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2020年06月14日

【結果】F2W 143:ヴィトー・ウゴ、秒殺一本勝ちでヘビー級王座獲得

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いま柔術シーンの中で最も勢いがあるのはF2W(Fight To Win)で間違いないだろう。

なにしろまだコロナショック真っ最中だった5月中旬から、ほぼ毎週のように大会を開催し、Flograpplingを通じてライブストリーミングして全世界にシェアしているのだ。

大会を再開した当初こそ、1大会あたりの試合数も少なく、またマットサイドのスタッフやレフェリーはマスク着用の厳戒態勢で行われていたが、大会再開から1か月が経ったいまは試合数も増え、スタッフのマスク着用率も大幅に下がったように感じた。



油断は禁物とは思うが、こうやって徐々に厳戒態勢だった現場も通常運転に戻っていっているのは歓迎したいことだ。

そんな中で開催された今大会のメインはヴィトー・ウゴとフェリッペ・アンドリューのギあり・ヘビー級タイトルマッチが組まれ、セミとセミ前には女子の試合という変則的なラインナップ。

メインのヴィトーvsフェリッペはF2W&WNOで3連勝中のヴィトー・ウゴ、しかもその中にはかのニコラス・メレガリという強豪にも勝利という金星も含まれており、この勢いは無視できないところだろう。

そのウゴにIBJJFヨーロピアン無差別級王者・フェリッペが挑む試合となったが、フェリッペはヨーロピアンの無差別決勝でキーナン・コーネリアスから三角絞めで一本勝ちしてその名を轟かせたものの、そのヨーロピアンでは階級別決勝でパトリック・ガウジオにヒザ十字で一本負けし、ヨーロピアンの直後にはカンサスオープンでロベルト・ヒメネスに絞めでそれぞれ一本負けしている。

さらに昨年の戦績を振り返ってみればADCCの本戦に出場を果たすも1回戦でティム・スプリッグスにギロチンで一蹴され、さらにブラジレイロではカイナン・デゥアルテにRNCで一本負け、そしてブラジルのローカル大会でもフェルナンド・ヘイスなる無名選手に絞めで一本負けしており、これだけ一本負けが多いと勝ちよりも負けてるイメージの方が強いと言わざるを得ない。

それだけに今大会のメインイベントのタイトルマッチは負けイメージを払拭するためにも重要な一戦のはずだったが、終わってみれば一方的に攻められて秒殺一本負けに終わり、またも極められての敗北となってしまった。

こうなるとヨーロピアンでキーナン・コーネリアスに一本勝ちしたのは何だったのか?!と思えなくもないが、両者の戦績から見れば妥当な結果だったのかもしれない。

この一本勝ちでヴィトー・ウゴはF2W&WNOで4連勝となり、タイトルも獲得し順風満帆。

今後もこのF2Wのメインイベンターとしてレギュラー参戦していくことだろう。

そしてセミで組まれたナチエリ・ジーザスvsアナ・カロリーナのギあり女子ウェルタータイトルマッチは僅差の試合でナチエリがスプリットデシジョンで辛勝しタイトル防衛を果たしている。

次週開催されるF2W 144はメインイベントでハファエル・ロバトJrとルーカス・バルボーザのギありタイトルマッチ、セミはタリタ・アレンカーvsナタリー・ヒベイロ、セミ前にはエドウィン・ナジミvsジョナタス・グレイシーが組まれているので、そちらも楽しみにしたい。



f1
ギあり・ヘビー級タイトルマッチ
ヴィトー・ウゴ
vs
フェリッペ・アンドリュー

試合開始直後こそスタンドの攻防をしていたが、しばらくしてウゴが引き込んで攻めていく。そしてウゴがオモプラッタを仕掛け、それでバランスを崩したところで上になってフットロックの波状攻撃もこれは極まらず。そして立ち上がったところから跳び付き腕十字から三角絞めに移行してフィニッシュ。試合時間はわずか40秒という秒殺劇でメインイベントを締めくくった。






02
女子ギありウェルター級タイトルマッチ
ナチエリ・ジーザス
vs
アナ・カロリーナ

ムンジアルWゴールドのナチエリとホドウフォ妹のアナカロのタイトルマッチ。意外にも引き込んでいったのはアナカロ。アナカロは兄貴譲りのアグレッシブなパスガードが持ち味だけに、これは予想外だった。そして両者とも拮抗した試合展開になるも、ややアナカロ優勢かという流れのまま試合終了。レフェリー判定は2−1でナチエリもどっちが勝ってもおかしくない僅差の試合だった。


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@nathibjj vs. @anacvieirajj was FIREWORKS ??@f2wbjj 143 link in bio

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ke
女子ノーギマッチ
ケンドール・リューシン
vs
エリザベス・クレイ

ケンドールの方が2周りほど大きく感じる体格差のある試合。試合開始直後に座り込んでいくエリザベスは一貫して下からの足関節狙いか。ケンドールもパスガードよりもエスティマロックのアタックを再三仕掛けていくが、本気で極めにいってないようにも思える。そんな中、エリザベスの足関とケンドールのパスガードという攻防に終始。だがエリザベスの方がやや攻め手が多いか。そしてレフェリー判定になり2−1のスプリットデシジョンでエリザベス勝利となったがこれは妥当な判定だろう。







144
次週開催のF2W 144はハファエル・ロバトJr.vsルーカス・バルボーザがメイン。
セミはタリタ・アレンカーvsナタリー・ヒベイロ、そしてエドウィン・ナジミvsジョナタス・グレイシーもラインナップされている。



■F2W 144のFlograppling配信ページはコチラから!




<その他の試合結果>
■黒帯

〇Andre Gomes vs Mike Anderson×
腕十字

〇Erick Raposo vs Danilo Moreira×
判定 3-0

〇Carlos Souza vs Vinicius Carvalho Garcia×
判定 2-1

〇Diego Santana Do Espirito Santo vs Hugo Mayer Lima×
トーホールド

〇Vinny Saenz vs Estevan Martinez×
判定 3-0

〇Alejandro Siqueira vs Jay Shellhammer×
判定 3-0

■茶帯
〇Kyle Short vs Ben Kroskey×
ヒールフック

〇Jarrod Trotter vs Albert Tapia×
判定 3-0

〇Italo Lima Costa vs Lucas Norat×
判定 3-0

〇Dustin Shelhamer vs Noel Morgan×
判定 3-0

〇Frank Cespedes vs Brayan Alvarado×
判定 3-0

〇Jennifer Rivera vs Karla Shellhammer×
腕十字

■紫帯
〇Matt Cox vs Tarean Byars×
判定 3-0

〇David Weintraub vs Jacob Scott×
ヒールフック

〇Emily Fernandez vs Brianne Robertson×
判定 2-1

〇Leticia Cardoza de Carvalho vs Catherine Arnold×
判定 3-0

〇Anthony Robinson vs Colby Capps×
RNC

〇Wesley Arnold vs Adam Cruz×
絞め

■キッズ&ティーン
〇Michael Brennan vs Michael Francis×
判定 3-0

〇Helena Crevar vs Michelle Terrelonge×
絞め



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土曜 / 11:00-13:00
費用:
7000円(レギュラー会員)
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5000円(週1会員)
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