2020年06月02日
【結果】Fight To Win 142:ガヴィ・ガルシア、一本勝ちでノーギ王座獲得

5月中旬から3週間連続で配信オンリーの無観客大会を開催しているプロイベント「Fight To Win」が前回、前々回と同じくテキサス州ダラスで「Fight To Win 142」を開催した。
今は他大会がほぼなく、F2Wだけが毎週レギュラーでイベントを開催しており、大会配信を手掛ける有料配信サイトのFlograpplingも今大会の煽りに力を入れており、見どころ多い大会となっていた。
そんな中で一番の注目だったのは多数の強豪選手の試合を差し置いて組まれた女子のノーギマッチ、ガヴィ・ガルシアvsケンドール・リューシンだ。
ガヴィのこれまでの実績は今更書くまでもないがムンジアル王者&ADCC王者で近年はMMAにも進出し、日本ではRIZINを主戦場にして活躍中だ。
対するケンドール・リューシンは昨年黒帯になったばかりのルーキーだが、すでにワールドノーギでWゴールド、ギありではヨーロピアンで優勝しており、IBJJF以外ではSJJIFワールドでギ&ノーギでクアドラプルゴールド達成という新進気鋭の選手。
そしてガヴィが獲得していないワールドノーギで優勝しており、ADCCこそ出場していないが、ノーギではガヴィに匹敵する実力があるといってもいいだろう。
ケンドールはバックボーンにレスリングのキャリアがあり、それだけにノーギでのテイクダウン能力は突出したものがあり、ギありよりもノーギの方が得意と思われ、この試合でもケンドールのリクエストによりノーギでの対戦となった経緯があった。
またこのガヴィvsケンドール以外にもセミではジョニー・タマvsダンテ・レオンのワールドノーギ王者対決もラインナップ。
昨年のワールドノーギでジョニーはライトで、ダンテはミドルを制しており、階級を超えた世界王者対決の実現もワンマッチ大会ならではだろう。
さらにセミ前にはムンジアル王者、マテウス・ガブリエルが出場し、ルーカス・バレンテと対戦するが、マテウスはフェザー級のムンジアル王者で、ルーカスはライト級のムンジアル・ファイナリストという、これも階級を超えたムンジアル・ファイナリスト対決となっている。
こんな豪華カードが目白押しで行われたF2W142、この3試合に加え、ブルテリアがスポンサーしているサムエル・ナガイの試合をレポートする。

女子ノーギヘビー級タイトルマッチ
ガヴィ・ガルシア
vs
ケンドール・リューシン
9タイムスワールドチャンプのガヴィvs黒帯1年目のルーキー・ケンドールの図式という試合。2人とも黒×ピンクのコスチュームも体格差は一目でわかるほどの差がある。両者ともスタンドの攻防でテイクダウンを仕掛けていく。ケンドールはガヴィのタックルをカウンター狙いか。たびたびマット際にかりケンドールが場外に落ちる場面も。レスリングの強豪として知られたケンドールだけにガヴィに組まれても倒されることなくうまく対処しているが、逆に倒せるような場面はない。試合時間10分の半分が経過してガヴィに疲れが見えてきたところで、組み手が雑になってきたように感じる。試合時間1:30のところでついにガヴィが浴びせ倒しでテイクダウン成功。こらはマットサイドだったため、中央で再開、ケンドールはハーフ、そこからアメリカーナを無理矢理極めてガヴィが一本勝ちでタイトル防衛。
ジョニー・タマ
vs
ダンテ・レオン
去年のワールドノーギのチャンピオン対決。ジョニーはライト、ダンテはミドルで優勝しており、階級はジョニーが1つ下になる。ジョニーは先々週のF2Wにも出場しており、2週間ぶりにF2Wに再登場。試合はジョニーが引き込んでハーフ、ニーシールドで攻めていく。それに対しダンテはWアンダーからバックテイクのアタック、そこから下になりつつ三角絞めのセットアップ。これを極め切り一本勝ちで勝利。試合時間は2:30ほどの短いタイムだった。

