2022年01月26日
【海外記事】イザッキ・バイエンセ「ドリームアートをブラジルの他のカジュアルプロジェクトとは違う存在にしたい」【ブラジリアン柔術】
いま最も勢いのあるチームの1つがが「ドリームアート・プロジェクト」だ。
2019年の黒帯ミドル級ムンジアル王者のイザッキ・バイエンセが立ち上げたこのプロジェクトは2018年の秋頃にスタートした。
主要メンバーたちはすでに多方面で活躍しており、ノヴァウニオンからを離れてドリームアートに参加したエリック・ムニスと女子軽量級のトップ選手のアナ・ホドリゲスらは昨年のムンジアルで優勝し、チーム代表のイザッキ、女子のヤラ・ソアレスらも準優勝になっている。
アナ・ロドリゲスは、このドリームアートに色帯で加入してから黒帯を取得した初めての選手で、ワークグループから初めて黒帯を取得した選手で、ドリームアートの女子チームの軽量級はこのアナ、重量級はヤラと2人でチームをけん引している。
またこの他にもムンジアルにはグレイシーウマイタ所属で出ていたビア・メスキータもボーイフレンドのパトリック・ガウジオ(GFチームから移籍)と共にドリームアートでトレーニングを行っているという。
さらに最近では昨年のIBJJFグランドスラムを達成したジエゴ・パトもシセロコスタからドリームアートへ移籍し、メイハーン・マキネもギゴ柔術から移籍を果たすなど、トップレベルの選手たちが続々と集結していっている。
エリック・ムニス
アナ・ホドリゲス
イザッキ・バイエンセ
ヤラ・ソアレス
ビア・メスキータ
現在、チームはサンパウロ市の南西部、ブルックリンという地区にあるジム「Fight4Fit」を拠点としているが、すべてはイザッキとアリアンシ時代のチームメイト、ワーリー・ピメンテルとの会話から生まれたものだった。
「ドリームアートは、僕がずっと抱いていたビジョンから始まったんだと思う。バングー(リオデジャネイロ)で、最初の先生であるファビオ・アンドラーデのもとでソーシャルプロジェクトを始めたのがきっかけで、常にその気持ちを持ち続けていました。そこで2018年にアリアンシ・サンパウロで小さなプロジェクトを始め、そこでジムの友人たちと一緒にトレーニングをしました。その後、私が自分のキャリアに再び焦点を当てたので、アカデミーがこのプロジェクトを引き継いだのです」とイザッキは語った。
さらにピメンテルとの会談についてはこう語っている。
「あの時の話はとても幸せな偶然だったと思う。彼もそのようなものを作るアイディアを持っていて、ジム(Fight4Fit)のオーナーの一人である友人のザカ(マルシオ・オリベイラ)と話をするように誘ってくれたんだ。私たちは、本当に小さなプロジェクトを行い、それが今、目に見える形になっているのです。」
ピメンテルは、自身の会社で財務コンサルティングを手がけるスターボード・パートナーズと連携して、チームをサポートした。当初は4人しかスポンサーにならない予定だったが、今ではサンパウロで30人、マナウスのドリームアート提携先で10人のアスリートがスポンサーになっている。
みんなが気になっているチームへの加入条件は?というと以下のようだ。
「私たちは、スポーツに一貫性を持つアスリートたちを連れてくるようにしています。チャンピオンだけを集めたいと言う人が多いのですが、もちろん、結果を出している選手を集めるチャンスがあれば、それを選びます。しかしそれだけが選考基準ではありません。ここにはたくさんのベルトがあります。私たちの考えは、才能のある若者に力を与え、チャンスを与えることができるようにすることです」。
イザッキは「ドリームアートをブラジルの他のカジュアルプロジェクトとは違う存在にしたい」と言い、ここでは宿泊施設やハードなトレーニングだけを提供するのではなく、英語の授業や高等教育(大学)へのアクセス、医療サポートなど、さまざまなサービスを提供しているという。
またイザッキはこのプロジェクトはただ単にお金だけでなく、ピメンテルのようなパートナーの意志の強さがあってこそ実現したのだと語る。
ワーリー・ピメンテル
「ピメンテルという人物のおかげです。金銭的な見返りがなくても、彼はこのプロジェクトを愛している。彼の考えは人間に力を与えることができるようになることです。そのために、まだ勉強を終えていないアスリートのために、英語の授業や社会人教育プログラムなどの体制を整えています。大学に行っている選手も6人います。」
イザッキ自身は15歳のときに学校を捨ててトレーニングに打ち込んだため、2019年にやっと義務教育を終了した。
チーム創設以来、飛躍的に成長してきたこの素晴らしいワークグループに今後も期待がかかる。
近い将来、スポーツジムの間借り状態だったFight4Fitから、マットからフィジカルトレーニング、宿泊施設などを備えた、すべてのアスリートのためにわざわざ作られた、100%ドリームアートに特化した新しいトレーニングセンターへとプロジェクトは移行する予定とのこと。
ドリームアートはよく "イザッキのプロジェクト "と言われているが、実はイザッキ以外にも多くの人が関わっていて、そのすべてがこのプロジェクトの実現に不可欠なのだ、と締めくくった。
ドリームアートはムンジアルだけでなくワールドプロでも多数の優勝者を輩出。
チームの躍進を大いに印象付けた。
今年もドリームアートは注目を集めていくのは必至だろう。
参考文献:Bahiense Discusses The House Where Dreams Are Fought For - The Dream Art Project
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