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2019年03月22日

【インタビュー】乗次秀彦「すべてはムンジアルで勝つためのステップ」

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カリフォルニア州・ロサンゼルスのアーヴァインで今日から開幕するIBJJF主催「パン選手権2019」。

大会初日はアダルトの青帯と紫帯が開催され、そこに出場するのが乗次秀彦だ。

乗次は九州の宮崎在住ながら日本全国を飛び回って精力的に試合をこなしており、昨年はJBJJFの紫帯ランキング1位を獲得しており、先月は沖縄で開催されたCOPA Las Conchas沖縄大会で、そして今月もJBJJF大阪国際でそれぞれWゴールドを達成している。

その乗次に今大会に賭ける意気込みを聞いた。




──まずはじめに今大会に参戦しようと思ったきっかけから教えてください。

毎年1回、ムンジアルを目指して練習しているんですが、ヨーロピアンやパン選手権にも出てみたかったというのがまず1つの理由です。そして4月から職場が異動になるので、いまの所属であるバッファロー柔術での試合が最後になるので、結果を出したかったというのが理由です。

──パン選手権にはどんなイメージがありますか?

アメリカ・ロサンゼルス開催なのでムンジアルの前哨戦という感じで非常にレベルが高いと思います。自分が戦ったことがある選手たち、イゴール・タナベやルーカス・ヒロサワ、大柳敬人などが昨年は大きな試合を実績を残して上の帯に昇格していってるので、自分もそれに続きたいという気持ちが強いです。

──今大会に向けてどんな練習をしてきましたか?

得意なポジションだけでなく苦手部分の克服やエスケープ力の強化、そしてシチュエーションスパーリングを数多くこなしてきました。どんな試合でもいいから試合に勝つことにこだわって結果を残したいと思います。

──最近は出稽古にもたくさん行っていたようですね。

今年に入ってからだけでも徳島の守破離と徳島柔術、鹿児島のねわざワールド桜島、北九州のボヘミアンズ、あと沖縄の若柔術とTHEパラエストラ沖縄で出稽古させて頂きました。出稽古ではいつも練習している人たちとは違う練習になるので、それぞれの得意技を受けていい刺激を受けました。それでまた自分の課題を見つけ、それを克服していくという感じで、いい練習をさせてもらいました。出稽古先の皆さんには快く受け入れてもらって感謝しています。

──セミナーのために上京することも多いようですが。

はい、今年はIGLOOで行われた関根シュレック秀樹さんのセミナーとCARPE DIEMでのデヴィッド・ガルモのセミナーに参加しました。シュレックさんはキムラでデヴィッドがレッグロックがテーマで、どれも試合で実際に使ってるテクニックだったので、それを教えて頂いて非常に参考になりました。こういったテクニックも1つ1つしっかりと覚えていきたいですね。

──そんなに頻繁にあちこち行ってて大丈夫ですか?

大丈夫ではないですが、まだ動けるうちに好きなことにお金を使いたいなと思ってやりたいことをやっています。自分が大好きな柔術にお金を使えて幸せだと思っています。貯金はあまりないですが、満足いく柔術生活を送れているので悔いはありません。今回は飛行機代だけで20万円ほどかかってしまいましたが、それでも行こうと強い意志を持って遠征したので、絶対に結果を残したいです。


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──現在は宮崎在住ということですが宮崎の柔術を取り巻く環境を教えてください。

最初はPUREBRED大宮で柔術を始めて、それから仕事の関係で宮崎に転勤になり、宮崎ではバッファロー柔術でお世話になって3年半が経過しました。その3年間の中で新しく柔術を始めたり、試合に出る人が多くなって、宮崎での柔術シーンも活性化されていて、このタイミングで宮崎に来れてよかったと思っています。そしてジムで指導の機会を頂くこともあったので指導する際に自分の柔術を見つめ直すきっかけにもなったのでよかったです。ただ宮崎には自分が所属するバッファロー柔術しかないので、練習相手が固定してしまうのだけが難点ですが、そこは出稽古をして補填しています。

──なんでそんなにたくさんの大会に出てるんですか?

もともとPUREBREDにいた当時から月イチぐらいで試合に出ていたので、それが地方に転勤になっても続いている感じです。イゴールなどの強い選手に勝てるようになるためには試合という緊張感のある場で自分の実力を試し、その結果を顧みて他の選手たちと切磋琢磨していきたいからです。PUREBREDにいたときに先輩方がみんなブラジルに遠征したりアメリカで試合をしていて、柔術に人生を賭けている姿を見ていて、それが当たり前だと思うようになっていました。なので自分もそうなりたいと思い、柔術が中心の生活しています。

──このパン選手権の2か月後にはムンジアルもありますが、それにも出るんですか?

もちろんムンジアルにも出ます。もし今大会で1回戦負けしてしまったら考えてしまいますが、まず負けることを考えずにパン選手権では全力で挑みたいです。海外の大会では青帯時代にムンジアルで2回勝って3回戦まで進出できたのが自分の最高位なので、それを超えれるようにしたいです。とにかくムンジアルで勝ちたいので、すべてはムンジアルで勝つためのステップであると考えています。

──ムンジアルにそんな思い入れがあるんですね。

いまはムンジアルも世界選手権や世界柔術、ワールドなどといろんな呼称がありますが、自分が柔術を始めた当初にPUREBREDのチームメイトたちがみんなムンジアルと言っていたので、ムンジアルという呼び方に特別な感情だったり思い入れがあります。なので個人的にはいろんな意味でムンジアルにはこだわっていきたいですね。

──では最後に今大会に賭ける意気込みを教えてください。

3年半に渡った宮崎での柔術生活の集大成をこのパン選手権で出せるように頑張ります。

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【今日が誕生日の柔術家】マルセロ・キワダ(44)、アラン・フィデリス(29)、フラビオ・ブエノ、エジソン・ジニス



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