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2019年09月16日

【レポ】IBJJFアジア2019:アダルト茶帯

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3日間に渡って行われたIBJJFアジアの最終日はアダルト茶帯とマスター黒帯、そしてジュブナイル青帯と、数多くの注目カテゴリーが同時多発的に行われる多忙な1日となった。

その中でも最も大きな注目が集めっていたのはやはりアダルト茶帯のトーナメントになっていた。

ここには近い将来に黒帯を巻くであろうと思われる黒帯予備軍がこぞってエントリーしており、さながら青田買い的な興味もそそられたことだろう。



アダルト茶帯には今年のムンジアルの茶帯フェザーで準優勝しているジョシュ・シスネロスが参戦しており、同カテゴリーにエントリーしていたホベルチ・オダとのリマッチが決勝戦での再戦が実現し、激戦の末にパスガードに成功したホベがリベンジを果たすとともに優勝を決めている。

またオープンクラスは紫帯時代から因縁浅からぬ仲であるイゴール・タナベとレダ・メブトゥシュの4度目の対戦が準決勝戦で行われた。

初めての対戦は紫帯のときにASJJFドゥマウのスーパーファイトで対戦しレダが判定勝ち、2度目は昨年のムンジアルの準々決勝で、このときはイゴールが勝利。

そして3度目は今年のガナビー杯で3度目の対戦にして1勝1敗の決着戦ではイゴールが勝利も、この試合の判定を不服として長時間に渡ってレフェリーに抗議し、物議を醸していたことは記憶に新しい。


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イゴールvsレダ・初対決(2017年 9/27)6-0でレダ勝利



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イゴールvsレダの2戦目(ムンジアル2018)と3戦目(ガナビー杯2019)はイゴール勝利で通算戦績2勝1敗でイゴール勝ち越し。




そんなレダだが、内内ではすでに黒帯を許されているとの話があったが「オレには倒さなければならない相手がいる」とこれを固辞し、茶帯のまま今大会に参戦。

ヘビーのトーナメント2試合を勝利し、その勢いのまま挑んだオープンクラスの準決勝戦でイゴールと対峙したが、アドバンテージ1差で敗退し、通算戦績を1勝3敗となり大きく負け越しとなった。

レダに激勝したイゴールは続く決勝戦で韓国人選手のベ・スンミンをわずか50秒で極めて優勝し、スーパーヘビーの一人優勝と合わせてWゴールドを獲得している。

イゴールは来春パパになる予定で、今後は当分の間は日本に滞在し、日本をベースに活動していくとのことなので、これからはイゴールの試合が国内でもたくさん見れるようになるのは歓迎すべきことだろう。


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IBJJFアジア、大会最終日のハイライトはアダルト茶帯オープンクラス準決勝戦のイゴール・タナベ(ナインナインジャパン)vsレダ・メブトゥシュ(CARPE DIEM)の4度目の対戦。
因縁の対決は決勝戦ではなく準決勝戦で激突することとなった。



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試合開始直後にレダに飛び掛かっていきスムーズな動きでバックから絞めを極めにかかるイゴール。
だがレダはエスケープしディープハーフポジションになりイゴールがバックと絞めのアドバンテージを2つ獲得。



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そしてガードに引き込んだイゴールに対しレダはパスガードで攻めていくが決定打は与えられず。
そして両者に膠着のペナルティが与えられ、最後はレダをクローズドガードに捕らえたイゴールがアドバンテージ1差を守り切っての勝利。



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P0-0/A3-2、両者にペナルティ1ずつの僅差の試合となったが、最初に得たアドバンテージが勝負の決め手となった。



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続く決勝戦はチョイ・ワンチョイ門下のエ・スンミン(Over Limit BJJ)を僅か50秒で送り襟絞めで一本勝ち、秒殺勝利で優勝を決めている。



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アダルト茶帯オープンクラス表彰台
優 勝 イゴール・タナベ(ナインナインジャパン)
準優勝 ベ・スンミン(Over Limit BJJ)
3 位 レダ・メブトゥシュ(CARPE DIEM)イェ・ホンゴゥ(アリアンシ)



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アダルト茶帯フェザーにエントリーしたムンジアル準優勝のジョシュ・シスネロス(クレバーBJJ)。
1回戦&準決勝とも送り襟絞めに足を掛けていく変形の絞めをスピーディに極め、2試合連続の一本勝ちで決勝戦進出。



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今年のムンジアルで対戦経験があるジョシュとホベルチ・オダ(CARPE DIEM)のリマッチとなったフェザー決勝戦はホベが渾身のパスガードを決めて3-2で勝利。



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「ずっと心に引っ掛かっていた」というムンジアルの敗戦の屈辱を晴らすとともにIBJJFアジア・茶帯を初制覇。



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ルースター優勝した吉永力(トライフォース)は昨年度の王者である山本博斗(IGLOO)から一本勝ちで金メダル獲得。
この吉永は芝本・澤田に続くトライフォース・ルースター級の第3の男と言えるだろう。


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僅差の試合が続いたライト決勝はグアムのデヴィッド・ハリスを山本幸輝(X-TREME柔術アカデミー)がレフェリー判定で破って優勝。



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グアム在住ながらたびたび来日しアブダビグランドスラム東京、JBJJF全日本と連続優勝しているアンソニー・クルズ(カーウソングレイシーグアム)が韓国のベ・スンミン(Over Limit BJJ)から勝利して優勝したが、計量時にスマホを紛失して意気消沈しオープンクラスは不出場に。



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レダの階級別はヘビー級にエントリーし初戦を判定勝ち、決勝戦を一本勝ちして快勝。
階級別を優勝した直後は上機嫌だったが、オープンクラスで敗れた試合の後はまたも猛烈な抗議でバッドムードを漂わせていた。



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2試合を極めて勝利しライトフェザーを制した石黒翔也(CARPE DIEM)。
パン選手権やムンジアルなど海外の大会では惨敗も国内大会ではしっかりと結果を残している。



【今日が誕生日の柔術家】ホベルト・トラヴェン



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