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2020年07月08日

【レポ】IBJJFオンラインルール講習会"ウェビナー"

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いまだ続く世界的なコロナパンデミック。

とはいえアメリカでは来月から大会再開が予定されており、AJPの世界各地で大会開催のスケジュールが発表されています。

ですがIBJJFだけは既報の通りに2020年の大会開催はなしで、それと同様に大会開催と同時開催されていたルール講習会の実施もありませんでした。

ルール講習会はレフリー候補生の育成だけでなく、黒帯登録や段位取得に必要な資格でもあるため、このルール講習を受けられないと諸々の申請ができないということになってしまいます。

そのためにIBJJFが行ったのがオンラインでのルール講習会、ウェビナーです。



ウェブ+セミナーでウェビナーという単語はまだ聞き慣れないですが、今後は密集を避けるためにルール講習会だけでなくオンラインでのセミナーも多数行われるようになると思われるため、これからはポピュラーになっていくことでしょう。

そんなウェビナーに初参加してみたので、その様子をレポートします。

ウェビナー開催が告知されてからIBJJFのサイトにて申し込みをしようとしたら、すでに初回は満枠(20名限定)で、自分が参加したのは7/5開催の2回目のウェビナーでした。

参加費は$60で参加申し込みするにはIBJJFの会員登録が必須です。

参加申し込みをして参加費の支払いを済ませると返信メールがきて、オンライン会議アプリのZOOMへの招待リンクが送られてきます。

このZOOMはコロナパンデミックで自粛生活を余儀なくされた際にオンラインミーティングやオンライン飲み会などで一躍知られるようになったウェブサービスで、このウェビナー参加にはZOOMのアカウント必須です。

配信側ではなく参加する側なら無料登録のフリーアカウントで問題ないので、ウェビナー参加の際には事前にアカウント登録しとくことをオススメします。

ウェビナーの開始予定はカリフォルニア時間の日曜の10:00〜、日本時間では月曜の深夜2:00〜となります。

そしてウェビナーは4時間あり、その後にテストもあるので、ざっと見て朝の7:00ぐらいまでかかると思った方がいいでしょう。

なので普通の会社員や学生などには厳しい参加条件かもしれません。

時間きっかりにウェビナーはスタート、各項目ごとに10〜20分程度かけて、動画を見ながら説明されていきます。

もちろん全編英語なので、見続けるのと理解するのにかなりの集中力を要します。

ざっと以下のような項目を取り上げていました。

テイクダウン
ガードパス
ニーオンベリー
マウント
バックコントロール
スイープ
ペナルティ


途中で10分休憩があり、そこで危うく寝落ちしかけるアクシデントがありながらも、なんとか最後まで見続けました。

終盤の反則に関しての項目は特に長く感じ、実際に他の項目の倍ぐらいの時間をかけて、細かく説明していたのが印象的でした。

軽微な反則から一発で失格になる重大な反則まで、あらゆるシチュエーションを想定しての説明は興味ある反面、知ってることも多々あったこともあり睡魔との戦いも大変でした。

それもそのはず、この反則の項目の説明してる頃にはすでに外は明るくなっており、時間的には深夜から早朝になっていたせいもあったでしょう。

そんな感じでウェビナー本編は終わり、ここからはテストがあります。

過去に日本で行われていたルール講習会ではテストはなかったそうですが、その他の国で行われていたルール講習会ではすでにテストがあったようです。

実際に昨年の秋にニューヨークでルール講習会に参加した方はテストがあったとのことです。

このテストが曲者で、ウェビナーが英語で行われるのはまだいいのですが、テストも当然のごとく全て英語で、しかもGoogle翻訳のコピペが使えない仕様になってます。

合格は正解率70%以上で、前述したニューヨークでルール講習会を受けた方は50%でテストは不合格だったとのこと。

日本語でさえ言葉で説明するのは難しい柔術のポジションやシチュエーションを英語で説明され、さらに英語の4択で答えなければいけないのは至難の業です。

日常会話は問題なく、ある程度の英語の理解度がある(と思っている)自分でさえ、英語の問題と解答を理解するのにはかなり苦戦しました。

わからない単語を抜き出してスマホで翻訳して質問内容を推察したりして答えをなんとか捻り出し、全20問を20分ほどかけて回答、提出しました。

ちなみにこのテストの制限時間は1時間です。

答えを送ってからしばらくするとメールで合否が伝えられ、今回は正解率80%でなんとか合格!

もしここで不合格だったら、再度ウェビナーなりルール講習会を受講しなければならないのでホントによかったです。

こんな感じのウェビナーでしたが、ある程度の英語ができないと受講はともかくテストをパスするのはかなり難しいと思われます。

ただ回答は4択なこと、動画を見てそのポイントやレフリーの対応を答えるなど、割と簡単な問題もあるとはいえ、その回答も英語での説明のため、やはり英語を読み解く力は必要だと思われます。

さらにルールの理解度もいわずもがなです。

今のところ、このウェビナーは英語版またはポルトガル語版の2択なので、英語が不得手な日本人にとってかなりハードルが高いと言わざるを得ないでしょう。

この難解な英語版ウェビナー&テストを受けて一か八かの4択テストに挑むのなら、いつか行われるであろう日本での日本語のルール講習会の開催を待った方が得策かと思われます。

もちろんウェビナー参加は経験としてはいいとは思いますが、英語またはポルトガル語オンリー、費用$60、受講時間4時間、深夜〜早朝の睡魔との戦いなどなど、数多くの厳しい条件が重なってしまってます。

私事ながら今年に黒帯二段の申請があったために頑張ってウェビナー受講しましたが、そういう事情がないなら急ぐ必要はないかもしれません。

なおこのウェビナーはほぼ毎週のように開催されているので、興味のある方はぜひお試しを。


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ウェビナー詳細&参加はコチラから!



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予定時間ぴったりにウェビナーは開始。



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ウェビナーの最中にもルールに関しての質問事項がある場合は随時コメント欄から質問でき、ルールディレクターから返答がある。



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動画を見ながらそのシチュエーションではどう判断されるかなどを細かく説明。



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これが難関のテスト。
このように英文オンリーで質問があり、返答も英文の4択から選ぶ方式。



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これは動画を見てからその場面ではどうスコアリングされるか?という質問も。
動画なら英語がわからなくても回答は容易です。



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これはサービス問題。
スコアボードを見てどっちが勝者か?を答えます。
コレがわからない訳がない!



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そんな質問が20問あり、14問以上の正解でテスト合格。
今回は運よく80%の正解で合格できました。



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これがウェビナーの修了証。
実物の紙ではないので実感は沸きませんが合格できてよかったです!



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