ルーカス・バレンテ
vs
マテウス・ガブリエル
いきなり座り込んで引き込みのルーカス、マテウスも座ってWガードに。互いに袖、裾を持ちながら足を絡めていく。マテウスは両足首にがっちりテーピングしている。ルーカスはラペラ引き出しワームのセットアップ狙いか。ルーカスフットロック、マテウスベリンボロカウンター。またWガードに。立ち上がったマテウス、自らラペラ引き出しルーカスを誘うが何もなしでWガードへ。マテウスたってルーカスワームへ。レフリー判定2-1でルーカスが勝利。試合後のインタビューで次戦は過去に敗れたレプリとやりたいと指名したが実現するか?!

サムエル・ナガイ
vs
カーロス・ネト
先週に引き続き、2週連続でF2W出陣のサムエル。前回の試合では「教科書通り」と評されるほどキレイな腕十字を極め快勝しているが今回はどうか。相変わらずアグレッシブに攻めていくサムエル、カーロスの足を抱えると自らのギの襟を握ってワンハンド・レッグロックへ。カーロスはしばらく耐えていたが辛抱できずにタップアウト、サムエルが茶帯ライト王座を獲得している。
■黒帯
〇Justin Rice vs Clay Hantz×
トーホールド
〇Lucas Lima vs Willis Nunes×
トーホールド
〇Inacio Neto vs Jean Panqueka×
腕十字
〇Vinicius Carvalho Garcia vs Henrique Nobrega×
チョーク
■茶帯
〇William Tackett vs Justin Renick×
腕十字
〇Jorge Castaneda vs Jairo Bautista×
レフェリー判定
〇Pedro Fillipe Marinho vs Michael Salazar×
コブラチョーク
〇Colton Roelfs vs Aaron Culpepper×
トーホールド
〇Leandro Nascimento vs Tony Fitz×
レフェリー判定
■紫帯
〇Michael Gonzalez vs John Paul Robledo×
キムラ
〇Carlos Neto vs Josh Mosquea×
腕十字
■キッズ
〇Michael Brennan vs Michael Ortega×
レフェリー判定
〇Hope Russell vs Michelle Treelonge×
RNC

【Today's pick up】
ブルテリア柔術衣「MUSHIN」
F2Wの茶帯ライト新チャンピオンとなったサムエル・ナガイもブルテリアのスポンサーアスリート。
この画像で着用してるのは人気シリーズ「MUSHIN」ですがすでに完売。
「MUSHIN」の新作の発売が待たれる!
Sold Out

©Bull Terrier Fight Gear

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練習時間:
月・火・金 / 19:30-22:00
土曜 / 11:00-13:00
費用:
7000円(レギュラー会員)
4000円(女性&学生)
5000円(週一会員)
JR&大江戸線
代々木駅西口より徒歩2分
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そしてガヴィが獲得していないワールドノーギで優勝しており、ADCCこそ出場していないが、ノーギではガヴィに匹敵する実力があるといってもいいだろう。
ケンドールはバックボーンにレスリングのキャリアがあり、それだけにノーギでのテイクダウン能力は突出したものがあり、ギありよりもノーギの方が得意と思われ、この試合でもケンドールのリクエストによりノーギでの対戦となった経緯があった。
またこのガヴィvsケンドール以外にもセミではジョニー・タマvsダンテ・レオンのワールドノーギ王者対決もラインナップ。
昨年のワールドノーギでジョニーはライトで、ダンテはミドルを制しており、階級を超えた世界王者対決の実現もワンマッチ大会ならではだろう。
さらにセミ前にはムンジアル王者、マテウス・ガブリエルが出場し、ルーカス・バレンテと対戦するが、マテウスはフェザー級のムンジアル王者で、ルーカスはライト級のムンジアル・ファイナリストという、これも階級を超えたムンジアル・ファイナリスト対決となっている。
こんな豪華カードが目白押しで行われたF2W142、この3試合に加え、ブルテリアがスポンサーしているサムエル・ナガイの試合をレポートする。

