2019年06月11日
【レポ】ムンジアル2019:黒帯決勝戦 Part.1

ムンジアルの黒帯決勝戦のレポート、まずはルースターからミドルまでを紹介したい。
年々、出場するためのハードルが上がり続けているムンジアルの黒帯カテゴリーは今年からエントリーに必要なポイントが80ポイントになり、日本から参加する選手もグッと少なくなってしまった。
それは過去にムンジアル準優勝の実績があるサトシ・ソウザや、ヨーロピアン準優勝の岩崎正寛ですら、エントリーに必要な80ポイントを獲得できずに不参加となった。
そんな中で高いハードルをクリアしてエントリーを果たした日本人黒帯たちは、それだけでも褒め称えられるべきことではあるが、肝心な試合はというと既報の通りに決勝戦はおろか、表彰台にも立てずに終わってしまっており、厳しい現実を突きつけられている。
毎年感じるのは世界と日本のレベルの差は開き続けているということで、この現状を打破するためには何をすべきかを考えていかなければなかない選手たちの苦悩はまだまだ続きそうだ。
そして黒帯ルースターで優勝したマイキー・ムスメシに触れておきたい。
マイキーは今大会で初めて最軽量階級であるルースターに過酷な減量を乗り越えてエンントリーし、見事に優勝を果たした。
その準決勝ではムンジアル10回優勝のブルーノ・マルファシーニに勝ち、決勝戦ではホドネイ・バルボーザをわずか12秒で瞬殺しての優勝だった。
今大会の前哨戦的な大会であるパン選手権ではルースターでエンントリーも減量で体調を崩して欠場しており、いわばぶっつけ本番でのルースター出陣だったが見事に栄冠を勝ち取り、3年連続世界王者に輝くとともに2階級制覇も達成。
この偉業を成し遂げたマイキーは試合後に来年はフェザーで3階級制覇を狙うとコメントしており、まだまだ注目を集めそうだ。

ルースター決勝戦
○マイキー・ムスメシ(カイオテハアソシエーション)
vs
×ホドネイ・バルボーザ(カタールBJJ)
0:12 フットロック

橋本知之に勝ったクレベル・ソウザに競り勝って決勝戦進出してきたホドネイをフットロックで瞬殺したマイキー。
この12秒というのはムンジアルの黒帯決勝戦の歴史上で最短一本勝ち記録だ。

ライトフェザー決勝戦
○ジョアオ・ミヤオ(シセロコスタインターナショナル)
vs
×パウロ・ミヤオ(シセロコスタインターナショナル)
クローズアウト

ライトフェザーはシセロコスタチームで表彰台を独占。
優勝〜3位まで同じチームで占められるというのはムンジアル史上で初めての珍事(?)だ。
左からイヤゴ・ジョルジ、ジョアオ・ミヤオ、チアゴ・バホス、パウロ・ミヤオ。

フェザー決勝戦
○マテウス・ガブリエル(チェックマット)
vs
×マーシオ・アンドレ(ノヴァウニオン)
8:23 アームロック

昨年のムンジアル茶帯王者で、黒帯でパン選手権を優勝した若干22歳の新鋭・マテウスが後三角絞めから腕を極めてマルシーニョから一本勝ち。
茶帯&黒帯で2年連続のムンジアル王者となった。

ライト決勝戦
○ルーカス・レプリ(アリアンシ)
vs
×ルーカス・バレンテ(グレイシーバッハ)
レフェリー判定勝ち

ライト決勝戦は絶対王者・レプリと無印のダークホース・バレンテの顔合わせに。
試合は引き込んだバレンテに対しレプリがパスを狙う展開になるも互いに攻めあぐねてタイムアップ。
レフェリー判定でレプリが勝ったが、なんとも煮え切らない試合となってしまった。

これでレプリはムンジアル優勝は7回目の戴冠。
3月は沖縄でセミナーを行い好評だったが7月に再来日し東京で2回のセミナーが予定されている。
そのセミナー予定は決まり次第、このブログでも告知予定だ。

ミドル決勝戦
○ガブリエル・アルジェス(グレイシーバッハ)
vs
×イザッキ・バイエンセ(アリアンシ)
4-4/3-2

昨年度の王者、イザッキに挑んだアルジェスが会場内の応援を背に受けて大健闘。
1アドバンテージ差で競り勝って王座奪還を果たした。
それにしてもイザッキの不人気ぶりが顕著で観客からの「イザッキ・クレオンチ!」(イザッキは裏切り者)コールが吹き荒れていた。
これはイザッキが青帯時代にノヴァウニオンからアリアンシに移籍したことからだと思われるが、チームの移籍なんて日常茶飯事なのに、なぜイザッキのみがやり玉に挙げられてるのか?!

