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2019年02月13日

【GOZOコラム】クロン・グレイシー出陣!UFC観戦マニュアル

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ブラジルブログでは馴染み深いと思われるクロン・グレイシー。

ヒクソン・グレイシーの息子として、柔術シーンで数々の栄冠を勝ち取り、MMAへも進出。

MMAでの戦績は4勝0敗、全てが1本勝ちという、まさにグレイシー一族の末裔として名に恥じることない期待の選手ですね。

<クロン・グレイシー MMA戦績>
2014年12/23 REAL vsキム・ヒョンス 1R 1:05 腕十字
2015年12/31 RIZIN vs山本アーセン 1R 4:58 三角絞め
2016年 9/25 RIZIN vs所英男 1R 9:44 RNC
2016年12/31 RIZIN vs川尻達也 2R 2:04 RNC

最近のグレイシーはイマイチぱっとしませんので、ある意味“最後の砦”感も否めませんが…。

そのクロン・グレイシーが遂にUFC参戦!

2月17日 『UFC on ESPN 1』 アリゾナ州フェニックス

クロン・グレイシー vs アレックス・カサレス

期待が高まります。ざわざわ

気になる対戦相手は、ブルース・リーロイのニックネームで知られる、アレックス・カサレス。TUFで名を上げ、現在UFCで活躍中。

カサレスの戦績は14勝11敗(3KO・3S)。

うちUFCでは10勝10敗。ランカーではありませんが、アグレッシブで華のあるファイトスタイルは印象に残る選手です。

この試合はクロンの査定マッチとして絶妙だと思います。

クロンからすると、ランキングちょい下のカサレスに勝てば、早くも次戦で対ランカーの可能性が出てきますし、UFC側からしてもクロンの力量を試すのにちょうどいい。

早くランキング入りしたいであろうクロンにとって、このカサレス戦はラッキーですね。

変則的で動きがあるカサレスと1本勝ちにひた走るクロン。

互いのファイトスタイルが交差し合うことは間違いなし!

果たして、クロンはどのような結果を残すのか。。

さて、ブラジルブログの読者さんはUFCって観ますか? 

興味ないと断言する柔術家がわりと多いような気もしますが。。

そこで、UFCを観る上でのポイントを解説。

まず、ユニファイド(統一)ルールと言われる判定基準を理解せよ!

ラウンド毎に優劣をつけるラウンドマスト方式です。

その為、各ラウンドでどちらが取っているかを認識しながら見る必要があります。

なので、ついビッグヒットに注目しがちですが、僅差になれば当然ジャブなどの細かい点も考慮する必要が出てきます。

もっと細かい話をすれば、下からのサブミッション的な仕掛けよりも、テイクダウンやパウンドなど、トップからの攻撃が判定で有利になる傾向があり、なかなか複雑な部分もあったりします。

これは、ボクシングにおいてジャブのポイントを重要視するネバダ基準だったり、レスリング文化のアメリカ故にテイクダウンの比重が大きかったりという要素が影響していると思われます。

そーしーてー、UFCでは各ブックメーカーにより勝敗のオッズが公表されるのをご存知ですか?

ちなみにこの記事を書いているときは、クロン1.25 : カサレス3.75。

オッズも考慮した上で自分なりの勝敗予想をすると、より面白くなったりもします。

全然人気のない方が勝つと予想して、実際に勝った時の自分の目に狂いはなかった的な快感とか(笑)

このように、UFCはギャンブルとしても成立しているので、先ほどのユニファイドルールのように、ある程度明確な判定基準が設けられています。


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が! 様々な要素が絡み合うMMAの判定に議論は付きものなので、モヤモヤする判定ももちろんあります。

でも、それに対してこれはこうだからちょっと違うよね〜って言えるようになったら一人前かも?そこを目指すのもまた一興。

グレイシーの期待の星であり最後の砦でもあるクロン。

今回のカサレス戦は、オッズ差以上に苦しむ可能性も大。

というのは、先程のルールにより、UFCでは下からの仕掛けがあまり評価されないからです。

クロンはテイクダウン能力が突出してるわけではないので、下からの展開を強いられる可能性も高くなることでしょう。

クロンはファーストアタックで、クリンチやタックルを使ってテイクダウンを奪いにいくと思われますが、それが無理な際は引き込む可能性も出てくるはずです。

そうなれば、しっかりフィニッシュするか、もしくはスイープしてトップをキープできるかがポイントになります。

当然クロンもUFC仕様の戦い方で試合に臨むはず。

数々の大会で接戦をものにしたクロンの試合巧者ぶりにも注目です。

そしてカサレスをクリアした場合、まずはランカー、そして可能な限り上位を目指して試合をしていくことになるのですが…。

フェザー級の上位ランカーには、絶対王者のホロウェイや、アルド、オルテガ、エドガーなど名だたる強豪がひしめいています。

下位ランカーでさえもマゴメドシャリポフなど猛者揃いなので、vs下位ランカーでもクロンはかなり苦戦するのではないかと個人的には予想しています。

UFCでは、頭角を現す前に2連敗してしまうとリリースされるケースが多く、それを潜り抜けてきたランカーたちは精鋭たちばかりです。

そしてUFCの王者=MMAの最高峰という図式が成り立っているのが今現在です。

まずは、クロンのカサレス戦でお手並み拝見!今後の展望が見える注目の一戦です。

柔術の観点からすると、機会があればぜひブライアン・オルテガの試合も観てほしい!

柔術ラブの方はきっとしびれると思います。

まさに鮮やか!ヘナー・グレイシーの黒帯で古き時代の良さに出会えること間違いなし!!(ただ、オルテガは前回の試合での怪我もあって、次戦はまだ先かも。)

そして、柔術目線によるもう一人のゴーゾー注目選手は、チャールズ・オリベイラ!柔術家ではないけど、寝技強いよ〜。すごいよ〜。


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『UFC on ESPN 1』
クロン・グレイシー vsアレックス・カサレス
2月17日 アリゾナ州フェニックス




ここからは個人的なお知らせです。

2/17(日)14:00〜16:30まで誰でも参加OKの柔術スパーリング交流会を開催します。

パラエストラ八王子tres町田がオープンしたので、お披露目&見学も兼ねて行いたいと考えています。(詳細はHPからお願いします)

お祝いの品やお花などは一切なくて大丈夫ですので、お気軽にどうぞ!

ちなみに、町田の柔術クラスはパラエストラ川崎の風間君が月曜担当、その他はゴーゾーがメインとなっております。町田近辺でジムをお探しの方は、こちらもぜひ!

では、2/17にパラエストラ八王子tres町田でお待ちしております!

ピロンピロンピロン


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■詳細はコチラから!



【今日が誕生日の柔術家】ルーカス・バルボーザ



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