2018年11月16日
【インタビュー】コブリンヤ:ハードワークとマインドセットが重要だ
今日と明日の2日間、CARPE DIEM広尾にてセミナーを行う"コブリンヤ"ことフーベンス・シャーレス。
コブリンヤはテクニックはもちろん、指導の合間に話す講義というか訓示的な言葉も印象的で、ある意味テクニック以上に重要なワードがわびたび聞かれた。
そのコブリンヤにインタビューをお願いしたので紹介したい。
──久しぶりの来日ですね。
ああ、本当に久しぶりだ。最初に日本に来たのは2006年でその翌年も来たけれど、今回はそれ以来だから10年以上ぶりのことだよ。
──初来日ではブルテリアが主催したプロ柔術Xに出たんですよね。
そうだ。トーナメントで決勝戦はシセロ・コスタとの試合だったね。その翌年の来日はZSTでバレット・ヨシダとグラップリングでの試合だった。日本では教則DVDも2本作ったし、いい思い出がたくさんだ。
──今回はCARPE DIEMでのセミナー開催とスタッフトレーニングのために来日ですね。
セミナーとスタッフトレーニングをそれぞれ2回ずつ行うことになっている。この日本に来る前には韓国、フィリピンに行ってきて、日本の後には中国に行くんだ。3週間のセミナーツアーの一環での来日なんだよ。
──すでにスタッフトレーニングを終えています。感想はどうですか?
日本の柔術のスキルレベルは凄く高いと感じているよ。また今日参加したメンバーはみな熱心にセッションを受けてくれていた。今回のスタッフトレーニングは通常ロサンゼルスの自分のジムで行ってる練習をアレンジしたもので、かなりハードなものだけど、これは選手としてハイレベルな試合を戦い抜くためには必要不可欠なものだ。ハードワークに勝るものはないからね。
──セッションの中でも話していましたが、選手としての心構えとして謙虚であることを強調し、チームとして強くなることを重要視していたのは非常に興味深かったです。
私が常日頃から心がけていることだよ。時にマットの中では自己中心的にならなければいけないことがある。相手にやりたいことをやらせずに自分のやりたいことだけをやるみたいに。でもそれだけではダメで、練習パートナーが自分のために練習を付き合ってくれたなら、自分も相手の練習に付き合ってあげなければならないし、お互いが助け合ってともに強くなっていく関係が必要だ。チャンピオンは一人だけでは作れない。チャンピオンには数多くの練習パートナーが必要なんだ。これこそがチームワークであり、もっとも大事なことだよ。
──カポエラムーブも指導していましたが。
私は柔術をやる前に14年間、カポエラを学んでいたんだ。その基礎があったから柔術でも成功を収めることができたと考えているんだ。カポエラをやることによってコンディショニング、フレキシビリティ、アジリティが鍛えられる。これらは柔術でも重要なことだからね。
──そして自身の選手引退についてもコメントしていました。
引退とは言ったけど完全引退ではなく、試合から少し離れてる感じかな。またやる気になったら試合に出る可能性はある。だけどいまはそのタイミングではないというだけだよ。去年の私は素晴らしい1年だった。IBJJFの主要トーナメントで優勝し、ADCCでも優勝して史上初のスーパーグランドスラムを達成できた。それを成し遂げるために家族やジムの仲間、練習パートナーたちが献身的に協力してくれた。だから今年は選手であることを休んでジムのこと、チームのことに時間を使うようにしているんだ。でも毎日の練習は欠かしていないしコンディションも悪くない。その気になればいつでも試合はできるけどね。だけどいまはジムのこと、生徒のことを第一に考えたいと思っている。
──生徒といえばあなたの息子であるケネディが黒帯になり、すでに多くの大会で優勝していますね。
ケネディは今年のムンジアルで茶帯で優勝し、その表彰台で黒帯を巻いたんだ。その後、ケネディは4大会で優勝しているよ。IBJJFのラスベガスオープンとロングビーチインターナショナル、そしてSJJJFのワールドとロシアの大会でも優勝してるんだ。ケネディはいまはフェザーで試合しているけど来年からはライトフェザーに階級を落とす予定なんだ。まずはヨーロピアンにライトフェザーで出るんだけど、どういった結果になるか楽しみにしているよ。
──ケネディは黒帯になっても好成績を残しています。なにか特別に教えたことなどはあるんですか?