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そんな中で高いハードルをクリアしてエントリーを果たした日本人黒帯たちは、それだけでも褒め称えられるべきことではあるが、肝心な試合はというと既報の通りに決勝戦はおろか、表彰台にも立てずに終わってしまっており、厳しい現実を突きつけられている。
毎年感じるのは世界と日本のレベルの差は開き続けているということで、この現状を打破するためには何をすべきかを考えていかなければなかない選手たちの苦悩はまだまだ続きそうだ。
そして黒帯ルースターで優勝したマイキー・ムスメシに触れておきたい。
マイキーは今大会で初めて最軽量階級であるルースターに過酷な減量を乗り越えてエンントリーし、見事に優勝を果たした。
その準決勝ではムンジアル10回優勝のブルーノ・マルファシーニに勝ち、決勝戦ではホドネイ・バルボーザをわずか12秒で瞬殺しての優勝だった。
今大会の前哨戦的な大会であるパン選手権ではルースターでエンントリーも減量で体調を崩して欠場しており、いわばぶっつけ本番でのルースター出陣だったが見事に栄冠を勝ち取り、3年連続世界王者に輝くとともに2階級制覇も達成。
この偉業を成し遂げたマイキーは試合後に来年はフェザーで3階級制覇を狙うとコメントしており、まだまだ注目を集めそうだ。

ルースター決勝戦
○マイキー・ムスメシ(カイオテハアソシエーション)
vs
×ホドネイ・バルボーザ(カタールBJJ)
0:12 フットロック

橋本知之に勝ったクレベル・ソウザに競り勝って決勝戦進出してきたホドネイをフットロックで瞬殺したマイキー。
この12秒というのはムンジアルの黒帯決勝戦の歴史上で最短一本勝ち記録だ。

ライトフェザー決勝戦
○ジョアオ・ミヤオ(シセロコスタインターナショナル)
vs
×パウロ・ミヤオ(シセロコスタインターナショナル)
クローズアウト

ライトフェザーはシセロコスタチームで表彰台を独占。
優勝〜3位まで同じチームで占められるというのはムンジアル史上で初めての珍事(?)だ。
左からイヤゴ・ジョルジ、ジョアオ・ミヤオ、チアゴ・バホス、パウロ・ミヤオ。

フェザー決勝戦
○マテウス・ガブリエル(チェックマット)
vs
×マーシオ・アンドレ(ノヴァウニオン)
8:23 アームロック

昨年のムンジアル茶帯王者で、黒帯でパン選手権を優勝した若干22歳の新鋭・マテウスが後三角絞めから腕を極めてマルシーニョから一本勝ち。
茶帯&黒帯で2年連続のムンジアル王者となった。

ライト決勝戦
○ルーカス・レプリ(アリアンシ)
vs
×ルーカス・バレンテ(グレイシーバッハ)
レフェリー判定勝ち

ライト決勝戦は絶対王者・レプリと無印のダークホース・バレンテの顔合わせに。
試合は引き込んだバレンテに対しレプリがパスを狙う展開になるも互いに攻めあぐねてタイムアップ。
レフェリー判定でレプリが勝ったが、なんとも煮え切らない試合となってしまった。

これでレプリはムンジアル優勝は7回目の戴冠。
3月は沖縄でセミナーを行い好評だったが7月に再来日し東京で2回のセミナーが予定されている。
そのセミナー予定は決まり次第、このブログでも告知予定だ。

ミドル決勝戦
○ガブリエル・アルジェス(グレイシーバッハ)
vs
×イザッキ・バイエンセ(アリアンシ)
4-4/3-2

昨年度の王者、イザッキに挑んだアルジェスが会場内の応援を背に受けて大健闘。
1アドバンテージ差で競り勝って王座奪還を果たした。
それにしてもイザッキの不人気ぶりが顕著で観客からの「イザッキ・クレオンチ!」(イザッキは裏切り者)コールが吹き荒れていた。
これはイザッキが青帯時代にノヴァウニオンからアリアンシに移籍したことからだと思われるが、チームの移籍なんて日常茶飯事なのに、なぜイザッキのみがやり玉に挙げられてるのか?!

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