2020年04月18日
【結果】青木真也vs世羅智茂・グラップリングマッチ
4/17(金)、都内某所にて開催された「Road to ONE:2nd sponsored by ABEMA 」での青木真也vs世羅智茂のグラップリングマッチの試合結果です。
この試合は大会のメインイベントで行われ、ABEMAにて生配信された。
いまはMMAのトップ選手として確固たる地位を築いている青木真也だが、過去にはADCCの日本代表選手として2005年のロサンゼルス大会に参戦したり、MMAに転向後もメタモリス2でのvsクロン・グレイシー戦(2013年6月)やONEでのゲイリー・トーナン戦(2017年5月)などでグラップリングマッチに出場している。
そのクロン戦はギロチンで、ゲイリー戦はヒールフックでそれぞれ一本負けを喫しているが、国内ではいまだトップクラスのグラップラーであることに間違いないはずだ。
対する世羅智茂はCARPE DIEM所属の柔術家でありながら、ギありの柔術よりもノーギでの戦績の方が目立っており、最近ではQUINTETでの活躍ぶりが印象に残っている。
実は世羅はギありの柔術では黒帯になってからJBJJF全日本もIBJJFアジアも制したことはなく、その他大勢の黒帯の一人という印象でしかない。
だが、ことノーギに限っていえばJBJJF全日本ノーギを2016&2017年と2年連続でチームメイトとクローズアウトし、海外大会ではオーストラリアで開催されたIBJJFパンパシフィックで優勝するなどトップクラスの実績を残している。
そして世羅は一本勝ちの多さも驚異的でQUINTETでも数々の一本勝ちを量産し、その試合ぶりが目に留まっての今回の抜擢なのは想像に難くないところだ。
下馬評ではケージの中で行われることもあって青木有利の予想が多いが、ここは世羅の勝負強さに期待したいがどうか。
戦前のインタビューで「この試合に勝って人生を変えたい」と話した世羅、そして「オレに勝っても負けても何も変わらない」と一蹴した青木、この2人の温度差がどう試合に反映されるのか興味深いところだ。
「Road to ONE:2nd sponsored by ABEMA」
■第6試合 メインイベント
Road to ONE グラップリング ライト契約(77.1kg)10分1R/判定無し
青木真也 (EVOLVE MMA)
vs
世羅智茂(CARPE DIEM)
【試合経過】
すぐ引き込んでニーシールドハーフの世羅、そこからクローズドに変化したところで青木がケージに押し込んでいく。世羅はケージに押し込まれ、頭を動かしにくくやりづらい状態。そして青木は立ち上がったりしてクローズドを割りにいくが、大きな動きはなく3分が経過。世羅はスキを見てヒップスローを狙うも不発、青木はまたもケージに押し込んだ状態のまま立ち上がりクローズド割りにいくも、うまくいかずに座ってクローズドガードの攻防が続いていく。ケージに押し込まれたままの世羅はクローズドをキープするのに精一杯か、ここで試合時間半分の5分が経過。青木は世羅の手首を握ってコントロールしているも、ほぼ同じ状態のまま刻一刻と時間が過ぎていき、試合残り時間が3分を切ったところで世羅が一度クローズドを開いてハーフになり、なにかを狙っていたようだが、すぐにクローズドに戻した。そして試合時間が1分を切ろうかというときに大きく試合が動く。世羅が自らクローズドを開いて足関節で攻めていくが、青木はこれらを適切に凌いでいき、結局またもクローズドに。そのままの状態で試合終了となり、ドロー決着となった。
試合を通してクローズドガードに拘り続けた世羅とそのクローズドを割れずにいた青木という図式だった。
だが試合終盤にクローズドを自ら割って足関節技を仕掛けていったのは世羅であり、その一点のみがこの試合の見せ場であったと言っても過言ではないだろう。
クローズドガード、これは柔術でいえば最強のガードであり、クローズドに入れてる限りは自分に不利なことは一切ない。
だからそのポジションに固執した世羅は安全策を取りながらの試合ぶりでやや消極的には思えたが、戦略的には間違いではなかったと思う。
とはいえこれはMMAイベント内のグラップリングマッチであり、またメインイベントであることを考えると、期待外れだったと言わざるを得ないだろう。
青木もそのフラストレーションを試合後のマイクで吐き出していたが、世羅のクローズドを最後まで割ることができなかったのも事実だ。
【Today's Pick up】
ブルテリア・ラッシュガード「The Ranger」
戦隊モノのカラーリングをモチーフにしたレンジャーシリーズ。
これは帯色だけでなく赤や黄色、ピンクなどもあり。
そして半袖・長袖と2バージョンあるのでバリエーション豊富だ。
■「The Ranger」赤・半袖はコチラから!
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だが、ことノーギに限っていえばJBJJF全日本ノーギを2016&2017年と2年連続でチームメイトとクローズアウトし、海外大会ではオーストラリアで開催されたIBJJFパンパシフィックで優勝するなどトップクラスの実績を残している。
そして世羅は一本勝ちの多さも驚異的でQUINTETでも数々の一本勝ちを量産し、その試合ぶりが目に留まっての今回の抜擢なのは想像に難くないところだ。
下馬評ではケージの中で行われることもあって青木有利の予想が多いが、ここは世羅の勝負強さに期待したいがどうか。
戦前のインタビューで「この試合に勝って人生を変えたい」と話した世羅、そして「オレに勝っても負けても何も変わらない」と一蹴した青木、この2人の温度差がどう試合に反映されるのか興味深いところだ。
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【試合経過】
すぐ引き込んでニーシールドハーフの世羅、そこからクローズドに変化したところで青木がケージに押し込んでいく。世羅はケージに押し込まれ、頭を動かしにくくやりづらい状態。そして青木は立ち上がったりしてクローズドを割りにいくが、大きな動きはなく3分が経過。世羅はスキを見てヒップスローを狙うも不発、青木はまたもケージに押し込んだ状態のまま立ち上がりクローズド割りにいくも、うまくいかずに座ってクローズドガードの攻防が続いていく。ケージに押し込まれたままの世羅はクローズドをキープするのに精一杯か、ここで試合時間半分の5分が経過。青木は世羅の手首を握ってコントロールしているも、ほぼ同じ状態のまま刻一刻と時間が過ぎていき、試合残り時間が3分を切ったところで世羅が一度クローズドを開いてハーフになり、なにかを狙っていたようだが、すぐにクローズドに戻した。そして試合時間が1分を切ろうかというときに大きく試合が動く。世羅が自らクローズドを開いて足関節で攻めていくが、青木はこれらを適切に凌いでいき、結局またもクローズドに。そのままの状態で試合終了となり、ドロー決着となった。
試合を通してクローズドガードに拘り続けた世羅とそのクローズドを割れずにいた青木という図式だった。
だが試合終盤にクローズドを自ら割って足関節技を仕掛けていったのは世羅であり、その一点のみがこの試合の見せ場であったと言っても過言ではないだろう。
クローズドガード、これは柔術でいえば最強のガードであり、クローズドに入れてる限りは自分に不利なことは一切ない。
だからそのポジションに固執した世羅は安全策を取りながらの試合ぶりでやや消極的には思えたが、戦略的には間違いではなかったと思う。
とはいえこれはMMAイベント内のグラップリングマッチであり、またメインイベントであることを考えると、期待外れだったと言わざるを得ないだろう。
青木もそのフラストレーションを試合後のマイクで吐き出していたが、世羅のクローズドを最後まで割ることができなかったのも事実だ。
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ブルテリア・ラッシュガード「The Ranger」
戦隊モノのカラーリングをモチーフにしたレンジャーシリーズ。
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