2020年06月10日
btbrasil at 11:52 Permalink
【Review Wednesday】幻の柔術雑誌「柔術生活」
この本を知ってる人はかなりのマニアかと思います。
「柔術生活」(じうじつらいふ)と題されたこの本は2000年代初期の2003年に当時パラエストラ福島代表だった佐藤豪さんが作った同人誌的なモノです。
まだ柔術の情報が限られていた時代で、インターネットもそれほど普及してなく、柔術自体も黎明期で柔術情報はゴング格闘技と格闘技通信に載る、わずかなページのみといった状況でした。
そんな中、情報がないなら自分で作ってしまえ!と思い立った佐藤氏が作ったのがこの「柔術生活」なのです。
内容は大会レポートやインタビュー、コラムが中心で全ページがモノクロ。
ページ数も32ページで本というより小冊子といったレベルで、正直いえば同人誌の域を出ないチープな作りです。
でもこの本の半分を占める16ページに渡って「コパパラエストライースト2002」を写真付きでレポートしてたり、みちのくBJJ JAMやコパパラエストラ東北などローカル大会もカバー。
さらに当時頻繁に来日していたヒカルド・デラヒーバの37歳当時のインタビューにコラムなど、それなりに雑誌の体裁になってるのはたいしたものだと思います。
自分はこの中の柔術ビデオレビューを担当しており、他には現イサミ社長で当時は営業部長だった磯さんのドーギコラムなどもありました。
そしてここでのコラムが柔術関連では初寄稿となっており、それ以前はハードロック/ヘヴィメタルのブートレグCDやビデオのレビューを寄稿してライターの真似事をしてましたが、それに次いで格闘技ライターとしてもデビューを飾ってます。
記憶が確かなら500円で販売されてた「柔術生活」もこの創刊号のみで2号目の発売はなく、さらに数年後にはイサミで100円で叩き売りされてしまうことになってしまいます。
創刊号を出した当時は「みんなで頑張ってこの本を作っていきましょう!」と一致団結してたはずなのに、僅か1冊であっさり終了し、いまは「柔術生活」を知っている人はも少ないだろうと思われます。
なのでこうやって実物を持ってる人も2020年の現在はほぼいないのではないでしょうか。
そしてこの「柔術生活」の制作の経験と失敗があったため、奇しくもコラムを寄稿した自分と磯さんの2人で2004年にイサミ主導で「リバーサルマガジン」創刊に繋がっていくことになります。
個人的なことでいえば2003年に柔術生活」でコラムを寄稿し格闘技ライターデビューし、2004年に「リバーサルマガジン」をほぼ1人で作り、その翌年の2005年に「紙のプロレス」で初めて原稿料を頂くライターとしてのメジャーデビューを果たし、そして2006年にゴング格闘技、2007年にブラジルブログがスタートし現在に至るといった流れになります。
そういった現在のライター業のルーツがこの「柔術生活」にはあり、個人的には思い出深い1冊となってます。
コロナショックで外出自粛してた際に毎日部屋掃除してたおかげで発掘できたこの1冊、久しぶりにペラペラめくってみたら、読んでるこっちが恥ずかしくなるぐらいの稚拙な原稿ではありながらも、雑誌を作るのも文章を書くのも素人しかいない中でも、とりあえず作ってみよう!とした熱意だけは本物でした。
この本がなければ自分も今の仕事をしてないかもだったので、貴重な経験だったし、素晴らしいきっかけだったと思ってます。
やれるかどうかは別にしてとりあえずやってみる!の勢いだけで作った「柔術生活」、機会があったらぜひ読んで欲しいと思います。
「柔術生活」の誌面は総ページ数の半分を割いての大会レポート。
各カテゴリーごとに細かくレポートされてます。
大会レポートは2002年の「コパ・パラエストラ・イースト」がメイン。
当時は複数日に分割されて行われていました。
後半はコパ・パラエストラ・トウホクのレポート。
現イサミ社長の磯さんも白帯で出場、初戦を勝利して準優勝してます。
当時白帯だった自分も出場。
試合するときはペナ級(現在のフェザー級)でした。
試合はスイープかテイクダンされて0−2で初戦敗退。
これが寄稿した記事「柔術ビデオレビュー」。
当時ブラジルで入手したムンジアルのビデオをレビューしてます。
デラヒーバのインタビューも1Pで掲載。
