2020年06月18日
【コラム】津村康介のLA通信:ロサンゼルスでも練習再開!
ブラジルブログをご覧の皆様こんにちは、XXVI-SUPPLYの津村康介(つむら・こうすけ)です。
今月もロサンゼルス通信よろしくお願いします!!
日本は緊急事態宣言が解除となり、柔術の練習が再開できていると聞いています。
前回のロサンゼルス通信ではアメリカでのCOVID-19(新型コロナウィルス以下コロナ)による影響をお伝えしましたが、6月に入りついにロサンゼルスでも柔術の練習ができるようになりました!
5月の時点で、アメリカ全土の新規感染者が減少傾向になっていき、州によっては新規感染者が一桁の地域も出てきました。
それに伴い徐々にですが経済活動が再開されていきました。
例えば小売店の店内販売や、レストランの店内飲食が厳しいレギュレーション通りに行えるなら営業可能となり、美容室やネイルサロン、タトゥー業の再開やスポーツジムも再開されました。
ラスベガスではカジノホテルの営業も再開されており、柔術の練習も他州では5月のうちに再開されたようです。
ロサンゼルスがあるカリフォルニアでは他州よりも新規感染者が多く、経済活動再開に慎重な姿勢を取っていましたが、5月の後半から上記に書いてある、小売店の販売や飲食店の店内飲食が再開となりました。
そして念願の柔術の練習もロサンゼルスでは6月12日から再開となりました。
これはスポーツジムの再開がロサンゼルス郡では条件を満たせば6月12日から再開出来る為です。
日数にするとちょうど3ヶ月ぶりの再開です。
サンフランシスコ近郊のサンノゼにあるカイオ・テハのCTAなどはロサンゼルスより1週間早く道場を再開したと言ったニュースも聞いています。
私の通っているRenzo Gracie LAも12日から練習再開となり、私も再開初日の練習に参加しました。
今回はそのレポートしようと思います。
練習再開記念でジムの休止期間中に辞めなかったメンバーに対してTシャツがプレゼントされました。
私達の道場では最新の技もやるけど基本はベーシックな技が中心。
壁には"苦手なポジションでは戦うな"と描かれています。
今回お昼のクラスを受講したのですが、事前に守って欲しい内容があるとの連絡がありました。
再開に際してのレギュレーションとなっており、その内容は以下の通りとなっています。
1.会員が通える日数は最高で週3日まで。キッズクラスは当面休止。
2.クラスは事前予約で、月,水,金の3日間もしくは火,木,土の2通りから選択し、さらに昼クラス、夜クラスのどちらかを選択する。曜日の変更や昼夜の変更は認めない。
3.1クラスあたりの人数は20人を定員とする。
4.練習参加に際し、万が一道場で感染した場合の異議申し立てしない様に誓約書に署名する。
5.道場に到着してチェックインする前に体温の検温を行う。37度以上あると参加不可。検温後、手を消毒する。
6.道着は道場に入る前に着用して来ること。更衣室の使用は禁止。
7.シャワーの使用は禁止。
8.マットスペースに入る時は手と足を消毒する。
9.練習相手は毎回同じ人と行い、ソーシャルディスタンスを守るために指定されたボックスの中で練習を行うこと。
10.練習時はマスクの着用が望ましい。マスクを外してやりたいのであれば練習相手の了解を得ること。
11.スパーリングは行わず、練習はドリルが中心。練習時間も1時間から45分に変更。
12.再開後30日間はこのスタイルで行い、感染者が出なければ練習回数や時間を増やす。
.....と、これらの事を理解して参加するようにとのことでした。
おそらく他の道場も似たようなガイドラインで始めると思います。
練習当日、道場に着くとスタッフの方が入り口で待機しており、検温をしてきました。
体温は問題なく、そのまま手の消毒をさせられました。
柔術衣は着たままの状態で来ているので、そのままマットスペースで待機しました。
柔術衣を着たまま来るところが車社会のアメリカならではな感じがしますね。
今回のクラスの参加者は12人程で思ったよりも少なかったです。
まだコロナに対して慎重なのかもしれません。
マットスペースにはテープによっていくつかのボックスが作られており、そこに入って練習を行います。
そこに入っていればソーシャルディスタンスが守られているということになります。
そのボックスに入って練習開始です。
マットスペースにはこのようにテープでボックスを作り、ソーシャルディスタンスをキープ。
練習はこのボックスの中に入って行います。
今日の内容は以下の感じです。
1.ウォームアップ10分→その場でのステップジャンプやエビ、腹筋、腕立て。
2.ドリル20分→横四方の押さえ込み、そこからのニーオンザベリー、十字絞め。
3.ポジショナルスパー3分ずつ×2セット→サイドコントロールから、バックテイクから。
.....と、こんな感じでした。
ブラジルブログをご覧の方からすると基本的なムーブじゃんと思われると思います。
そして練習時間が短いのにも驚くと思います。
通常時のクラスも1時間なので日本の道場に比べるとあっという間にクラスが終わります。
そしてクラスではポジショナルスパーリングしか行わず、通常のスパーリングはクラスを1度閉めた後に希望者のみで1ラウンド7分で行うようになってます。
クラスの時間が短い分、最後まで集中して受けれている気がします。
今日でようやくロサンゼルスでも柔術の練習が再開となり嬉しい気持ちですが、気を緩めずにコロナに感染しないように注意しなければいけませんね。
そして練習は再開できましたが、トーナメントのような大会はまだまだ先のようです。
IBJJFは今シーズンの大会はすべてキャンセルとなってしまいました。
SJJIFはカレンダーには北米の大会は開催予定になっていますが、中止の可能性もあるかもしれません。
AJPも9月にロサンゼルスで大会が予定されてますがこれもどうなるかといったところです。
特にAJPは賞金トーナメントなのですが、現在アメリカはブラジルからの入国も拒否している状況なので、アメリカ在住の選手以外の出場が難しい状態です。
ロサンゼルスはプロイベントは無観客なら開催可能なのですが、アマチュアスポーツイベントは依然として禁止となっている状況です。
これが9月までに解除されればいいのですが.......。
今回のロサンゼルス通信はこのような感じです。
長かった柔術自粛生活も終わりを迎え次のステップに進めました。
これからも感染に気をつけて柔術ライフを楽しんで行けたらいいなと思ってます。
また来月もよろしくお願いします!!
