2019年07月19日
【インタビュー】平田孝士朗「今年の夏は自分にとって成長の夏」
7月から8月にかけてアブダビグランドスラムツアー東京大会、JBJJF全日本選手権、コパブルテリア、SJJJF関東選手権と4週連続でビッグトーナメントが連続開催される。
その4大会のすべてに参戦予定なのがCARPE DIEMの平田孝士朗だ。
平田は昨年、高校卒業直後に鹿児島から上京しCARPE DIEMに移籍。
CARPE DIEM JIYUGAOKAでインストラクターをしながら日々練習に励んでいる。
そんな平田に4週連続大会出場の意気込みなどを聞いた。
──修斗杯でのWゴールド、おめでとうございます。まず試合の感想から教えてください。
平田:Wゴールドができてとても嬉しかったです。また沢山の課題が発見できたのもよかったです。次の大会では練習でずっと取り組んでた技を出るように頑張ります。
──階級の決勝戦、vs上久保戦の感想はどうでしたか?上久保選手はMMAで実績のある選手ででしたが。
平田:上久保選手はとてもグリップが強くてグリップを切るのが大変でした。ですがどんなファイトスタイルか見てわかったので、最初から自分の中で何をするか決めていたので作戦勝ち出来ました。MMAの選手であるということはあまり意識しなかったです。MMAと柔術はまったく違うので、いつも通りに試合をしたのも好結果に繋がったかと思います。
──そして無差別の決勝戦の相手だった鹿志村仁之介は今大会が紫帯デビュー戦で、階級別を優勝し、この無差別決勝戦まで全試合を一本勝ちで勝ち上がっていました。試合前に警戒などしていましたか?
平田:試合を見ていて極めが強い選手だなと思ったのでサブミッションを取られるようなポジションにならないように意識して試合をしようと思いました。それ以外は特になにも考えずに試合をしました。
──この鹿志村とは青帯時代にノータイムリミットのオンリーサブミッションマッチで試合をして以来の再戦でした。過去の試合との違いなどを感じることはありましたか?
平田:前の試合の時はお互いがずっとガードに拘ってしまう展開が続く試合で両者DQの引き分けに終わったので、今回は自分がトップから攻めていこうと思ったいました。ですが鹿志村選手に先にトップを取られたのは意外でした。ですが青帯の試合の時とは違って2人ともよく動けてとても良い試合ができたんじゃないかなと思います。自分でも満足のいく試合内容でした。鹿志村選手とはまた試合できたらと思っています。
2018年7月、コパラスコン茨城大会のスーパーファイトで鹿志村とノータイムリミット・オンリーサブミッションマッチで対戦も膠着となり両者DQに終わった。
──今年の夏は4週連続で試合に出るとのことですが、なんでそんなにも連続して試合しようと思ったのですか?
平田:一つ目の理由はすべてが国内の大きな大会だからです。もう一つの理由は自分が試合が好きだということもあります。常に試合に出続けて、試合の中で自分の柔術の課題を見つけ、そして次の試合までにその課題を克服して、また試合に挑んで、というのを繰り返して常に自分が成長し続けるようにと心がけています。なので4週間連続の大会に挑む今年の夏は自分にとって成長の夏であるとも考えています。全部の大会で優勝するつもりで挑みます。
──毎週試合があると怪我や疲労などコンディション作りに苦労すると思いますが、それについてはどう考えていますか?
平田:怪我は自分が怪我しないように心がけます。疲労に対しては試合だから疲れるとかはあまりないです。いつもの練習と同じくらい疲れるのでいつもと変わらない感じです。あとは練習時ですが、技がかかってるのに無理に動いたりしないようにしてます。例えば膝などにプレッシャーがかかる技などがあったら、無理に耐えないようにして早めのタップするなどして怪我を未然に防ぐようにしています。怪我をすると試合はもちろん、練習も満足にできなくなるので常に怪我には気を付けています。
──4週連続試合の最初の大会であるアブダビグランドスラムは海外から参戦してくる選手が多いですが、日本人選手と海外から参戦してくる選手の違いはありますか?
平田:やはり海外から参戦してくる選手は時間とお金をかけてはるばるやってくるので、その分負けるのは嫌だと思います。日本人とは勝負に懸ける意気込みというか気合が違うように感じます。
──その翌週はJBJJFの全日本です。アブダビグランドスラムとは違い、対戦相手のほとんどが日本人選手との対戦となりますが、それについてはどうでしょう?
