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2020年05月18日

【結果】コロナショック真っ最中の中での「Fight To Win 139&140」は2日間連続開催

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コロナショック真っ最中のアメリカのテキサス州はダラスでプロ柔術イベント「Fight To Win」が2日間連続で開催された。

Fight To Win 139と140の2大会連続は通常は1大会で行う試合数を2日間に分割して行ったからなのは想像に難くない。

それはもちろん、COVID-19=新型コロナウイルス感染回避のためで、1大会あたりの試合数の減少に加えレフェリー&スタッフのマスク着用、そして当然のように無冠客で配信オンリーのイベントとして開催された。

日本では緊急事態宣言も一部の地域を除いて解除され、練習を再開し始めたジムも多く、一時期の厳戒態勢は解かれつつあるが、当ブログで好評連載中の「LA通信」で伝えられてる通りに、アメリカではまだまだ厳しい状況が続いている。

そんな中で開催された今大会だが、久しぶりにライブストリーミングされる柔術イベントとして注目も大きかったように思われる。



大会主催者のセス・ダニエルズもこの状況の中、よく開催の決断を下したと思うが、セスもなんとかこの現状を打破したいとの考えがあり、また試合のオファーを受けた選手たちもプロ大会の大会再開を喜んでいた。

1日当たり12試合の試合が組まれたFight To Winの139と140は初日のメインでサイボーグvsガゾーラのADCCファイナリスト対決、2日目はAJvsケイシーニョの3年ぶりのリマッチをラインナップ。

それぞれメインとセミの2試合を初日はノーギ、2日目はギありで組んでおり、対照的なマッチメイクとなっていた。

ここで注目だったのがロベルト・ヒメネスだ。

既報の通り、先週末にロベルトが所属するスタジオ76がアリアンシのアソシエーションから離脱しており、その去就に注目が集まっているが、そのロベルトが大会2日目のセミファイナルに登場。

トレードマークだったヘアスタイルから一変し、坊主頭にチェンジしたのは心機一転・再出発のアピールか。

そのロベルトは「Who's Number One」で組まれた黒帯デビュー戦でキーナン・コーネリアスに勝ち、その後にはカンサスオープンでWゴールド達成、しかもヨーロピアン王者のフェリッペ・アンドリューをも極めるという驚愕のパフォーマンスを見せた。

「Fight To Win 137」でのルーカス・バルボーザ戦では黒帯初黒星となり、一本負けするも激戦を展開し、黒帯昇格直後ながら黒帯トップ選手と遜色ないポテンシャルがあることを見せつけていた。

だが今回の試合では試合巧者のガブリエル・アルメイダ相手に攻め切ることができずに一進一退の攻防となり、試合展開的にはロベルトがやや優位に感じたがレフェリーは2−1でガブリエル勝利を支持し、レフェリー判定で惜敗を喫している。

敗れたロベルトだが若干19歳という若さなので、これから黒帯としての経験を積んでいけばさらなる飛躍が期待できるだろう。

またFight To Winは今後も定期的に大会開催を継続していくことを改めて表明し、来週にはFight To Win 141を開催地未定ながら開催予定となっている。

今までは全米のどこかしらで毎週開催されていたIBJJFトーナメントの再開の目途が立っていない中、この先行き不安で沈滞ムードのアメリカのBJJシーンにおいてFight To Winの大会再開は唯一の光明であるといえるだろう。


■Fight To Win 139
〇Dylan Martinez vs Alexander Leon×

レフェリー判定

×Alex Lopez vs Grayson Henley〇
腕十字

×Colby Capps vs Dilllon Hinojosa〇
ヒールフック

〇Justin Reddick vs Aaron Culpepper×
RNC

〇Kevin McCormick vs Joshua Hightower×
腕十字

〇Cameron Couch vs Paulo Azambuja×
腕十字

〇Yuri Santos vs Andre Gomes×
レフェリー判定

〇Igor Paiva vs Jeff Hamond×
レフェリー判定

×Eddie Avelar vs Viktor Doria〇
レフェリー判定

×Kevin Williams vs Vinicius Carvalho〇
レフェリー判定


01
〇Johnny Tama vs Ethan Crelinsten×
エクアドル人のジョニーとカナダ人のイーサンのインターナショナルマッチはノーギで行われ、Wガードの状態から足関節に取り合いの試合展開になり、レフェリー判定でジョニーが勝利したが、どちらが勝ってもおかしくないノンストップの好勝負だった。



02
×Vinicius Ferreira vs Roberto Cyborg Abreu〇
昨年のADCCで準優勝しているガゾーラとかつてのADCC王者であるサイボーグの新鋭vsベテラン対決は引き込んだガゾーラのガードアタックを封じてボディロックを多用してパスの圧をかけ続けたサイボーグがレフェリー判定勝ちしベテラン健在をアピール。



■Fight To Win 140
〇Joao Assonitis vs Diego Vasquez×

レフェリー判定

〇Ricardo Mendes vs Wade Smittle×
レフェリー判定

×Adam Cruz vs Ed Johnson〇
絞め

×Blake Bradshaw vs Keaton Standridge〇
レフェリー判定

〇Troy Mercer vs Joshua Richards×
腕十字

×Michael Diaz vs Cameron Adair〇
ヒールフック

〇Mark Francescutti vs Bradley Clifton×
絞め

×Tony Oviedo vs Michael Salazar〇
絞め

〇Rodrigo Lopes Martins vs Joe Murphy×
オモプラッタ

×Stephen Hall vs Buddy Roberts〇
レフェリー判定



03
×Roberto Jimenez vs Gabriel Almedia〇
開始早々に飛びつき三角で攻めていくガブリエル、Wガード&50/50から足関の攻防多い展開に。そこからベリンボロでスイープ&バック狙いのヒメネスだが決め手がなく判定2-1でガブリエルの勝利に。



04
×AJ Agazarm vs Osvaldo Moizinho〇
引き込んだAJをパスしたケイシーニョ、さらにブラボーチョークで攻める。さらにオモを極めかけるケイシーニョだが場外落ちてブレイク。AJのタックルをスカして飛びつき三角からオモ、腕十字もAJは凌ぎまくったが試合はレフリー判定3-0でケイシーニョ勝利。



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