津村康介(つむら・こうすけ)
XXVI-SUPPLY代表
東京出身・ロサンゼルス在住。
柔術はショーン・ウイリアムスのヘンゾグレイシー・ロサンゼルス所属で紫帯を巻く。
奥さんのローラと二人三脚でこの厳しい状況を生き抜いていく。
XXVI-Supply のサイトはコチラから!
■過去の「LA通信」はコチラから!
【Today's pick up】
BLACK BULLラッシュガード「FACE」
かつてPRIDE黄金期を支えた選手のアローナやノゲイラのロゴなどをデザインしていた
気鋭のブラジル人デザイナーによるインパクト大のラッシュガード。
このシリーズは半袖と長袖があります。
■このラッシュガードの紹介ブログはコチラから!
「FACE」ラッシュガード・半袖はコチラから!
「FACE」ラッシュガード・長袖はコチラから!
©Bull Terrier Fight Gear
『Jiu Jitsu NERD』のFacebookページはコチラから!
『Jiu Jitsu NERD』のinstagramはコチラから!
『Jiu Jitsu NERD』のTwitterはコチラから!
日本初のブラジリアン柔術専門番組
「柔術プリースト」はコチラから!
毎週配信のBJJニュース番組
「BJJ-WAVE」はコチラから!
LINEオープンチャット「柔術あれこれ」開設中
■試合動画やBJJ-WAVEなどの動画を配信しているYouTubeチャンネルはコチラから!
【会員募集中】
「ミューズ柔術アカデミー」
練習時間:
月・火・金 / 19:30-22:00
土曜 / 11:00-13:00
費用:
7000円(レギュラー会員)
4000円(女性&学生)
5000円(週一会員)
JR&大江戸線
代々木駅西口より徒歩2分
Facebook
Twitter
KinyaBJJ.com
ラスベガスではカジノホテルの営業も再開されており、柔術の練習も他州では5月のうちに再開されたようです。
ロサンゼルスがあるカリフォルニアでは他州よりも新規感染者が多く、経済活動再開に慎重な姿勢を取っていましたが、5月の後半から上記に書いてある、小売店の販売や飲食店の店内飲食が再開となりました。
そして念願の柔術の練習もロサンゼルスでは6月12日から再開となりました。
これはスポーツジムの再開がロサンゼルス郡では条件を満たせば6月12日から再開出来る為です。
日数にするとちょうど3ヶ月ぶりの再開です。
サンフランシスコ近郊のサンノゼにあるカイオ・テハのCTAなどはロサンゼルスより1週間早く道場を再開したと言ったニュースも聞いています。
私の通っているRenzo Gracie LAも12日から練習再開となり、私も再開初日の練習に参加しました。
今回はそのレポートしようと思います。
練習再開記念でジムの休止期間中に辞めなかったメンバーに対してTシャツがプレゼントされました。
私達の道場では最新の技もやるけど基本はベーシックな技が中心。
壁には"苦手なポジションでは戦うな"と描かれています。
今回お昼のクラスを受講したのですが、事前に守って欲しい内容があるとの連絡がありました。
再開に際してのレギュレーションとなっており、その内容は以下の通りとなっています。
1.会員が通える日数は最高で週3日まで。キッズクラスは当面休止。
2.クラスは事前予約で、月,水,金の3日間もしくは火,木,土の2通りから選択し、さらに昼クラス、夜クラスのどちらかを選択する。曜日の変更や昼夜の変更は認めない。
3.1クラスあたりの人数は20人を定員とする。
4.練習参加に際し、万が一道場で感染した場合の異議申し立てしない様に誓約書に署名する。
5.道場に到着してチェックインする前に体温の検温を行う。37度以上あると参加不可。検温後、手を消毒する。
6.道着は道場に入る前に着用して来ること。更衣室の使用は禁止。
7.シャワーの使用は禁止。
8.マットスペースに入る時は手と足を消毒する。
9.練習相手は毎回同じ人と行い、ソーシャルディスタンスを守るために指定されたボックスの中で練習を行うこと。
10.練習時はマスクの着用が望ましい。マスクを外してやりたいのであれば練習相手の了解を得ること。
11.スパーリングは行わず、練習はドリルが中心。練習時間も1時間から45分に変更。
12.再開後30日間はこのスタイルで行い、感染者が出なければ練習回数や時間を増やす。
.....と、これらの事を理解して参加するようにとのことでした。
おそらく他の道場も似たようなガイドラインで始めると思います。
練習当日、道場に着くとスタッフの方が入り口で待機しており、検温をしてきました。
