2020年07月14日
【レポ】3GC「Kumite IV」アラフォーのサイボーグが若手を連破しトーナメント制覇
いまアメリカで大会開催の頻度としてはF2Wと双璧をなしてるのが3GCことサードコーストグラップリングだ。
3GCは賞金1万ドルを賭けた賞金トーナメント「Kumite」を開催しており、過去の大会では柔術ではミドル級、ヘビー級のトーナメントが行われており、グラップリングはライト級トーナメントが行われている。
今大会の「Kumite IV」ではヘビー級のグラップリングトーナメントが行われ、いつもながら豪華メンバーがラインナップされた。
トーナメントにエントリーしたのはADCC王者・サイボーグやヨーロピアン王者、フェリッペ・アンドリュー 、ムンジアル&ワールドノーギ王者、ルーカス・ハルクにライジングスター、ロベルト・ヒメネスら、錚々たる顔ぶれ。
今回も1回戦から注目の顔合わせが実現しており、ニック・ロッドvsヒメネス、ハルクvsフェリッペなどは興味深い対戦で、ADCCでは当時まだ青帯ながら黒帯トップの一角、サイボーグに勝ち一躍名を挙げたニック・ロッドと若手の雄、ヒメネスはもちろん初対決。
そしてADCC王者&ワールドノーギ王者のサイボーグとスーパーファイト常連のマイダナの戦いも熾烈を極めると思われ、またF2WでハファエルロバトJRを極めてヘビー級タイトルを獲得したハルクとヨーロピアンでキーナンを極めたフェリッペのヘビー級同士のぶつかり合いも興味を引くものがあるだろう。
さらにガブリエル・アルメイダとギレルメ・アウグストもどちらが勝つかわからない予想不可の組み合わせだ。
トーナメント表。
当初はワールドノーギ王者、ジョニー・タマがエントリーしていたが練習中の負傷で欠場となり代打でガブリエル・アルメイダだ出場となった。
そんな強者揃いの「Kumite IV」のヘビー級グラップリングトーナメントは好勝負あり、アップセットありの見どころ多い試合の数々で大いに盛り上がっていたが、その激戦を制したのは"サイボーグ"ことホベルト・アヴェルーだ。
サイボーグは今年の12月に40歳を迎えるベテランだが、今大会では1回戦でアーノルド・マイダナ(29歳)、準決勝でロベルト・ヒメネス(20歳)、決勝戦でフェリッペ・アンドリュー(26歳)と20代の若手精鋭たちに勝利してのトーナメント制覇は快挙。
アラフォーのサイボーグが現役バリバリで、いまだトップ戦線で戦い続けてるだけでなく、こうやって若くてイキのいい選手たちに勝利しているのは国内外に数多くいる中年柔術家たちに勇気を与えてくれているだろう。
「年齢はただの数字」とはよく言われる言葉だが、それを実践しているサイボーグには感服する他ない。
また3GCは来月に「Double or Nothing」という普段の倍額の2万ドルの賞金を用意したトーナメント開催を予定している。
このトーナメントにはホムロ・バハルやルーカス・ハルクの出場が予定されている。
【1回戦】
ロベルト・ヒメネス
vs
ニック・ロドリゲス
KUMITEレギュラーのロベルトとADCC準優勝のニックの試合はロベルトのガードをニックが攻略できずに膠着試合の様相を呈してしまった。延長戦のオーバータイムでも決着つかずでレフェリー判定でロベルトが勝利もカタい試合となってしまった。
ホベルト"サイボーグ"アヴェルー
vs
アーノルド・マイダナ
2013年にADCCを制し、ワールドノーギも4回優勝というノーギ・グラップリングのスペシャリスト、サイボーグは今年40歳になるアラフォーだがアダルトでも現役バリバリ。まだ20代のマイダナからオーバータイムのゴールデンスコアでテイクダウンし勝利。
ルーカス・バルボーザ
vs
フェリッペ・アンドリュー
大アップセットだったのがこの試合。ヨーロピアンでキーナンを極めたものの、その後はパッとした活躍がなかったフェリッペだが、ルーカス・バルボーザ相手に三角絞めをセットアップすると、そのまま一気に極めきってタップアウト。まさかの勝利と言っていいだろう。
ガブリエル・アルメイダ
vs
ギレルメ・アウグスト
負傷欠場したジョニー・タマの代打で急遽トーナメント参戦のガブリエル・アルメイダだが最近も試合をしていたせいかコンディションはよくいい動きを見せた。試合はレフェリー判定で辛くも勝利。
【準決勝】
ロベルト・ヒメネス
vs
ホベルト"サイボーグ"アヴェルー
二十歳のロベルトvs39歳のサイボーグの年齢的にはダブルスコアの顔合わせはもちろん初対決。サイボーグは本戦で2回のテイクダウンを決めるも11ポイント先取ルールのKUMITEではオーバータイムへ。ここでもトップゲームを貫いたサイボーグがレフェリー判定勝利で決勝戦進出を決めた。