平田:全日本は沢山の選手が出ていて試合数も多いので、対戦相手によってファイトスタイルを変えて、いま練習してる事を出せたら良いなと思います。試合数が多いのはやりがいもありますね。
──そして3週目のコパブルテリアはアダルト紫帯オープンクラス優勝者に海外大会参戦の航空券が贈呈されることになりました。やはり賞金や賞品が懸かると嬉しいですか?
平田:それは本当に嬉しいです。みんな遠征のお金に苦労してると思うので沢山の選手が出場してくると思うので、とても厳しいトーナメントになると予想します。ですが自分も東京から名古屋まで行って試合するので、しっかりと勝ちに行きます。
──最後の試合はSJJJFの関東選手権です。これについてはどうですか?
平田:まだ参加者が少なめですが、これからエントリーも増えてくると思うので、最後の大会をいい形で締めくくれるように気を抜かずにいきたいと思います。
──平田選手はいつもオープンクラスにも出てますがオープンクラスで戦うのにフェザーでは体格的にキツいと感じることはありますか?
フェザーは無差別で試合するには小さい方になるので、ほとんどの場合は自分より大きな選手と試合することになるので、やはり少し大変です。フェザーの試合ではかかる技も自分より大きい相手にはかからない事がありますし、ガードをする時も同じ階級で戻せる所も戻せなかったりします。またトップから攻める場合もトップキープするのも体重が違えば体力差・体重差があると難しいです。そういった違いがあるので無差別の試合は階級別の試合とは戦略も変えていかないといけないです。自分が無差別に出る一番の理由は1試合でも多くの試合をして試合での経験値を上げたいので、できる限り数多くの試合をするために無差別にも出てる感じです。もちろん勝ちたいですが、それ以上に数多くの試合を経験することは勝敗以上に大事なことだと考えています。
──では最後に4週連続で試合に出ることの意気込みをお願いします。
平田:一つ一つの試合に集中し勝ちにいきます。そして自分が練習した事が出せれば良いと思います。自分自身とても楽しみです。
平田孝士朗(CARPE DIEM)
1999年12月23日生まれ・鹿児島県出身
身長175cm 体重68kg
<主な戦績>
■紫帯
パンクラスカップ・Wゴールド
修斗杯・Wゴールド
ラスコンゲームズフェザー優勝・オープンクラス準優勝(クローズアウト)
■青帯
JBJJF全日選手権・優勝
アブダビグランドスラムツアー東京大会・優勝
IBJJFアジア優勝
JBJJF九州選手権Wゴールド
【今日が誕生日の柔術家】ダニエル・チャールズ(42)、アダム・ベナユーン
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そんな平田に4週連続大会出場の意気込みなどを聞いた。
──修斗杯でのWゴールド、おめでとうございます。まず試合の感想から教えてください。
平田:Wゴールドができてとても嬉しかったです。また沢山の課題が発見できたのもよかったです。次の大会では練習でずっと取り組んでた技を出るように頑張ります。
──階級の決勝戦、vs上久保戦の感想はどうでしたか?上久保選手はMMAで実績のある選手ででしたが。
平田:上久保選手はとてもグリップが強くてグリップを切るのが大変でした。ですがどんなファイトスタイルか見てわかったので、最初から自分の中で何をするか決めていたので作戦勝ち出来ました。MMAの選手であるということはあまり意識しなかったです。MMAと柔術はまったく違うので、いつも通りに試合をしたのも好結果に繋がったかと思います。
──そして無差別の決勝戦の相手だった鹿志村仁之介は今大会が紫帯デビュー戦で、階級別を優勝し、この無差別決勝戦まで全試合を一本勝ちで勝ち上がっていました。試合前に警戒などしていましたか?
平田:試合を見ていて極めが強い選手だなと思ったのでサブミッションを取られるようなポジションにならないように意識して試合をしようと思いました。それ以外は特になにも考えずに試合をしました。
──この鹿志村とは青帯時代にノータイムリミットのオンリーサブミッションマッチで試合をして以来の再戦でした。過去の試合との違いなどを感じることはありましたか?
平田:前の試合の時はお互いがずっとガードに拘ってしまう展開が続く試合で両者DQの引き分けに終わったので、今回は自分がトップから攻めていこうと思ったいました。ですが鹿志村選手に先にトップを取られたのは意外でした。ですが青帯の試合の時とは違って2人ともよく動けてとても良い試合ができたんじゃないかなと思います。自分でも満足のいく試合内容でした。鹿志村選手とはまた試合できたらと思っています。
2018年7月、コパラスコン茨城大会のスーパーファイトで鹿志村とノータイムリミット・オンリーサブミッションマッチで対戦も膠着となり両者DQに終わった。
──今年の夏は4週連続で試合に出るとのことですが、なんでそんなにも連続して試合しようと思ったのですか?