体温は問題なく、そのまま手の消毒をさせられました。
柔術衣は着たままの状態で来ているので、そのままマットスペースで待機しました。
柔術衣を着たまま来るところが車社会のアメリカならではな感じがしますね。
今回のクラスの参加者は12人程で思ったよりも少なかったです。
まだコロナに対して慎重なのかもしれません。
マットスペースにはテープによっていくつかのボックスが作られており、そこに入って練習を行います。
そこに入っていればソーシャルディスタンスが守られているということになります。
そのボックスに入って練習開始です。
マットスペースにはこのようにテープでボックスを作り、ソーシャルディスタンスをキープ。
練習はこのボックスの中に入って行います。
今日の内容は以下の感じです。
1.ウォームアップ10分→その場でのステップジャンプやエビ、腹筋、腕立て。
2.ドリル20分→横四方の押さえ込み、そこからのニーオンザベリー、十字絞め。
3.ポジショナルスパー3分ずつ×2セット→サイドコントロールから、バックテイクから。
.....と、こんな感じでした。
ブラジルブログをご覧の方からすると基本的なムーブじゃんと思われると思います。
そして練習時間が短いのにも驚くと思います。
通常時のクラスも1時間なので日本の道場に比べるとあっという間にクラスが終わります。
そしてクラスではポジショナルスパーリングしか行わず、通常のスパーリングはクラスを1度閉めた後に希望者のみで1ラウンド7分で行うようになってます。
クラスの時間が短い分、最後まで集中して受けれている気がします。
今日でようやくロサンゼルスでも柔術の練習が再開となり嬉しい気持ちですが、気を緩めずにコロナに感染しないように注意しなければいけませんね。
そして練習は再開できましたが、トーナメントのような大会はまだまだ先のようです。
IBJJFは今シーズンの大会はすべてキャンセルとなってしまいました。
SJJIFはカレンダーには北米の大会は開催予定になっていますが、中止の可能性もあるかもしれません。
AJPも9月にロサンゼルスで大会が予定されてますがこれもどうなるかといったところです。
特にAJPは賞金トーナメントなのですが、現在アメリカはブラジルからの入国も拒否している状況なので、アメリカ在住の選手以外の出場が難しい状態です。
ロサンゼルスはプロイベントは無観客なら開催可能なのですが、アマチュアスポーツイベントは依然として禁止となっている状況です。
これが9月までに解除されればいいのですが.......。
今回のロサンゼルス通信はこのような感じです。
長かった柔術自粛生活も終わりを迎え次のステップに進めました。
これからも感染に気をつけて柔術ライフを楽しんで行けたらいいなと思ってます。
また来月もよろしくお願いします!!
津村康介(つむら・こうすけ)
XXVI-SUPPLY代表
東京出身・ロサンゼルス在住。
柔術はショーン・ウイリアムスのヘンゾグレイシー・ロサンゼルス所属で紫帯を巻く。
奥さんのローラと二人三脚でこの厳しい状況を生き抜いていく。
XXVI-Supply のサイトはコチラから!
■過去の「LA通信」はコチラから!
【Today's pick up】
BLACK BULLラッシュガード「FACE」
かつてPRIDE黄金期を支えた選手のアローナやノゲイラのロゴなどをデザインしていた
気鋭のブラジル人デザイナーによるインパクト大のラッシュガード。
このシリーズは半袖と長袖があります。
■このラッシュガードの紹介ブログはコチラから!
「FACE」ラッシュガード・半袖はコチラから!
「FACE」ラッシュガード・長袖はコチラから!
©Bull Terrier Fight Gear
『Jiu Jitsu NERD』のFacebookページはコチラから!
『Jiu Jitsu NERD』のinstagramはコチラから!
『Jiu Jitsu NERD』のTwitterはコチラから!
日本初のブラジリアン柔術専門番組
「柔術プリースト」はコチラから!
毎週配信のBJJニュース番組
「BJJ-WAVE」はコチラから!
LINEオープンチャット「柔術あれこれ」開設中
■試合動画やBJJ-WAVEなどの動画を配信しているYouTubeチャンネルはコチラから!
【会員募集中】
「ミューズ柔術アカデミー」
練習時間:
月・火・金 / 19:30-22:00
土曜 / 11:00-13:00
費用:
7000円(レギュラー会員)
4000円(女性&学生)
5000円(週一会員)
JR&大江戸線
代々木駅西口より徒歩2分
KinyaBJJ.com