2020年05月26日
【結果】Fight To Win 141:ロバトJr、MMA引退も柔術で復帰し一本勝ちで王座防衛

先週末に2日間連続で配信オンリーの無観客大会を開催したプロイベント「Fight To Win」が今週も同じ場所であるテキサス州ダラスで「Fight To Win 141」を開催した。
今大会も先週同様に無観客&配信オンリーで開催され、大会は有料配信サイトのFlograpplingでライブストリーミングされている。
今大会の注目はメインイベントにラインナップされたハファエル・ロバトJrの柔術復帰戦だった。
ハファエル・ロバトJrはブラジル人以外で初めてのグランドスラムを達成(ヨーロピアン、パン、ブラジレイロ、ムンジアルのIBJJF4大大会優勝)した初めてのアメリカ人柔術家で、2014年からは主戦場をMMAに移し、ベラトールとレガシーFCで王座を獲得している選手。
だが脳の血管に発症した海綿状血管腫のために今年の2月にMMAを引退したが、MMAに比べ脳へのダメージが少ないと思われる柔術&グラップリングは試合可能ということで、今大会でギありの柔術マッチで試合復帰している。
ちなみにロバトJRのギありの試合は実に3年ぶりとのことだ。
そのロバトJrの相手に抜擢されたのはチェックマットの黒帯、アーノルド・マイダナだ。
アーノルドはメジャートーナメントの戦績はないが、チェックマット・ノースリッジのオーナーインストラクターで、もともとはバルボーザ門下だったが、ルイス・パンザのチェックマット移籍に同調するようにチェックマットに移籍してきた。
過去にF2Wに多数参戦しているが、過去3戦はDJジャクソン、ジョシュ・ヒンガー、ジェイク・ワトソンに3連敗しており、お世辞にもトップクラスとはいえない現状に甘んじている。
そんな両者の試合はサウロ・ヒベイロの黒帯らしく基本技のみで攻めていくオールドスクールスタイルでロバトがスイープ、パス、マウント、サブミッションと各ポジションごとに着実に攻めていって一本勝ちでF2Wライトヘビー級王座の防衛を果たしている。
セミファイナルにはエドウィン・ナジミとベンヘン・ヘンダーソンの柔術マッチが組まれ、エドウィンの得意技の三角絞めが炸裂してベンヘンをタップアウト。
そしてアンダーカードではかつて日本に在住しジャクソン&サムエルのナガイ兄弟として活躍していたサムエル・ナガイが茶帯マッチで登場し腕十字で一本勝ちしている。
またF2Wは次週にも大会を予定しており、その大会ではメインイベントでガヴィ・ガルシアとケンドール・リューシンのノーギタイトルマッチを行う予定だ。

F2Wライトヘビー級タイトルマッチ
ハファエル・ロバトJRvsアーノルド・マイダナ
引き込んだロバトが軽やかな動きですぐさまスイープしハーフガードへ。ハーフになってからは相手の脇を差ししっかりハグしての正調ハーフで足を抜きにかかる。相手はロックダウンでハーフをキープし、さらにラペラを引き出して下からブラボーチョーク狙い。これを胸を張ることで阻止し、そこからバックテイクて移行、そしてマウントになって十字絞めでタップアウト。ロバトのオールドスクールスタイルが堪能できた一戦だった。

ロバトJRはF2Wライトヘビー級王座を防衛

エドウィン・ナジミvsベンヘン・ヘンダーソン
いきなり飛びつき三角を仕掛けていくナジミ、これは引き込むためのステップか、三角に拘らずガードへ。そして袖を引きながらまたも三角を仕掛け、足もしっかり組んでいったがベンヘンは前に屈むようにして外していく。ナジミはスイープして上になった瞬間に飛びつき三角でキャッチ、今度はガッチリと足を組んでタップを奪った。

サムエル・ナガイvsマリオ・フォンセカ
引き込んだサムエルがすぐさま三角、アームロックを仕掛けていくが不発。そしてラッソーからスイープも両者スタンドへ。そこから引き込み→アングルピックでトップにいきハーフになり、それをヒザ十字で切り返す。これは凌がれるもそこからサイドにいき腕十字を極めて一本勝ち。最後の動きはフローグラップリングのツイッターに「テキストブック」と評されるほど教科書通りの見事な動きだった。
【その他の結果】
■黒帯
〇Dylan Whyte vs Jason Bright×
判定
〇Jean Panqueka vs Mike Anderson×
絞め
■茶帯
〇William Tackett vs Troy Russell×
三角絞め
〇Tyler Murrah vs Bobby Alexander×
判定
■紫帯
〇Colton Phoenix vs Robert Galan×
判定
〇Andy Van Hook vs Ben Krosley×
判定
〇Edward Johnson vs Kenny Gunter×
判定
〇Tarean Byars vs Micah Valdez×
ヒザ十字
〇Aric Mercado vs Dmitri Thompson×
判定
〇Daniel Gabriel vs Tre Hawkins×
判定
〇Aaron McKenzie vs Noah Villemarette×
トーホールド
〇Erica Snow Barnes vs Catherine Arnold×
判定
■キッズ
〇Hope Russell vs Hallie Daniel×
判定

