2019年08月01日
【レポ】アブダビグランドスラムツアー東京大会:アダルト黒帯決勝戦

7/28-29の2日間、東京・大田区の大田区体育館にてAJP主催「アブダビグランドスラムツアー東京」が開催された。
これまでは1日のみの開催だったが今年からは2日間となり、また既報の通りに賞金マッチ「キングオブマット」も同時開催されるなど、前回大会よりさらに規模を拡大して行われた。
だが、それだけに参加者が日本のみならず海外からもエントリーが殺到して予定よりかなり早い段階で参加申し込み締め切りとなってしまっていた。
そのために参加を予定していながら大会に出れなかった選手も多く、この点は試合マットの増設や早期締め切りのアナウンスの徹底など、次回大会への課題といえるだろう。
そして今回からの変更点として青帯と紫帯の賞金がなくなり、賞金があるのはアダルトの黒帯と茶帯とマスター1黒帯のみとなった。
この点だけ見るとグレードダウンだが、その分他のカテゴリーの賞金金額が上がっているので、トータルの賞金金額は増額となっている。
いま世界的に賞金大会が数多く開催されているが、このアブダビ系大会=AJP(アブダビ柔術プロツアー)主催大会はその賞金金額の高額さと大会数の多さが抜きん出ている。
そのためにAJP主催大会を主軸にして世界各地をサーキットしている選手もおり、これは今後の世界の柔術シーンの新たな潮流となっていくのかに注目したい。
そんなアブダビグランドスラムツアー東京から、まずはアダルト黒帯の試合からレポートしていく。
The “Abu Dhabi Grand Slam Tour Tokyo” hosted by AJP was held at Ota Ward Gymnasium in Ota-ku, Tokyo for two days from July 28-29.
So far, it was held only for one day, but it was two days from this year, and the prize match "King of Mats" was also held at the same time as the previous report.
And as a change point from this time, the prize of the blue belt and the purple belt has disappeared, and only the adult black,brown belt and master 1 black belt have prizes.
This point is grade-down when it sees only this point, but the prize amount of money of other categories has risen by that much, and the total prize amount of money is increased.
A large number of prize competitions are currently held worldwide, but this Abu Dhabi-based tournament = AJP (Abu Dhabi Jiu-Jitsu Pro Tour) sponsored competition is distinguished by its high prize amount and the number of competitions.
To that end, there are players who make circuits around the world, with the AJP sponsored competition as the main axis, and I would like to pay attention to whether this will become a new trend in the world of Jiu-jutsu scenes in the future.
From such Abu Dhabi Grand Slam Tour Tokyo, we will first report from tournament of adult black belt finals.

アダルト黒帯56kg決勝戦
伊東圭(AXIS)
vs
戸所誠哲(パラエストラ岐阜)
ワールドプロでも3位入賞した戸所だったが伊藤のガードワークを攻略できずに攻めあぐねる展開に。
お互い決め手を欠く試合になったが、0-0/1-1からレフェリー判定で伊東が勝利。

アダルト黒帯62kg決勝戦
ジョナス・アンドラージ(シセロコスタ)
vs
ジョアオ・ガブリエル(ZRチーム)
ムンジアル後に黒帯昇格したジョナスとUAE JJの2018-2019シーズン・ランキング1位のガブリエルの試合は拮抗した試合になった。
最後は0-0/1-1からレフェリー判定でジョナスが勝利し、黒帯昇格直後ながら早くもトップ選手に勝利するという金星を挙げた。

アダルト黒帯69kg決勝戦
ケネディ・マシエル(アリアンシ)
vs
チアゴ・マセド(ホドリゴピネイロBJJ)
今大会の前日に開催された「キングオブマット」参戦組がこぞって欠場した69kgトーナメントはコブリンヤJrとマセドの顔合わせになった。
試合はケネディがポイントを奪えないまでも優位に進めて0-0/2-0で制して優勝を決めた。

