【大会】IBJJFがクローズアウトについて新ルールを制定【ブラジリアン柔術】

ブラジリアン柔術の国際連盟であるIBJJF(International Brazilian Jiu Jitsu Federation)がクローズアウトに関しての新ルールを制定しました。

クローズアウトとはトーナメントの決勝戦を同じチーム、または友好関係にある選手同士で戦わずにシェアすることで、ブラジリアン柔術の大会では長く行われてきました。

特にATOSやアリアンシ、グレイシーバッハ、チェックマットなどの強豪選手が多数在籍するトップチームはこのクローズアウトが常に行われてきたと言っても過言ではありません。

ですが今回、この新ルールが制定されたことで今後はクローズアウトができなくなることになりました。

新ルールではクローズアウトしたアスリートには優勝賞金は与えられず、また優勝に伴い得られるランキングポイントも失います。

この新ルールは６月にロサンゼルスで開催される今年のムンジアルから適用されます。

以下がIBJJFからの新ルール制定に際しての声明文です。

「新しいクローズアウトルールの変更に関して、IBJJFは、2022年パン選手権に勇敢に出場し、敵対する選手と自分の部門をクローズアウトすることを選択した選手に対して、いかなる批判も向ける意図はありません。

またこのルール変更は1996年に開催された第１回目のブラジリアン柔術の世界選手権・ムンジアルの創設以来、そしてそれ以前からも過去にクローズアウトを行った選手たちを批判する意図もありませんでした。

私たちはこのスポーツの何十年にも渡る歴史の中でチームメイト同士によるクローズアウトの文化やその目的を常に理解してきました。

しかし、いま時代は変わりました。

このスポーツの進化はすべての関係者の期待とともにチャンスとシナリオを導き出しました。

ブラジリアン柔術における現在と未来はすべてのアスリート、チーム、スポンサーにさらに多くの機会を与えるものでなければなりません。

来たる2022年の世界選手権＝ムンジアルに向けて発表されたこの変更は長い間待たされたものであり、このチャンスと期待の新時代に適応する意図があったのです。

これはアスリートが主な競技や決勝の結果を決定する方法に直接関係しています。

長期的には今の世代の選手にとっても、これからの世代の選手にとっても、柔術を通じてより豊かな人生を送るために、より有利な機会が生まれるとIBJJFは信じています。」




【参加申し込み受付中】
「ムンジアル2022」
日程：6/1-5
会場：ウォルター・ピラミッド(ロングビーチ・ロサンゼルス)
主催：IBJJF
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