2020年04月03日
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【Jiu Jitsu NERD】クロン・グレイシー:MMAでチャンピオンになってからギのチャンピオンを目指すのも悪くない
2013年の春に創刊し合計11冊を刊行した後に現在は休刊中の柔術専門誌「Jiu Jitsu NERD」。
これから不定期でJiu Jitsu NERDに掲載したインタビューなどを公開していきたい。
記念すべき第1回目はクロン・グレイシーのインタビューだ。
このインタビューは2014年に発売したVol.4に掲載したもので、もちろんNERDのみでしか読めなかった貴重なもの。
ムンジアルの大会後に自身のジムのバックヤードで本誌インタビューに応じたクロン。
すでに5年前のインタビューではあるが、ムンジアルの感想やMMAデビュー前の心境など、当時のクロンのことが知れるだろう。
──クロン、早速ですがムンジアルは観戦されましたか?
クロン:ああ、会場に行って見たよ。何人か自分の生徒が出ていたからね。黒帯決勝戦も見た。まぁ一言でいえばクソだな、アレは。見れたもんじゃない。
──えぇ?それはまたどうしてですか?
クロン:みんながみんなポイントゲームばっかりしててヒドいよ。極めれるチャンスがありながらもポイントを失うことを恐れてアタックにいかない選手がなんと多いことか。あんなの柔術じゃないし同じ柔術家として恥ずかしいよ。でも中には素晴らしい選手もいた。ホドウフォ(ヴィレイラ)とブシェシャだ。彼らの試合は見ていてよかったな。しっかりと極めにいくし実際に多くの試合で極めていたよ。彼らは試合のマットに相手を極めにいく、戦う意思を持って立っていたんだ。でもそれ以外のヤツらはただ試合というゲームに勝とうとしているだけだ。そんなのクソだし見たくもないよ。ああ、あとJT(トーレス)とレプリの試合もよかったな。
──かなり辛辣な意見ですね。前にあなたはもうIBJJFの大会には出ない、というニュースが報じられましたが、それは本当なのでしょうか?
クロン:ああ、本当だ。もうIBJJFの大会には出ない。そんなモチヴェーションは失ってしまったんだ。大会会場で長い間待たされた挙句、ステロイドでパンパンになった選手と10分間やり合おうとは思わないな。それが時間無制限なら問題ない。やってやろうじゃないか!でも10分という短い時間内の試合中ずっと筋肉バカに掴まれたギを振り払うだけって試合はもう飽きたよ。もう10年間もそれをやってきたんだよ?もう充分だと思わないかい?
──あなたのファミリーでもあるホジャー・グレイシーはMMAのキャリアを終えて来年はムンジアルにカムバックするという話もありますが。
クロン:それはオレの関知することじゃないよ。彼には彼の選択がある。MMAを辞めるのも柔術に復帰するのも彼が決めたことだ。その決定にどうこう意見するつもりはない。再びムンジアルに出るというなら、頑張ってくれと言うだけさ。
──ではIBJJFの大会以外でギの試合をする予定はありますか?
クロン:いまはこれといって考えてないな。現状でとりあえず控えてる試合はMMAデビューと来年のADCCだ。あるとしたらメタモリスだけど、それも自分がやろうっていうモチヴェーションを感じる選手とでないとやる意味がないよ。
──あなたのギでのスペシャルテクニック、十字絞めやエゼキエルなどギを使った極めが見れなくなるのは残念です。
クロン:ありがとう(笑)。ギの練習は好きだし、愛してると言っても過言ではないほどさ。いまもMMAの練習に明け暮れているけどギの練習は欠かしたことはない。もちろんギの試合も大好きなんだけどね……。まあまたいつかギの試合をする機会もあるだろう。ただ今は考えてない、ってだけさ。いま自分にとって最も大事でエナジーを注いでいるのは来るべきMMAデビュー戦だ。そこでいかに自分のベストを見せれるか?に集中してるんだ。
──またあなたのギの試合が見れることを楽しみに待っています。ホジャーだってMMAから柔術に戻ってくるんですから、あなたがいつかはまたムンジアルに出ることを期待させて下さい。
クロン:ハハハ。そうだね。さっきはもう出ない、って言ったけど今後一生絶対に出ないってことでもないよ。ただ今の気持ちではその可能性は限りなくゼロに等しいってことだ。物事に絶対はないから、いつかまた気が向いたらムンジアルに出ることもあるかもしれない。まあこれから4、5年はMMAに集中してMMAでチャンピオンになって、それからまたムンジアルに戻ってギのチャンピオンを目指すってのも悪くないね。だってまだムンジアルではチャンピオンになっていないんだから。そのことはほんのちょっと気にはなっているんだよ、実はね(笑)。
クロンのインタビューが掲載されている『Jiu Jitsu NERD Vol.4』は現在も入手可能。
オールカラー・64P、定価 600円で発売中。
■詳細はコチラ、購入はコチラから!