アダルト黒帯77kg決勝戦
ジエゴ・ハマーリョ(ZRチーム)
vs
リーヴァイ・ジョーンズ(ユニティJJ)
ガブリエル・ソウザと共にAJP系大会を転戦しているハマーリョが新鋭・リーヴァイから4-2で勝利しvsリーヴァイ2連勝を飾った。
リーヴァイはワールドプロでも一本負けしており、AJP系大会では勝ち星に恵まれていない。

アダルト黒帯85kg決勝戦
ネイサン・メンデルソン(コアリション95)
vs
トーマス・ミツ(CARPE DIEM)
実力があるのにタイトルに恵まれていなかったネイサンがついにビッグタイトル獲得。
トーマスから1アドバンテージを奪い、最後までそのリードを守り切っての優勝で勝ち名乗りでは歓喜する姿を見せた。

アダルト黒帯94kg決勝戦
アダム・ワルジンスキ(チェックマット)
vs
フェルナンド・アンドラージ(アルワダクラブJJ)
アダムもAJPの常連選手だが戦績はいまひとつといった印象だったが今大会では1アドバンテージ差の僅差ながら優勝を果たす。
この優勝を機に一皮むけることができるか!?

アダルト黒帯120kg決勝戦
ジェラルド・ラビンスキ(Nsブラザーフッド)
vs
ヴィトー・ウゴ(ヒベイロJJ)
ムンジアル茶帯Wゴールド達成し満を持して黒帯に昇格したウゴをスイープして2−0で勝利したラビンスキ。
ラビンスキは2014年に紫帯で初来日して以来の日本での試合で当時は80kg、いまは100kg超えと大幅にウエイトアップ。
※2014年のラビンスキの試合レポはコチラから!
【今日が誕生日の柔術家】マーシオ・コバヤシ

『Jiu Jitsu NERD』のFacebookページはコチラから!

『Jiu Jitsu NERD』のインスタグラムはコチラから!

『Jiu Jitsu NERD』のTwitterはコチラから!

毎週配信のBJJニュース番組「BJJ-WAVE」はコチラから!
■試合動画やBJJ-WAVEなどの動画を配信しているYouTubeチャンネルはコチラから!

KinyaBJJ.com

©Bull Terrier Fight Gear
そのために参加を予定していながら大会に出れなかった選手も多く、この点は試合マットの増設や早期締め切りのアナウンスの徹底など、次回大会への課題といえるだろう。
そして今回からの変更点として青帯と紫帯の賞金がなくなり、賞金があるのはアダルトの黒帯と茶帯とマスター1黒帯のみとなった。
この点だけ見るとグレードダウンだが、その分他のカテゴリーの賞金金額が上がっているので、トータルの賞金金額は増額となっている。
いま世界的に賞金大会が数多く開催されているが、このアブダビ系大会=AJP(アブダビ柔術プロツアー)主催大会はその賞金金額の高額さと大会数の多さが抜きん出ている。
そのためにAJP主催大会を主軸にして世界各地をサーキットしている選手もおり、これは今後の世界の柔術シーンの新たな潮流となっていくのかに注目したい。
そんなアブダビグランドスラムツアー東京から、まずはアダルト黒帯の試合からレポートしていく。
The “Abu Dhabi Grand Slam Tour Tokyo” hosted by AJP was held at Ota Ward Gymnasium in Ota-ku, Tokyo for two days from July 28-29.
So far, it was held only for one day, but it was two days from this year, and the prize match "King of Mats" was also held at the same time as the previous report.
And as a change point from this time, the prize of the blue belt and the purple belt has disappeared, and only the adult black,brown belt and master 1 black belt have prizes.
This point is grade-down when it sees only this point, but the prize amount of money of other categories has risen by that much, and the total prize amount of money is increased.
A large number of prize competitions are currently held worldwide, but this Abu Dhabi-based tournament = AJP (Abu Dhabi Jiu-Jitsu Pro Tour) sponsored competition is distinguished by its high prize amount and the number of competitions.
To that end, there are players who make circuits around the world, with the AJP sponsored competition as the main axis, and I would like to pay attention to whether this will become a new trend in the world of Jiu-jutsu scenes in the future.
From such Abu Dhabi Grand Slam Tour Tokyo, we will first report from tournament of adult black belt finals.