フェリッペ・アンドリュー
vs
ガブリエル・アルメイダ
1回戦でまさかの一本勝ちで勝ち上がったフェリッペは絶好調。この試合でも相手の足関節狙いを切り返して逆にヒールフックで極めて秒殺の一本勝ち。2試合連続一本勝ちの勢いのまま決勝戦へ。
【決勝戦】
ホベルト"サイボーグ"アヴェルー
vs
フェリッペ・アンドリュー
勢いよくWレッグのテイクダウン狙いで組み付いていくフェリッペをがっちりと受け止めて、そのまま首を抱えてギロチン一閃。フェリッペはあっさりをタップをし、勝つときも一本、負けるときも一本という一発屋ぶりを発揮。勝ったサイボーグは勝利の雄叫び。
トーナメント優勝のサイボーグは賞金1万ドルを獲得。
アラフォーのサイボーグだが、まだまだ血気盛んで若手の高い壁で居続けてくれることだろう。
【Today's pick up】
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練習時間:
月・火・金 / 19:30-22:00
土曜 / 11:00-13:00
費用:
7000円(レギュラー会員)
4000円(女性&学生)
5000円(週一会員)
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代々木駅西口より徒歩2分
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今回も1回戦から注目の顔合わせが実現しており、ニック・ロッドvsヒメネス、ハルクvsフェリッペなどは興味深い対戦で、ADCCでは当時まだ青帯ながら黒帯トップの一角、サイボーグに勝ち一躍名を挙げたニック・ロッドと若手の雄、ヒメネスはもちろん初対決。
そしてADCC王者&ワールドノーギ王者のサイボーグとスーパーファイト常連のマイダナの戦いも熾烈を極めると思われ、またF2WでハファエルロバトJRを極めてヘビー級タイトルを獲得したハルクとヨーロピアンでキーナンを極めたフェリッペのヘビー級同士のぶつかり合いも興味を引くものがあるだろう。
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当初はワールドノーギ王者、ジョニー・タマがエントリーしていたが練習中の負傷で欠場となり代打でガブリエル・アルメイダだ出場となった。
そんな強者揃いの「Kumite IV」のヘビー級グラップリングトーナメントは好勝負あり、アップセットありの見どころ多い試合の数々で大いに盛り上がっていたが、その激戦を制したのは"サイボーグ"ことホベルト・アヴェルーだ。
サイボーグは今年の12月に40歳を迎えるベテランだが、今大会では1回戦でアーノルド・マイダナ(29歳)、準決勝でロベルト・ヒメネス(20歳)、決勝戦でフェリッペ・アンドリュー(26歳)と20代の若手精鋭たちに勝利してのトーナメント制覇は快挙。
アラフォーのサイボーグが現役バリバリで、いまだトップ戦線で戦い続けてるだけでなく、こうやって若くてイキのいい選手たちに勝利しているのは国内外に数多くいる中年柔術家たちに勇気を与えてくれているだろう。
「年齢はただの数字」とはよく言われる言葉だが、それを実践しているサイボーグには感服する他ない。
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【1回戦】
ロベルト・ヒメネス
vs
ニック・ロドリゲス
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ルーカス・バルボーザ
vs
フェリッペ・アンドリュー
大アップセットだったのがこの試合。ヨーロピアンでキーナンを極めたものの、その後はパッとした活躍がなかったフェリッペだが、ルーカス・バルボーザ相手に三角絞めをセットアップすると、そのまま一気に極めきってタップアウト。まさかの勝利と言っていいだろう。
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【決勝戦】
ホベルト"サイボーグ"アヴェルー
vs
フェリッペ・アンドリュー
勢いよくWレッグのテイクダウン狙いで組み付いていくフェリッペをがっちりと受け止めて、そのまま首を抱えてギロチン一閃。フェリッペはあっさりをタップをし、勝つときも一本、負けるときも一本という一発屋ぶりを発揮。勝ったサイボーグは勝利の雄叫び。
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