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クロン:ああ、会場に行って見たよ。何人か自分の生徒が出ていたからね。黒帯決勝戦も見た。まぁ一言でいえばクソだな、アレは。見れたもんじゃない。
──えぇ?それはまたどうしてですか?
クロン:みんながみんなポイントゲームばっかりしててヒドいよ。極めれるチャンスがありながらもポイントを失うことを恐れてアタックにいかない選手がなんと多いことか。あんなの柔術じゃないし同じ柔術家として恥ずかしいよ。でも中には素晴らしい選手もいた。ホドウフォ(ヴィレイラ)とブシェシャだ。彼らの試合は見ていてよかったな。しっかりと極めにいくし実際に多くの試合で極めていたよ。彼らは試合のマットに相手を極めにいく、戦う意思を持って立っていたんだ。でもそれ以外のヤツらはただ試合というゲームに勝とうとしているだけだ。そんなのクソだし見たくもないよ。ああ、あとJT(トーレス)とレプリの試合もよかったな。
──かなり辛辣な意見ですね。前にあなたはもうIBJJFの大会には出ない、というニュースが報じられましたが、それは本当なのでしょうか?
クロン:ああ、本当だ。もうIBJJFの大会には出ない。そんなモチヴェーションは失ってしまったんだ。大会会場で長い間待たされた挙句、ステロイドでパンパンになった選手と10分間やり合おうとは思わないな。それが時間無制限なら問題ない。やってやろうじゃないか!でも10分という短い時間内の試合中ずっと筋肉バカに掴まれたギを振り払うだけって試合はもう飽きたよ。もう10年間もそれをやってきたんだよ?もう充分だと思わないかい?
──あなたのファミリーでもあるホジャー・グレイシーはMMAのキャリアを終えて来年はムンジアルにカムバックするという話もありますが。
クロン:それはオレの関知することじゃないよ。彼には彼の選択がある。MMAを辞めるのも柔術に復帰するのも彼が決めたことだ。その決定にどうこう意見するつもりはない。再びムンジアルに出るというなら、頑張ってくれと言うだけさ。
──ではIBJJFの大会以外でギの試合をする予定はありますか?
クロン:いまはこれといって考えてないな。現状でとりあえず控えてる試合はMMAデビューと来年のADCCだ。あるとしたらメタモリスだけど、それも自分がやろうっていうモチヴェーションを感じる選手とでないとやる意味がないよ。
──あなたのギでのスペシャルテクニック、十字絞めやエゼキエルなどギを使った極めが見れなくなるのは残念です。
クロン:ありがとう(笑)。ギの練習は好きだし、愛してると言っても過言ではないほどさ。いまもMMAの練習に明け暮れているけどギの練習は欠かしたことはない。もちろんギの試合も大好きなんだけどね……。まあまたいつかギの試合をする機会もあるだろう。ただ今は考えてない、ってだけさ。いま自分にとって最も大事でエナジーを注いでいるのは来るべきMMAデビュー戦だ。そこでいかに自分のベストを見せれるか?に集中してるんだ。
──またあなたのギの試合が見れることを楽しみに待っています。ホジャーだってMMAから柔術に戻ってくるんですから、あなたがいつかはまたムンジアルに出ることを期待させて下さい。
クロン:ハハハ。そうだね。さっきはもう出ない、って言ったけど今後一生絶対に出ないってことでもないよ。ただ今の気持ちではその可能性は限りなくゼロに等しいってことだ。物事に絶対はないから、いつかまた気が向いたらムンジアルに出ることもあるかもしれない。まあこれから4、5年はMMAに集中してMMAでチャンピオンになって、それからまたムンジアルに戻ってギのチャンピオンを目指すってのも悪くないね。だってまだムンジアルではチャンピオンになっていないんだから。そのことはほんのちょっと気にはなっているんだよ、実はね(笑)。
クロンのインタビューが掲載されている『Jiu Jitsu NERD Vol.4』は現在も入手可能。
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