女子ノーギヘビー級タイトルマッチ
ガヴィ・ガルシア
vs
ケンドール・リューシン
9タイムスワールドチャンプのガヴィvs黒帯1年目のルーキー・ケンドールの図式という試合。2人とも黒×ピンクのコスチュームも体格差は一目でわかるほどの差がある。両者ともスタンドの攻防でテイクダウンを仕掛けていく。ケンドールはガヴィのタックルをカウンター狙いか。たびたびマット際にかりケンドールが場外に落ちる場面も。レスリングの強豪として知られたケンドールだけにガヴィに組まれても倒されることなくうまく対処しているが、逆に倒せるような場面はない。試合時間10分の半分が経過してガヴィに疲れが見えてきたところで、組み手が雑になってきたように感じる。試合時間1:30のところでついにガヴィが浴びせ倒しでテイクダウン成功。こらはマットサイドだったため、中央で再開、ケンドールはハーフ、そこからアメリカーナを無理矢理極めてガヴィが一本勝ちでタイトル防衛。
ジョニー・タマ
vs
ダンテ・レオン
去年のワールドノーギのチャンピオン対決。ジョニーはライト、ダンテはミドルで優勝しており、階級はジョニーが1つ下になる。ジョニーは先々週のF2Wにも出場しており、2週間ぶりにF2Wに再登場。試合はジョニーが引き込んでハーフ、ニーシールドで攻めていく。それに対しダンテはWアンダーからバックテイクのアタック、そこから下になりつつ三角絞めのセットアップ。これを極め切り一本勝ちで勝利。試合時間は2:30ほどの短いタイムだった。

ルーカス・バレンテ
vs
マテウス・ガブリエル
いきなり座り込んで引き込みのルーカス、マテウスも座ってWガードに。互いに袖、裾を持ちながら足を絡めていく。マテウスは両足首にがっちりテーピングしている。ルーカスはラペラ引き出しワームのセットアップ狙いか。ルーカスフットロック、マテウスベリンボロカウンター。またWガードに。立ち上がったマテウス、自らラペラ引き出しルーカスを誘うが何もなしでWガードへ。マテウスたってルーカスワームへ。レフリー判定2-1でルーカスが勝利。試合後のインタビューで次戦は過去に敗れたレプリとやりたいと指名したが実現するか?!

サムエル・ナガイ
vs
カーロス・ネト
先週に引き続き、2週連続でF2W出陣のサムエル。前回の試合では「教科書通り」と評されるほどキレイな腕十字を極め快勝しているが今回はどうか。相変わらずアグレッシブに攻めていくサムエル、カーロスの足を抱えると自らのギの襟を握ってワンハンド・レッグロックへ。カーロスはしばらく耐えていたが辛抱できずにタップアウト、サムエルが茶帯ライト王座を獲得している。
■黒帯
〇Justin Rice vs Clay Hantz×
トーホールド
〇Lucas Lima vs Willis Nunes×
トーホールド
〇Inacio Neto vs Jean Panqueka×
腕十字
〇Vinicius Carvalho Garcia vs Henrique Nobrega×
チョーク
■茶帯
〇William Tackett vs Justin Renick×
腕十字
〇Jorge Castaneda vs Jairo Bautista×
レフェリー判定
〇Pedro Fillipe Marinho vs Michael Salazar×
コブラチョーク
〇Colton Roelfs vs Aaron Culpepper×
トーホールド
〇Leandro Nascimento vs Tony Fitz×
レフェリー判定
■紫帯
〇Michael Gonzalez vs John Paul Robledo×
キムラ
〇Carlos Neto vs Josh Mosquea×
腕十字
■キッズ
〇Michael Brennan vs Michael Ortega×
レフェリー判定
〇Hope Russell vs Michelle Treelonge×
RNC

【Today's pick up】
ブルテリア柔術衣「MUSHIN」
F2Wの茶帯ライト新チャンピオンとなったサムエル・ナガイもブルテリアのスポンサーアスリート。
この画像で着用してるのは人気シリーズ「MUSHIN」ですがすでに完売。
「MUSHIN」の新作の発売が待たれる!
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4000円(女性&学生)
5000円(週一会員)
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