せっかくのインタビューなんだから1Pじゃなくて見開き2Pでも4Pででもやればいいのに!と思ってしまいます。
イサミ社長・磯さんが寄稿した「柔術マニアック」なるコラム。
記念すべき第1回とありますが、第2回はないまま1冊で終了してしまいました。
【Today's pick up】
ブルテリア柔術衣「ST GI 4.2」
ブルテリアの最新作、ST=スタンダードはシンプルで手ごろなコストパフォーマンスに優れたモデル。
様々な部分でバージョンアップされており、今回も完売必至でしょう。
色は白・青・黒の2色展開です。
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ページ数も32ページで本というより小冊子といったレベルで、正直いえば同人誌の域を出ないチープな作りです。
でもこの本の半分を占める16ページに渡って「コパパラエストライースト2002」を写真付きでレポートしてたり、みちのくBJJ JAMやコパパラエストラ東北などローカル大会もカバー。
さらに当時頻繁に来日していたヒカルド・デラヒーバの37歳当時のインタビューにコラムなど、それなりに雑誌の体裁になってるのはたいしたものだと思います。
自分はこの中の柔術ビデオレビューを担当しており、他には現イサミ社長で当時は営業部長だった磯さんのドーギコラムなどもありました。
そしてここでのコラムが柔術関連では初寄稿となっており、それ以前はハードロック/ヘヴィメタルのブートレグCDやビデオのレビューを寄稿してライターの真似事をしてましたが、それに次いで格闘技ライターとしてもデビューを飾ってます。
記憶が確かなら500円で販売されてた「柔術生活」もこの創刊号のみで2号目の発売はなく、さらに数年後にはイサミで100円で叩き売りされてしまうことになってしまいます。
創刊号を出した当時は「みんなで頑張ってこの本を作っていきましょう!」と一致団結してたはずなのに、僅か1冊であっさり終了し、いまは「柔術生活」を知っている人はも少ないだろうと思われます。
なのでこうやって実物を持ってる人も2020年の現在はほぼいないのではないでしょうか。
そしてこの「柔術生活」の制作の経験と失敗があったため、奇しくもコラムを寄稿した自分と磯さんの2人で2004年にイサミ主導で「リバーサルマガジン」創刊に繋がっていくことになります。
個人的なことでいえば2003年に柔術生活」でコラムを寄稿し格闘技ライターデビューし、2004年に「リバーサルマガジン」をほぼ1人で作り、その翌年の2005年に「紙のプロレス」で初めて原稿料を頂くライターとしてのメジャーデビューを果たし、そして2006年にゴング格闘技、2007年にブラジルブログがスタートし現在に至るといった流れになります。
そういった現在のライター業のルーツがこの「柔術生活」にはあり、個人的には思い出深い1冊となってます。
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この本がなければ自分も今の仕事をしてないかもだったので、貴重な経験だったし、素晴らしいきっかけだったと思ってます。
やれるかどうかは別にしてとりあえずやってみる!の勢いだけで作った「柔術生活」、機会があったらぜひ読んで欲しいと思います。
「柔術生活」の誌面は総ページ数の半分を割いての大会レポート。
各カテゴリーごとに細かくレポートされてます。
大会レポートは2002年の「コパ・パラエストラ・イースト」がメイン。
当時は複数日に分割されて行われていました。
後半はコパ・パラエストラ・トウホクのレポート。
現イサミ社長の磯さんも白帯で出場、初戦を勝利して準優勝してます。
当時白帯だった自分も出場。
試合するときはペナ級(現在のフェザー級)でした。
試合はスイープかテイクダンされて0−2で初戦敗退。
これが寄稿した記事「柔術ビデオレビュー」。
当時ブラジルで入手したムンジアルのビデオをレビューしてます。
デラヒーバのインタビューも1Pで掲載。
せっかくのインタビューなんだから1Pじゃなくて見開き2Pでも4Pででもやればいいのに!と思ってしまいます。
イサミ社長・磯さんが寄稿した「柔術マニアック」なるコラム。
記念すべき第1回とありますが、第2回はないまま1冊で終了してしまいました。
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