2019年04月02日
【レポ】パン選手権2019:アダルト黒帯決勝戦 Part.2
パン選手権のアダルト黒帯決勝戦、ミドルからオープンクラスをレポートする。
昨年のムンジアルで負傷したレアンドロ・ロが今大会でIBJJF大会の復帰戦だったが、階級別はアダム・ワルジンスキにまさかの一本負けを喫し、オープンクラスもルーカス・バルボーザに敗れ、無冠で終わった。
ロは悲願であるムンジアルのオープンクラス制覇を目論み、ムンジアル初優勝したライト級からミドル、ミディアムヘビー、ヘビーと肉体改造していくにつれ順調に増量していったが、近年は苦戦が続いている。
このまま新鋭黒帯たちに敗れ続けて埋もれてしまうのか、それともムンジアルで王座返り咲きとなるのか、その去就に注目したい。
そしてミドル決勝はオタービオ・ソウザとイザッキ・バイエンセの名勝負数え歌的な定番カードになり、イザッキが2-0で勝利し、ミディアムヘビー決勝はグスタボ・バチスタ"ブラギーニャ"とルーカス・バルボーザ"ハルク"のATOS勢でクローズアウト。
またヘビーはロから送り襟絞めで一本勝ちしたアダム・ワルジンスキとカイナン・デゥアルテの顔合わせとなり、カイナンが1アドバンテージ差で競り勝って優勝を果たした。
スーパーヘビーでマハメッド・アリから勝利して優勝したフェリッペ・アンドリューはゼニスJJの新鋭で、ヨーロピアンに続いてのIBJJFメジャートーナメント制覇。
優勝候補筆頭のマハメッドを18-2という大差で下したが、マハメッドは途中で頭部を負傷してから動きが悪くなってしまっただけに、この負傷がなければどうなっていたかわからないが、来るムンジアルでマハメッドの巻き返しに期待したいところだ。
最重量階級のウルトラヘビーはヒカルド・エヴァンゲリスタとマックス・ドスサントスのGFチームでクローズアウトしている。
ミディアムヘビー決勝戦を同門のブラギーニャとクローズアウトしたルーカス・バルボーザ(ATOS)。
ブラギーニャはヨーロピアンでもカイナン・デゥアルテとヘビー決勝戦をクローズアウトしており、ヨーロピアン&パンを事実上の連覇といっていいだろう。
オープンクラス決勝戦はレアンドロ・ロ(Nsブラザーフッド)とハルクの対戦。
両者ともパワフルなアタックが持ち味だけに好勝負が期待されたが…。
終わってみればお互い決め手に欠ける膠着マッチでレフェリー判定に。
試合はハルクが辛くも勝利し、歓喜のパン選手権オープンクラス初制覇。
敗れたロは階級別に続きオープンクラスでも金メダル獲得ならず。
かつての勢いは完全に消え失せてしまったロ、このままトップグループから陥落してしまうのか?!
アダルト黒帯オープンクラス表彰台
優 勝 ルーカス・バルボーザ(ATOS)
準優勝 レアンドロ・ロ(Nsブラザーフッド)
3 位 グスタボ・バチスタ(ATOS)グッテンバーグ・ペレイラ(GFチーム)
ミドル決勝戦
○イザッキ・バイエンセ(アリアンシ)
vs
×オタービオ・ソウザ(グレイシーバッハ)
その他の階級でも確実に世代交代は進んでいる。
かつてはムンジアル王者として3回の優勝経験があるオタービオをイザッキが2−0で勝利して優勝。
2017年のパン選手権決勝の敗戦を2年越しでリベンジした。
ヘビー準決勝でロから一本勝ちしたアダム・ワルジンスキ(チェックマット)。
ポーランド人のアダム、欧州勢も着実に力をつけてきている。
ヘビー決勝戦
○カイナン・デゥアルテ(ATOS)
vs
×アダム・ワルジンスキ(チェックマット)
カイナンとアダムのどっちが勝ってもパン初優勝となる対戦は2-2/1-0でカイナン勝利で優勝。
パワーvsテクニックという図式の試合だったがカイナンのパワーがアダムのテクニックを封じ込めた形だ。
スーパーヘビー決勝戦
○フェリッペ・アンドリュー(ゼニスJJ)
vs
×マハメッド・アリ(ロイドアーヴィン)
ヨーロピアン優勝のフェリッペがパン選手権も優勝し連覇。
敗れたマハメッドは頭部負傷でガクンと動きが落ちてしまったが、それを差し引いても18-2の大差の判定負けは予想外だった。
ウルトラヘビー決勝戦
○ヒカルド・エヴァンゲリスタ(GFチーム)
vs