アダルト黒帯56kg決勝戦
伊東圭(AXIS)
vs
戸所誠哲(パラエストラ岐阜)
ワールドプロでも3位入賞した戸所だったが伊藤のガードワークを攻略できずに攻めあぐねる展開に。
お互い決め手を欠く試合になったが、0-0/1-1からレフェリー判定で伊東が勝利。

アダルト黒帯62kg決勝戦
ジョナス・アンドラージ(シセロコスタ)
vs
ジョアオ・ガブリエル(ZRチーム)
ムンジアル後に黒帯昇格したジョナスとUAE JJの2018-2019シーズン・ランキング1位のガブリエルの試合は拮抗した試合になった。
最後は0-0/1-1からレフェリー判定でジョナスが勝利し、黒帯昇格直後ながら早くもトップ選手に勝利するという金星を挙げた。

アダルト黒帯69kg決勝戦
ケネディ・マシエル(アリアンシ)
vs
チアゴ・マセド(ホドリゴピネイロBJJ)
今大会の前日に開催された「キングオブマット」参戦組がこぞって欠場した69kgトーナメントはコブリンヤJrとマセドの顔合わせになった。
試合はケネディがポイントを奪えないまでも優位に進めて0-0/2-0で制して優勝を決めた。

アダルト黒帯77kg決勝戦
ジエゴ・ハマーリョ(ZRチーム)
vs
リーヴァイ・ジョーンズ(ユニティJJ)
ガブリエル・ソウザと共にAJP系大会を転戦しているハマーリョが新鋭・リーヴァイから4-2で勝利しvsリーヴァイ2連勝を飾った。
リーヴァイはワールドプロでも一本負けしており、AJP系大会では勝ち星に恵まれていない。

アダルト黒帯85kg決勝戦
ネイサン・メンデルソン(コアリション95)
vs
トーマス・ミツ(CARPE DIEM)
実力があるのにタイトルに恵まれていなかったネイサンがついにビッグタイトル獲得。
トーマスから1アドバンテージを奪い、最後までそのリードを守り切っての優勝で勝ち名乗りでは歓喜する姿を見せた。

アダルト黒帯94kg決勝戦
アダム・ワルジンスキ(チェックマット)
vs
フェルナンド・アンドラージ(アルワダクラブJJ)
アダムもAJPの常連選手だが戦績はいまひとつといった印象だったが今大会では1アドバンテージ差の僅差ながら優勝を果たす。
この優勝を機に一皮むけることができるか!?

アダルト黒帯120kg決勝戦
ジェラルド・ラビンスキ(Nsブラザーフッド)
vs
ヴィトー・ウゴ(ヒベイロJJ)
ムンジアル茶帯Wゴールド達成し満を持して黒帯に昇格したウゴをスイープして2−0で勝利したラビンスキ。
ラビンスキは2014年に紫帯で初来日して以来の日本での試合で当時は80kg、いまは100kg超えと大幅にウエイトアップ。
※2014年のラビンスキの試合レポはコチラから!
【今日が誕生日の柔術家】マーシオ・コバヤシ

『Jiu Jitsu NERD』のFacebookページはコチラから!

『Jiu Jitsu NERD』のインスタグラムはコチラから!

『Jiu Jitsu NERD』のTwitterはコチラから!

毎週配信のBJJニュース番組「BJJ-WAVE」はコチラから!
■試合動画やBJJ-WAVEなどの動画を配信しているYouTubeチャンネルはコチラから!

KinyaBJJ.com

©Bull Terrier Fight Gear