そんなものないよ(笑)。ケネディには常にハードワークをこなせと言っていて、それを忠実に守っているだけだ。さっきも話したけどハードワークに勝るものなどなにもない。誰もがチャンピオンになりたくて誰もがハードワークをしているだろう。でもその中で一番のハードワークをこなした者がチャンピオンになるんだ。あとはマインドセット、よく考えて練習することだ。自分に妥協することなく常に全力で練習し追い込んでいく。そのためには強い精神力も必要だけど、それこそがマインドセットだ。ハードワーク&マインドセット、シンプルなことさ。
──その帝王学を直々に伝授したケネディの活躍ぶりには今後も注目したいと思います。最後にこれから行うセミナーのPRをお願いします。
セミナー初日はパスガードで2日目はガードを指導する。ただテクニックを教えるだけでなく私自身の経験からたどり着いたフィロソフィーも交えて指導したいと思っているよ。前回の来日から10年以上も経ってしまってるし、次はいつ日本に来れるかわからないから、ぜひこの機会を見逃さないで欲しい。みんなに会えるのを楽しみにしてるよ!
コブリンヤは今夜と明日の土曜日に2回のセミナーを開催予定でまだまだ参加申し込み受付中。
参加予約は以下のアドレスにメールでお申込みを。
carpediembrazilianjiujitsu@gmail.com
件名を「コブリンヤセミナー」で、本文に参加希望日、名前、性別を明記して申し込みしてください。
参加費の振込先を返信メールで送られてくるので、その参加費の振込の確認が取れた時点で申し込み完了となります。
いかなる理由でも振込後の返金はできないとのことなのでご注意を。
必ず24時間以内に返信されるとのことなので、もし返信がない場合は、03-6427-4163まで電話でお問い合わせしてください。
セミナー・Day1
「ガードをパスするピットストップコンセプト」
日時:11/16(金)19:00-21:00
セミナー・Day2
「ガードを保持するコンセプト」
11/17 (土)11:00-13:00
■セミナー詳細はコチラから!
■大会速報やニュース配信を行っているJiu Jitsu NERDのインスタグラムはコチラから!
KinyaBJJ.com
©Bull Terrier Fight Gear
ああ、本当に久しぶりだ。最初に日本に来たのは2006年でその翌年も来たけれど、今回はそれ以来だから10年以上ぶりのことだよ。
──初来日ではブルテリアが主催したプロ柔術Xに出たんですよね。
そうだ。トーナメントで決勝戦はシセロ・コスタとの試合だったね。その翌年の来日はZSTでバレット・ヨシダとグラップリングでの試合だった。日本では教則DVDも2本作ったし、いい思い出がたくさんだ。
──今回はCARPE DIEMでのセミナー開催とスタッフトレーニングのために来日ですね。
セミナーとスタッフトレーニングをそれぞれ2回ずつ行うことになっている。この日本に来る前には韓国、フィリピンに行ってきて、日本の後には中国に行くんだ。3週間のセミナーツアーの一環での来日なんだよ。
──すでにスタッフトレーニングを終えています。感想はどうですか?
