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2019年04月04日

【インタビュー】丹羽飛龍:この金メダルは兄と2人で取ったもの

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パン選手権2019のアダルト紫帯ルースターで優勝した丹羽飛龍。

丹羽飛龍は兄・怜音と2人だけで遠征し、兄は惜しくも2回戦敗退となったが弟の飛龍は5試合を戦い抜いての戴冠だった。

そして父も柔術黒帯でAXIS横浜の指導者として辣腕をふるっている柔術ファミリーで、この優勝は家族のサポートがあってこそのことだっただろう。

そんな丹羽ファミリーの飛龍のインタビューをお届けする。



──まず最初にパン選手権に出ようと思ったきっかけから教えてください。

パン選手権は、最初ムンジアルに挑戦する事を考えていて、いきなりはじめての海外の試合がムンジアルという形になってしまいたくなかったので、大会の雰囲気など色々確かめて調整したかったので出場を決めました。そして、アダルト1年目なので、どんどん挑戦していきたかったのもあります。

──決勝戦以外を一本勝ちしたが最初から極めを狙っていたんですか?

1回戦目と2回戦目と3試合目の間が1試合しか空いていなかったので最初の方の試合は早めに極めて休もうと思っていました。そしてシードになれなかったので他の選手よりも1試合余計に試合しなければならなかったので特に1試合目は極めを狙っていました。結果的に多くの試合を極めれたのでよかったです。

──パン選手権に出るにあたってどんな練習をしてきましたか?

特に特別な練習はせず、いつも通りの練習をしていましたが、同じくらいの体重の人との練習が中心で出来るだけ同じ人ばかりではなく色々な人と練習するようにして、色々なスタイルに対応出来るようにしていました。

──事前に予定していた戦略などはありましたか?

あまり戦略とかは考えてはいませんでしたが、出来るだけ先にポイントを取る事は意識していました。そして試合数も5試合あったので最初に飛ばしすぎずスタミナ切れにはならないように気をつけていました。

──兄・怜音は残念ながらメダル獲得はなりませんでした。

兄は負けてしまいましたが僕よりもはるかに強く実力は本物です。今回のパン選手権に向けても二人で辛く大変な事もありましたが、それらも二人で乗り越えて挑戦しました。僕の結果が出せたのは兄のおかげです。この金メダルも二人で取ったものだと思っています。今回は僕だけ優勝でしたが今後は二人揃って優勝できると思っています。そのためにもこれからも兄と2人で、二人三脚で頑張っていきたいと思います。

──パン選手権の後にワールドプロも出るとか。なぜワールドプロに出ようと思いましたか?

ワールドプロは中学生の時に出て優勝しているので、いつかまた挑戦したいと考えていました。そして自分のチームからも出場する選手が他にもいるので出やすいということもあったので出場を決めました。あとパン選手権やムンジアルは学校のテストと重なって忙しく大変なのですが、このワールドプロは時期的に余裕があるので調整しやすいのもあり出場する事が叶いました。ワールドプロでも優勝できるように全力を尽くしたいと思います。

──ムンジアルまであと2カ月を切りました。どのような練習をしてムンジアルに挑みますか?

パン選手権ではスタミナもフィジカルも負けているとは思っていなかったので自分の柔術のテクニックの調整をしていきたいと思います。パン選手権での反省や他の人の試合を見て気づいた事もたくさんあったので、そのあたりの練習をしていきたいと考えています。

──最後に今後の目標をお願いします。

今年は残りのワールドプロとムンジアルの大きな大会を兄弟二人で優勝することを目標に頑張っていきたいと思っています。そして世界のトップ選手たちに勝ちたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします!


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【今日が誕生日の柔術家】デビッド・カマリロ(42)、山中健也(26)、石毛倫太郎(42)、アラン・ヤマニハ(33)、金井学(31)、松本康雄(48)



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