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2022年05月16日

【ムンジアル】山田海南江「もちろん目指すは優勝」【ブラジリアン柔術】

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6/1から6/5の5日間、ロサンゼルス・ロングビーチのピラミッドにて開催されるIBJJF主催の世界選手権・ムンジアル。

ここに日本から初出場する女子の山田海南江のインタビューを紹介する。

山田はレスリングをバックボーンとし、持ち前のテイクダウンとそこからのトップゲームを得意とし、これまで数々のタイトルを手にしてきた。

特にJBJJFの全日本は2019年を青帯で、2021&2022年の2年連続で紫帯で優勝しており、国内トップクラスの女子柔術家といっていいだろう。

そんな山田にムンジアルに向けての意気込みを聞いた。



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「もちろん目指すは優勝」


──まず初めに自己紹介と主な戦績を教えてください。


山田:IGLOO所属の山田海南江です。主な戦績は青帯でJBJJF全日本2019で優勝、IBJJFアジアで準優勝、SJJJF全日本でも優勝してます。紫帯になってからはJBJJF全日本で2021&2022で優勝しました。その他にもいくつかの大会で優勝&入賞しています。

──直近の大会ではJBJJFの全日本ノーギオープンでしたが、その大会では準優勝でした。試合の感想を教えてください。

山田:ただただ悔しいです。まだまだ試合の展開が下手くそだなと感じました。階級が上で体の大きさとかもあったかもしれないけれど、結局どんな選手にでも1つは通用する技がある事はすごく大事だと思うので、そういう部分はまだまだかなと思っています。もちろんダメだった部分だけではないので、しっかり反省をし、強みは伸ばして、弱みは克服できるように、また練習をしていきます。

──その前はJBJJF全日本で優勝してます。その試合の感想もお願いします。

山田:今まではライトフェザーで試合をしていたのですが、今年からルースターに階級を変更し、試合に出場しました。昨年はライトフェザーにエントリーしたのですが、相手がいなくて1階級上のフェザーで変更をして出場しました。女子でここまで階級を行き来してる人は多分いないと思います(笑)。国内では女子の人数が少なく、帯が上がっていくにつれてどんどん人数が減っていってるなと感じています。試合ができる階級で今までは申し込みをしていたのですが、今年はムンジアルに挑戦したいなと思い、ルースターでエントリーしました。体重が軽くなった分、いつも以上にスピード感が増して、動きやすいなとは感じていました。ただ、今も課題の一つではありますが、重心を置く位置が今までの位置だとどうしてもういてしまうので、いま修正している最中です。



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JBJJF全日本ノーギオープンでは高本奈月に4-2で敗北、準優勝に終わる。



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JBJJF全日本は吉田綾子に絞めで一本勝ちで優勝を果たした。



──今回、ムンジアルに初出場します。ムンジアルに出ようと思ったきっかけは何でしたか?


山田:柔術で世界一を決める大会がそこなので、いずれかは挑戦したいなと思っていました。黒帯のムンジアルが本当の世界一と考えているのですが、自分が現段階で、同じ色の帯の同じ階級でどれぐらい通用するのか試したいのと、今までやってきた事の答え合わせをしにいきたいなと思いました。

──初めての海外の試合だと思いますが、国内の大会と違って注意してることはありますか?

山田:外人だから力が強いとか、リーチが長いとか色々あるけれど、あんまり深く考えていないです。だって同じ人間だし、体の構造は一緒なので(笑)。自分の得意、不得意をいち早く理解して、それを出せた人が勝ちだろうし、負けた時はそれができなかっただけの話だから、また練習するしかないし、ただそれだけの話です。そういった部分の気持ちの面では、意外と強いかもしれないです。

──ムンジアルにはすでにエントリーしていて紫帯ルースターです。エントリーリストの中で気になってる選手や試合してみたい選手はいますか?

