2019年04月25日
【結果】アブダビワールドプロ2019:紫帯

4/20-26の7日間に渡ってUAE・アブダビのムダバラアリーナで開催されているUAE JJ主催「アブダビワールドプロ2019」。
大会自体は4/20からスタートしており、最初はキッズ男子、キッズ女子、ジュブナイル、マスターと順次開催されていき、4/23からアダルト部門が開幕した。
アダルト部門の大会初日は青帯と紫帯が行われたが、その中から紫帯の試合を紹介したい。
紫帯には日本からIBJJFトーナメントで優勝経験がある丹羽兄弟やカロリーナ・クワハラ、そして現在はアメリカ・サンディエゴのATOS HQに在籍するアンディ・トーマスらが出場した。
本来であればTREE BJJの若手3人組で3人ともIBJJFヨーロピアン王者というチアゴ&イヤゴのウエノ兄弟とミレーナ・サクモトが出場するはずだったが、乗継便が悪天候によるフライトのキャンセルとなり大会開催日までにアブダビに到着できないことになり、泣く泣く出場をキャンセルし途中帰国となってしまっていた。
そんな紫帯の試合ではパン選手権での優勝も記憶に新しい丹羽兄弟の弟・飛龍は準々決勝戦で敗れ、兄の怜音も準決勝戦進出も1アドバンテージ差で敗退し、また3位決定戦でも敗れて惜しくもメダルを逃した。
そして日系ブラジリアンで唯一の参戦となったカロリーナ・クワハラも初戦こそレフェリー判定で勝利したが、準決勝&3位決定戦で敗退し4位入賞もメダル&賞金獲得ならず。
また"海外在住枠"ながら日本にゆかりがある選手といえるアンディ・トーマスは本戦トーナメントの前に国別予選を勝ち抜かなければならない過酷なトーナメントに挑んだ。
そこで本戦にたどり着くまでに3戦を戦い抜いて見事に本戦出場枠を得たが、本戦の4試合目でジャンセン・ゴメスと対戦し、一進一退の攻防を展開するも試合終了間際にテイクダウンされてしまい2-0で敗れ準々決勝敗退、ベスト8に終わった。
このアンディ・トーマスに勝ったジャンセン・ゴメスが今トーナメントを制しており、結果的にチャンピオンになった選手と最後の最後まで勝敗の行方がわからない互角の試合ぶりだったことは記しておきたい。
最後にややこじつけ感はあるが、昨年春に福岡・博多で開催された福岡国際の中で行われた女子賞金トーナメントに出場していたフィリピンのアニー・ラミレスは日本のチームである「CLUBE DE Jiu Jistu」の所属で大会に出場して女子アダルト紫帯-55kg級で優勝を果たした。
しかも、その決勝戦の相手がAOJのソフィア・フローレス改めソフィア・ダルプラ(AOJのチームメイトのタイナン・ダルプラと結婚)で、ソフィアを柔道仕込みの豪快な投げで倒してポイント4-4からのレフェリー判定で僅差の試合をモノにしたのは特筆モノだろう。
優勝したアニーの師匠がCLUBE DE Jiu Jistu代表の和道稔之の黒帯であるジョン・バイロンで、その縁で今大会はCLUBE DE Jiu Jistu所属としての参戦となったようだ。
今年は秋ごろに開催予定という福岡国際改め福岡国際柔術グランプリにアニーの再来日があるかにも注目だ。

IBJJFパン選手権でルースター級で優勝している丹羽飛龍(AXIS)は-56kgのトーナメント初戦を勝利して準決勝進出。
試合は1アドバンテージ差でリードしていたが、試合終盤に不可解なアドバンテージが相手に入りレフェリー判定になり、そこで敗れた。
相手選手は左手の指3本を欠損しているハンディキャップがあるがアブダビグランドスラムツアーの優勝常連の実力者らしい。

飛龍の兄・玲音(AXIS)は-62kgに出場し、初戦を11-0、2回戦を5-2で勝って準決勝戦に挑んだが0−2で敗退。
続く3位決定戦は1アドバン差で敗れ惜しくもメダル獲得を逃した。

丹羽飛龍と同じくIBJJFパン選手権で優勝しているアンディ・トーマス・ムラサキ(ATOS)は日系ブラジル人でブラジル国籍のため本戦出場枠を獲得するためにブラジル国別予選を勝ち抜いての本戦出場となった。
本戦でも3試合を勝ちぬいて準々決勝まで勝ち進んだが、ジャンセン・ゴメス(チェックマット)に試合終了間際のテイクダウンで2ポイントを献上してしまいベスト8に。

国内トップクラスの女子紫帯のカロリーナ・クワハラ(INFIGHT JAPAN)は女子62kgにエントリー。
初戦をレフェリー判定で辛くも勝利したが続く準決勝で敗退し3位決定戦でも敗れ4位となりメダルも賞金も逃してしまった。

日本のチームである「CLUBE DE Jiu Jistu」の所属で大会に出場していたアニー・ラミレスは女子アダルト紫帯-55kg級で優勝を果たす。
決勝戦の相手はAOJの女子インストラクター、ソフィア・ダルプラで4-4からレフェリー判定で劇的な逆転勝ち。

