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2020年08月25日

【結果】F2W 150:ホミーニョ、柔術復帰も不完全燃焼の判定勝ち

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毎週金曜日の夜に大会を開催しているF2W(ファイト・トゥ・ウィン)、今大会は150回目のアニバーサリーイベントとして行われた。

メインにラインナップされたのは"ホミーニョ"ことホムロ・バハルの1年ぶりの試合だ。

ホミーニョはムンジアル&ワールドノーギで優勝している世界王者で、ADCCでも優勝している強豪中の強豪選手。

だがワールドマスターでも優勝しているように、すでに三十路を迎えているホミーニョは最前線より一歩引いたポジションでコーチ的な存在となっていた。

その門下生の中にはガブリエル・アルジェス、エドウィン・ナジミ、フェリッペ・プレギーサらビッグネームが多数おり、選手としてだけでなく指導者としての手腕も評価されている。

2016年のムンジアルで引退宣言するも翌年にはすぐさま復帰したが、ミディアムヘビー準決勝戦でパトリック・ガウジオに足首を破壊されるも3位入賞を果たした。

そして同年のADCCではゴードン・ライアンにRNCで一本負けしたが、その後もACBやKASAI、3GCなどのスーパーファイトを中心にときたま試合出場している。

そんなホミーニョの相手に抜擢されたのはタナー・ライスだ。

タナーはサンフランシスコエリアでジムを持っているが、このコロナパンデミックの真っ最中にジムでの指導を再開し、物議を醸したことを記憶している方もおられるだろう。

また選手としては2017&2018の2年連続でIBJJFパンのヘビー決勝戦でレアンドロ・ロと対戦し敗れはしたものの善戦したことが思い出される。

若干二十歳で黒帯を取得したアメリカン柔術家の雄、タナーとレジェンド級のベテラン・ホミーニョの試合は拮抗した展開で、スタンドの攻防も続いた。

ホミーニョが得意とするスパイダーガードからのパワフルなスイープも見られたが、技の交錯とういった場面は少なく、スタンドで組み合ってテイクダウンのタイミングをうかがいつつ、という状態が試合時間のほとんどを占めていたように思う。

そして判定でホミーニョ勝利となったが、勝ったホミーニョも首をかしげながら「こんなはずでは…」的な表情だったのが印象的だった。

このメインの前にはマーシオ・アンドレvsホナウド・ジュニオールという勝負論のあるカードも組まれており、これも好勝負が期待されたが、内容的にはいまひとつ。

試合はマルシーニョが判定勝ちしたが、この勝利も試合終了間近にトーホールドを仕掛けたことがレフェリーに評価されての勝利で、試合全般を支配していたのはホナウドの方だったと感じたがどうか。

またセミ前にはCARPE DIEMでインストラクターをしていたデヴィッド・ガルモが出場、コーディ・スティールとのノーギマッチに挑んだが判定2−1のスプリットデシジョンで敗れている。


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タナー・ライス(ライスブラザースBJJ)
vs
ホムロ・バハル(グレイシーバッハ・ノースリッジ)




02
現役バリバリのタナーとベテランのホミーニョの試合はスタンド長めの息詰まる攻防に終始。
序盤こそホミーニョが引き込んで得意のスパイダーガードを見せていたが、タナーがうまくかわすと、そこからはあまり動きがなくいまま、スタンドの攻防が続き、時間が過ぎていった。
試合はホミーニョ判定勝ちも不完全燃焼感は否めなかった。



03
ホナウド・ジュニオール(ATOS)
vs
マーシオ・アンドレ(ノヴァウニオン)

スキンヘッドにしてイメージチェンジのマルシーニヨ引き込み、ホナウド、パスからバックへいきかけるもマルシーニヨはリカバリー。
ホナウド引き込みクローズド&Xからスイープしかけるもラスト直前、マルシーニヨ、上からトーホールド仕掛けサブミッションアテンプトしたところで試合終了に。
判定は2-1でマルシーニョ勝ちでIBJJFオースティンオープン参戦に弾みをつけた。



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デヴィッド・ガルモ(アセンブリーBJJ)
vs
コーディ・スティール(チェックマット)

ともにレスリングをバックボーンとする両者だがテイクダウンスキルはコーディが上で幾度となくタックルを決めてテイクダウンに成功。
ガルモもそのタックルに合わせてギロチンを仕掛けるも極めきれず。
コーディもトップキープし続けるが極めのチャンスはなく微妙な判定でコーディ勝利になったが、これはコーディのドミネーションが評価されたようだ。







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