2019年03月27日
btbrasil at 17:44 Permalink
【Review Wednesday】『ゴング格闘技 No.301』
みなさんおつかれさまです、MUSE柔術アカデミーの成田です。今回のレビューは先週土曜日(3/26)に復刊した『ゴング格闘技 No.301』(以下、ゴン格)を紹介します。
2017年6月号をもって休刊したゴン格はその後SNSに移行しつつ、昨年春にはバックナンバー記事をまとめた書籍を刊行。年末にはweb版をスタートし、その時に「2019年春、『ゴング格闘技』は紙の雑誌版も新創刊します」というアナウンスもありました。
雑誌の休刊=廃刊が当たり前なご時世での復活劇ということで、一度やめた定期刊行物を再スタートさせる超ハードミッションを想像すると胃が痛くなります……。
それはそれとして、いざ今号を手に取ってみると、柔術関連記事は全4ページと控えめ! 復刊記念の「ゴン格ロスを埋めよう」という特集内で、日本人黒帯を中心とした柔術シーンと、クインテットやADCCなどをピックアップしたグラップリングシーン2年分の振り返りのみという塩梅で、選手インタビューや技術解説はあるのかなとか勝手に想像していた自分は、「これをレビューか…」とこれまた胃が痛くなったのが正直なところです。
ただ、表紙をめくると岩崎・田村選手を起用したVHTSの広告が見開きでドーンと掲載されていて、その目新しさはけっこうなもの。
キック、ONEを中心としたMMAの記事の数々も、そのへんに疎い自分でも人気選手やその人となり、各団体の事情みたいなものが垣間見え、自分が知りたい情報だけ取りにいってしまいがちなwebとは違う、雑誌というメディアの面白さを味わえました。
選手でいえば「やっぱり僕はIBJJFではやっちゃいけないなと(笑)」と語る石井慧選手のインタビューや、AbemaTVの北野氏×青木選手の対談、チャトリCEOやK-1の中村プロデューサー、シュウ・ヒラタ氏、柏木信吾氏ら“中の人”のインタビューが興味深かったですし、2年分の各MMA団体の変遷をまとめた前述の特集や、松原氏の寄稿も格闘技界のいまを把握する助けになりました。
今後は月刊でなく隔月刊になるそうで、大会情報や試合レポはweb版に集約されるのかとか、「新創刊」で今後どんな企画や新連載が出てくるのかとか、今号だけでは謎なところもいろいろ。ひとまず次号もチェックしたいと思います!
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『ゴング格闘技 No.301』
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