山田:AOJAOJ所属のシェルビー・マーフィーは目をつけています。SNS等で彼女が青帯の頃からずっと気になっていました。パンやアブダビ・ワールドプロ、ヨーロピアンなど、大きな大会で優勝しているので、この中では間違いなく1番強い選手かなと思っています。もう1人は、黒帯ルースターのトップ選手であるマイサ・バストスの付き添いをよくしている、ヤスミンです。シェルビーとヤスミンは決勝で対戦したりと必ず表彰台にいる選手2人なので、是非対戦したいです。



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シェルビー・マーフィー(AOJ)



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ヤスミン・カストロ(ノヴァウニオン)



──ムンジアルに向けての練習はどんな感じでしょうか。練習環境や頻度などを教えてください。


山田:大会があるからこういう風に練習してるとか特別ないです。何にでもそうだと思うのですが、日々の積み重ねが大事だなと思っています。もちろん毎回の練習に課題は持ちながらやってはいます。だけど自分で目標を作り、それまで組み立てしていく過程は今のところ変わっていません。練習は基本、IGLOOの選手練を軸に組み立てしています。IGLOOの選手練ではみんな強いので技を試すというよりかは、ほぼほぼメンタルトレーニングみたいになってます(苦笑)。毎週月曜日は宮原にあるポゴナ・クラブジムで女子練をしています。杉内(由紀)さんと練習をしたくて、昨年お願いし、今では定着しています。女子が集まる日でもあるので、自分がやりたい事はここでどんどん試しています。他に出稽古に行ったりと、色々と工夫しながら練習しています。週2で石井道場の方でトレーニングもしていますし、日曜日以外は練習して1日が終わります。

──SNSでは見事なシックスパックを見せていました。減量も順調な様子ですが、どのようにして、どれぐらい落としたのでしょうか?

山田:4月のJBJJF全日本の時は5年ぶりぐらいに5kgぐらい落とす減量をしました。元々食べることはあまり好きではなく、暴飲暴食もするタイプではないので正直ご飯で減らす部分はあんまりなく、食べる量、gで落としてました。普通だとカロリー計算だと思うのですが、元々1日に摂取するカロリーすら足りていないので、逆にエネルギーを取るのに、間食で90gのおにぎりを作って食べていました。しっかり自分の体重の変化を理解すするために、普段からからこまめに体重は測っていました。朝起きてすぐ、朝食後、練習前、練習後、夕食前、夕食後、就寝前、とにかく何かしたら測って自分で把握してます。それに合わせて、ランニングなど、有酸素運動を取り入れながら脂肪を落とす感じでした。全日本が終わってからはムンジアルに向けてあまり体重を戻していないので、2〜3kg幅ぐらいの減量で特別これといって何もしていません。普段の練習等で落ちていったのでよかったです。



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山田のInstagramより。



──ムンジアルでは試合以外に楽しみにしてることはありますか?


山田:試合後に3日間、アメリカに滞在します。その3日間で出稽古に行く予定です。試合もとても楽しみですが出稽古も楽しみです。AOJ、ATOS、その他に今の段階ではまだ交わることがない、出稽古だからできる、強い選手のところに行く予定です。マイサともできたらなと考えています。

──では最後に試合に向けての意気込みをお願いします。

山田:初めての海外の試合で、正直今の自分がどこまで通用するかは分かりません。だけど今までやってきた事を全力で試せる舞台なので、自信を持って挑みたいと思います。もちろん目指すは優勝です!



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mu2022
【参加申し込み受付中】
「ムンジアル2022」

日程:6/1-5
会場:ウォルター・ピラミッド(ロングビーチ・ロサンゼルス)
主催:IBJJF
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©Bull Terrier Fight Gear








@kinyabjj

絞技で失神、気がついたとき絞め落とされたことに気づかず、試合が続いてると思ってレフリーにタックル!#ブ#ラジリアン柔術 ##術 ##節技 ##闘技 ##技#失#神

♬ オリジナル楽曲 - 柔術野郎




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