平田:一つ目の理由はすべてが国内の大きな大会だからです。もう一つの理由は自分が試合が好きだということもあります。常に試合に出続けて、試合の中で自分の柔術の課題を見つけ、そして次の試合までにその課題を克服して、また試合に挑んで、というのを繰り返して常に自分が成長し続けるようにと心がけています。なので4週間連続の大会に挑む今年の夏は自分にとって成長の夏であるとも考えています。全部の大会で優勝するつもりで挑みます。
──毎週試合があると怪我や疲労などコンディション作りに苦労すると思いますが、それについてはどう考えていますか?
平田:怪我は自分が怪我しないように心がけます。疲労に対しては試合だから疲れるとかはあまりないです。いつもの練習と同じくらい疲れるのでいつもと変わらない感じです。あとは練習時ですが、技がかかってるのに無理に動いたりしないようにしてます。例えば膝などにプレッシャーがかかる技などがあったら、無理に耐えないようにして早めのタップするなどして怪我を未然に防ぐようにしています。怪我をすると試合はもちろん、練習も満足にできなくなるので常に怪我には気を付けています。
──4週連続試合の最初の大会であるアブダビグランドスラムは海外から参戦してくる選手が多いですが、日本人選手と海外から参戦してくる選手の違いはありますか?
平田:やはり海外から参戦してくる選手は時間とお金をかけてはるばるやってくるので、その分負けるのは嫌だと思います。日本人とは勝負に懸ける意気込みというか気合が違うように感じます。
──その翌週はJBJJFの全日本です。アブダビグランドスラムとは違い、対戦相手のほとんどが日本人選手との対戦となりますが、それについてはどうでしょう?
平田:全日本は沢山の選手が出ていて試合数も多いので、対戦相手によってファイトスタイルを変えて、いま練習してる事を出せたら良いなと思います。試合数が多いのはやりがいもありますね。
──そして3週目のコパブルテリアはアダルト紫帯オープンクラス優勝者に海外大会参戦の航空券が贈呈されることになりました。やはり賞金や賞品が懸かると嬉しいですか?
平田:それは本当に嬉しいです。みんな遠征のお金に苦労してると思うので沢山の選手が出場してくると思うので、とても厳しいトーナメントになると予想します。ですが自分も東京から名古屋まで行って試合するので、しっかりと勝ちに行きます。
──最後の試合はSJJJFの関東選手権です。これについてはどうですか?
平田:まだ参加者が少なめですが、これからエントリーも増えてくると思うので、最後の大会をいい形で締めくくれるように気を抜かずにいきたいと思います。
──平田選手はいつもオープンクラスにも出てますがオープンクラスで戦うのにフェザーでは体格的にキツいと感じることはありますか?
フェザーは無差別で試合するには小さい方になるので、ほとんどの場合は自分より大きな選手と試合することになるので、やはり少し大変です。フェザーの試合ではかかる技も自分より大きい相手にはかからない事がありますし、ガードをする時も同じ階級で戻せる所も戻せなかったりします。またトップから攻める場合もトップキープするのも体重が違えば体力差・体重差があると難しいです。そういった違いがあるので無差別の試合は階級別の試合とは戦略も変えていかないといけないです。自分が無差別に出る一番の理由は1試合でも多くの試合をして試合での経験値を上げたいので、できる限り数多くの試合をするために無差別にも出てる感じです。もちろん勝ちたいですが、それ以上に数多くの試合を経験することは勝敗以上に大事なことだと考えています。
──では最後に4週連続で試合に出ることの意気込みをお願いします。
平田:一つ一つの試合に集中し勝ちにいきます。そして自分が練習した事が出せれば良いと思います。自分自身とても楽しみです。
平田孝士朗(CARPE DIEM)
1999年12月23日生まれ・鹿児島県出身
身長175cm 体重68kg
<主な戦績>
■紫帯
パンクラスカップ・Wゴールド
修斗杯・Wゴールド
ラスコンゲームズフェザー優勝・オープンクラス準優勝(クローズアウト)
■青帯
JBJJF全日選手権・優勝
アブダビグランドスラムツアー東京大会・優勝
IBJJFアジア優勝
JBJJF九州選手権Wゴールド
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