の柔術家】パウロ・ハギ



patch7
KinyaBJJ.com



btt
©Bull Terrier Fight Gear



この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