この優勝でアニーは賞金$3000を獲得。
賞金は大会の遠征費や練習のために使いたいと笑顔で話していた。

昨年開催された女子賞金トーナメント「福岡GP」で初来日していたアニー。
今年も福岡国際改め福岡国際グランプリで女子賞金トーナメントが開催されるなら、ぜひアニーの再来日を期待したい。
【今日が誕生日の柔術家】ムジオ・アンジェリス(47)、ハモン・レモス(40)、エリオ・ダミアニ(39)、三崎和雄(43)、モーガン・パーキンス(39)、

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本来であればTREE BJJの若手3人組で3人ともIBJJFヨーロピアン王者というチアゴ&イヤゴのウエノ兄弟とミレーナ・サクモトが出場するはずだったが、乗継便が悪天候によるフライトのキャンセルとなり大会開催日までにアブダビに到着できないことになり、泣く泣く出場をキャンセルし途中帰国となってしまっていた。
そんな紫帯の試合ではパン選手権での優勝も記憶に新しい丹羽兄弟の弟・飛龍は準々決勝戦で敗れ、兄の怜音も準決勝戦進出も1アドバンテージ差で敗退し、また3位決定戦でも敗れて惜しくもメダルを逃した。
そして日系ブラジリアンで唯一の参戦となったカロリーナ・クワハラも初戦こそレフェリー判定で勝利したが、準決勝&3位決定戦で敗退し4位入賞もメダル&賞金獲得ならず。
また"海外在住枠"ながら日本にゆかりがある選手といえるアンディ・トーマスは本戦トーナメントの前に国別予選を勝ち抜かなければならない過酷なトーナメントに挑んだ。
そこで本戦にたどり着くまでに3戦を戦い抜いて見事に本戦出場枠を得たが、本戦の4試合目でジャンセン・ゴメスと対戦し、一進一退の攻防を展開するも試合終了間際にテイクダウンされてしまい2-0で敗れ準々決勝敗退、ベスト8に終わった。
このアンディ・トーマスに勝ったジャンセン・ゴメスが今トーナメントを制しており、結果的にチャンピオンになった選手と最後の最後まで勝敗の行方がわからない互角の試合ぶりだったことは記しておきたい。
最後にややこじつけ感はあるが、昨年春に福岡・博多で開催された福岡国際の中で行われた女子賞金トーナメントに出場していたフィリピンのアニー・ラミレスは日本のチームである「CLUBE DE Jiu Jistu」の所属で大会に出場して女子アダルト紫帯-55kg級で優勝を果たした。
しかも、その決勝戦の相手がAOJのソフィア・フローレス改めソフィア・ダルプラ(AOJのチームメイトのタイナン・ダルプラと結婚)で、ソフィアを柔道仕込みの豪快な投げで倒してポイント4-4からのレフェリー判定で僅差の試合をモノにしたのは特筆モノだろう。
優勝したアニーの師匠がCLUBE DE Jiu Jistu代表の和道稔之の黒帯であるジョン・バイロンで、その縁で今大会はCLUBE DE Jiu Jistu所属としての参戦となったようだ。
今年は秋ごろに開催予定という福岡国際改め福岡国際柔術グランプリにアニーの再来日があるかにも注目だ。

IBJJFパン選手権でルースター級で優勝している丹羽飛龍(AXIS)は-56kgのトーナメント初戦を勝利して準決勝進出。
試合は1アドバンテージ差でリードしていたが、試合終盤に不可解なアドバンテージが相手に入りレフェリー判定になり、そこで敗れた。
相手選手は左手の指3本を欠損しているハンディキャップがあるがアブダビグランドスラムツアーの優勝常連の実力者らしい。

飛龍の兄・玲音(AXIS)は-62kgに出場し、初戦を11-0、2回戦を5-2で勝って準決勝戦に挑んだが0−2で敗退。
続く3位決定戦は1アドバン差で敗れ惜しくもメダル獲得を逃した。

丹羽飛龍と同じくIBJJFパン選手権で優勝しているアンディ・トーマス・ムラサキ(ATOS)は日系ブラジル人でブラジル国籍のため本戦出場枠を獲得するためにブラジル国別予選を勝ち抜いての本戦出場となった。
本戦でも3試合を勝ちぬいて準々決勝まで勝ち進んだが、ジャンセン・ゴメス(チェックマット)に試合終了間際のテイクダウンで2ポイントを献上してしまいベスト8に。

国内トップクラスの女子紫帯のカロリーナ・クワハラ(INFIGHT JAPAN)は女子62kgにエントリー。
初戦をレフェリー判定で辛くも勝利したが続く準決勝で敗退し3位決定戦でも敗れ4位となりメダルも賞金も逃してしまった。

日本のチームである「CLUBE DE Jiu Jistu」の所属で大会に出場していたアニー・ラミレスは女子アダルト紫帯-55kg級で優勝を果たす。
決勝戦の相手はAOJの女子インストラクター、ソフィア・ダルプラで4-4からレフェリー判定で劇的な逆転勝ち。

この優勝でアニーは賞金$3000を獲得。
賞金は大会の遠征費や練習のために使いたいと笑顔で話していた。

昨年開催された女子賞金トーナメント「福岡GP」で初来日していたアニー。
今年も福岡国際改め福岡国際グランプリで女子賞金トーナメントが開催されるなら、ぜひアニーの再来日を期待したい。
【今日が誕生日の柔術家】ムジオ・アンジェリス(47)、ハモン・レモス(40)、エリオ・ダミアニ(39)、三崎和雄(43)、モーガン・パーキンス(39)、

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