×マックス・ドスサントス(GFチーム)
ウルトラヘビー決勝戦はGFチームでクローズアウト。
GFチームはこの2人の他にイゴール・シウバやアントニオ・ナシメント、セイフ・エディンら大型選手が多数揃っている。
【今日が誕生日の柔術家】マイケル・ランギ
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そしてミドル決勝はオタービオ・ソウザとイザッキ・バイエンセの名勝負数え歌的な定番カードになり、イザッキが2-0で勝利し、ミディアムヘビー決勝はグスタボ・バチスタ"ブラギーニャ"とルーカス・バルボーザ"ハルク"のATOS勢でクローズアウト。
またヘビーはロから送り襟絞めで一本勝ちしたアダム・ワルジンスキとカイナン・デゥアルテの顔合わせとなり、カイナンが1アドバンテージ差で競り勝って優勝を果たした。
スーパーヘビーでマハメッド・アリから勝利して優勝したフェリッペ・アンドリューはゼニスJJの新鋭で、ヨーロピアンに続いてのIBJJFメジャートーナメント制覇。
優勝候補筆頭のマハメッドを18-2という大差で下したが、マハメッドは途中で頭部を負傷してから動きが悪くなってしまっただけに、この負傷がなければどうなっていたかわからないが、来るムンジアルでマハメッドの巻き返しに期待したいところだ。
最重量階級のウルトラヘビーはヒカルド・エヴァンゲリスタとマックス・ドスサントスのGFチームでクローズアウトしている。
ミディアムヘビー決勝戦を同門のブラギーニャとクローズアウトしたルーカス・バルボーザ(ATOS)。
ブラギーニャはヨーロピアンでもカイナン・デゥアルテとヘビー決勝戦をクローズアウトしており、ヨーロピアン&パンを事実上の連覇といっていいだろう。
オープンクラス決勝戦はレアンドロ・ロ(Nsブラザーフッド)とハルクの対戦。
両者ともパワフルなアタックが持ち味だけに好勝負が期待されたが…。
終わってみればお互い決め手に欠ける膠着マッチでレフェリー判定に。
試合はハルクが辛くも勝利し、歓喜のパン選手権オープンクラス初制覇。
敗れたロは階級別に続きオープンクラスでも金メダル獲得ならず。
かつての勢いは完全に消え失せてしまったロ、このままトップグループから陥落してしまうのか?!
アダルト黒帯オープンクラス表彰台
優 勝 ルーカス・バルボーザ(ATOS)
準優勝 レアンドロ・ロ(Nsブラザーフッド)
3 位 グスタボ・バチスタ(ATOS)グッテンバーグ・ペレイラ(GFチーム)
ミドル決勝戦
○イザッキ・バイエンセ(アリアンシ)
vs
×オタービオ・ソウザ(グレイシーバッハ)
その他の階級でも確実に世代交代は進んでいる。
かつてはムンジアル王者として3回の優勝経験があるオタービオをイザッキが2−0で勝利して優勝。
2017年のパン選手権決勝の敗戦を2年越しでリベンジした。
ヘビー準決勝でロから一本勝ちしたアダム・ワルジンスキ(チェックマット)。
ポーランド人のアダム、欧州勢も着実に力をつけてきている。
ヘビー決勝戦
○カイナン・デゥアルテ(ATOS)
vs
×アダム・ワルジンスキ(チェックマット)
カイナンとアダムのどっちが勝ってもパン初優勝となる対戦は2-2/1-0でカイナン勝利で優勝。
パワーvsテクニックという図式の試合だったがカイナンのパワーがアダムのテクニックを封じ込めた形だ。
スーパーヘビー決勝戦
○フェリッペ・アンドリュー(ゼニスJJ)
vs
×マハメッド・アリ(ロイドアーヴィン)
ヨーロピアン優勝のフェリッペがパン選手権も優勝し連覇。
敗れたマハメッドは頭部負傷でガクンと動きが落ちてしまったが、それを差し引いても18-2の大差の判定負けは予想外だった。
ウルトラヘビー決勝戦
○ヒカルド・エヴァンゲリスタ(GFチーム)
vs
×マックス・ドスサントス(GFチーム)
ウルトラヘビー決勝戦はGFチームでクローズアウト。
GFチームはこの2人の他にイゴール・シウバやアントニオ・ナシメント、セイフ・エディンら大型選手が多数揃っている。
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