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7000円(レギュラー会員)
4000円(女性&学生)
5000円(週一会員)
JR&大江戸線
代々木駅西口より徒歩2分
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そのロバトJrの相手に抜擢されたのはチェックマットの黒帯、アーノルド・マイダナだ。
アーノルドはメジャートーナメントの戦績はないが、チェックマット・ノースリッジのオーナーインストラクターで、もともとはバルボーザ門下だったが、ルイス・パンザのチェックマット移籍に同調するようにチェックマットに移籍してきた。
過去にF2Wに多数参戦しているが、過去3戦はDJジャクソン、ジョシュ・ヒンガー、ジェイク・ワトソンに3連敗しており、お世辞にもトップクラスとはいえない現状に甘んじている。
そんな両者の試合はサウロ・ヒベイロの黒帯らしく基本技のみで攻めていくオールドスクールスタイルでロバトがスイープ、パス、マウント、サブミッションと各ポジションごとに着実に攻めていって一本勝ちでF2Wライトヘビー級王座の防衛を果たしている。
セミファイナルにはエドウィン・ナジミとベンヘン・ヘンダーソンの柔術マッチが組まれ、エドウィンの得意技の三角絞めが炸裂してベンヘンをタップアウト。
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またF2Wは次週にも大会を予定しており、その大会ではメインイベントでガヴィ・ガルシアとケンドール・リューシンのノーギタイトルマッチを行う予定だ。

F2Wライトヘビー級タイトルマッチ
ハファエル・ロバトJRvsアーノルド・マイダナ
引き込んだロバトが軽やかな動きですぐさまスイープしハーフガードへ。ハーフになってからは相手の脇を差ししっかりハグしての正調ハーフで足を抜きにかかる。相手はロックダウンでハーフをキープし、さらにラペラを引き出して下からブラボーチョーク狙い。これを胸を張ることで阻止し、そこからバックテイクて移行、そしてマウントになって十字絞めでタップアウト。ロバトのオールドスクールスタイルが堪能できた一戦だった。

ロバトJRはF2Wライトヘビー級王座を防衛

エドウィン・ナジミvsベンヘン・ヘンダーソン
いきなり飛びつき三角を仕掛けていくナジミ、これは引き込むためのステップか、三角に拘らずガードへ。そして袖を引きながらまたも三角を仕掛け、足もしっかり組んでいったがベンヘンは前に屈むようにして外していく。ナジミはスイープして上になった瞬間に飛びつき三角でキャッチ、今度はガッチリと足を組んでタップを奪った。

サムエル・ナガイvsマリオ・フォンセカ
引き込んだサムエルがすぐさま三角、アームロックを仕掛けていくが不発。そしてラッソーからスイープも両者スタンドへ。そこから引き込み→アングルピックでトップにいきハーフになり、それをヒザ十字で切り返す。これは凌がれるもそこからサイドにいき腕十字を極めて一本勝ち。最後の動きはフローグラップリングのツイッターに「テキストブック」と評されるほど教科書通りの見事な動きだった。
Textbook ?? pic.twitter.com/znzmVbkuYK
— FloGrappling (@FloGrappling) May 24, 2020
【その他の結果】
■黒帯
〇Dylan Whyte vs Jason Bright×
判定
〇Jean Panqueka vs Mike Anderson×
絞め
■茶帯
〇William Tackett vs Troy Russell×
三角絞め
〇Tyler Murrah vs Bobby Alexander×
判定
■紫帯
〇Colton Phoenix vs Robert Galan×
判定
〇Andy Van Hook vs Ben Krosley×
判定
〇Edward Johnson vs Kenny Gunter×
判定
〇Tarean Byars vs Micah Valdez×
ヒザ十字
〇Aric Mercado vs Dmitri Thompson×
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〇Daniel Gabriel vs Tre Hawkins×
判定
〇Aaron McKenzie vs Noah Villemarette×
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