日本の柔術のスキルレベルは凄く高いと感じているよ。また今日参加したメンバーはみな熱心にセッションを受けてくれていた。今回のスタッフトレーニングは通常ロサンゼルスの自分のジムで行ってる練習をアレンジしたもので、かなりハードなものだけど、これは選手としてハイレベルな試合を戦い抜くためには必要不可欠なものだ。ハードワークに勝るものはないからね。
──セッションの中でも話していましたが、選手としての心構えとして謙虚であることを強調し、チームとして強くなることを重要視していたのは非常に興味深かったです。
私が常日頃から心がけていることだよ。時にマットの中では自己中心的にならなければいけないことがある。相手にやりたいことをやらせずに自分のやりたいことだけをやるみたいに。でもそれだけではダメで、練習パートナーが自分のために練習を付き合ってくれたなら、自分も相手の練習に付き合ってあげなければならないし、お互いが助け合ってともに強くなっていく関係が必要だ。チャンピオンは一人だけでは作れない。チャンピオンには数多くの練習パートナーが必要なんだ。これこそがチームワークであり、もっとも大事なことだよ。
──カポエラムーブも指導していましたが。
私は柔術をやる前に14年間、カポエラを学んでいたんだ。その基礎があったから柔術でも成功を収めることができたと考えているんだ。カポエラをやることによってコンディショニング、フレキシビリティ、アジリティが鍛えられる。これらは柔術でも重要なことだからね。
──そして自身の選手引退についてもコメントしていました。
引退とは言ったけど完全引退ではなく、試合から少し離れてる感じかな。またやる気になったら試合に出る可能性はある。だけどいまはそのタイミングではないというだけだよ。去年の私は素晴らしい1年だった。IBJJFの主要トーナメントで優勝し、ADCCでも優勝して史上初のスーパーグランドスラムを達成できた。それを成し遂げるために家族やジムの仲間、練習パートナーたちが献身的に協力してくれた。だから今年は選手であることを休んでジムのこと、チームのことに時間を使うようにしているんだ。でも毎日の練習は欠かしていないしコンディションも悪くない。その気になればいつでも試合はできるけどね。だけどいまはジムのこと、生徒のことを第一に考えたいと思っている。
──生徒といえばあなたの息子であるケネディが黒帯になり、すでに多くの大会で優勝していますね。
ケネディは今年のムンジアルで茶帯で優勝し、その表彰台で黒帯を巻いたんだ。その後、ケネディは4大会で優勝しているよ。IBJJFのラスベガスオープンとロングビーチインターナショナル、そしてSJJJFのワールドとロシアの大会でも優勝してるんだ。ケネディはいまはフェザーで試合しているけど来年からはライトフェザーに階級を落とす予定なんだ。まずはヨーロピアンにライトフェザーで出るんだけど、どういった結果になるか楽しみにしているよ。
──ケネディは黒帯になっても好成績を残しています。なにか特別に教えたことなどはあるんですか?
そんなものないよ(笑)。ケネディには常にハードワークをこなせと言っていて、それを忠実に守っているだけだ。さっきも話したけどハードワークに勝るものなどなにもない。誰もがチャンピオンになりたくて誰もがハードワークをしているだろう。でもその中で一番のハードワークをこなした者がチャンピオンになるんだ。あとはマインドセット、よく考えて練習することだ。自分に妥協することなく常に全力で練習し追い込んでいく。そのためには強い精神力も必要だけど、それこそがマインドセットだ。ハードワーク&マインドセット、シンプルなことさ。
──その帝王学を直々に伝授したケネディの活躍ぶりには今後も注目したいと思います。最後にこれから行うセミナーのPRをお願いします。
セミナー初日はパスガードで2日目はガードを指導する。ただテクニックを教えるだけでなく私自身の経験からたどり着いたフィロソフィーも交えて指導したいと思っているよ。前回の来日から10年以上も経ってしまってるし、次はいつ日本に来れるかわからないから、ぜひこの機会を見逃さないで欲しい。みんなに会えるのを楽しみにしてるよ!
コブリンヤは今夜と明日の土曜日に2回のセミナーを開催予定でまだまだ参加申し込み受付中。
参加予約は以下のアドレスにメールでお申込みを。
carpediembrazilianjiujitsu@gmail.com
件名を「コブリンヤセミナー」で、本文に参加希望日、名前、性別を明記して申し込みしてください。
参加費の振込先を返信メールで送られてくるので、その参加費の振込の確認が取れた時点で申し込み完了となります。
いかなる理由でも振込後の返金はできないとのことなのでご注意を。
必ず24時間以内に返信されるとのことなので、もし返信がない場合は、03-6427-4163まで電話でお問い合わせしてください。
セミナー・Day1
「ガードをパスするピットストップコンセプト」
日時:11/16(金)19:00-21:00
セミナー・Day2
「ガードを保持するコンセプト」
11/17 (土)11:00-13:00
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