【結果】RIZIN.45：クレベル＆イゴール、両者とも一本勝ち【ブラジリアン柔術】

12/31(日)、さいたまスーパーアリーナで開催された「RIZIN.45」に出場したクレベル・コイケとイゴール・タナベがそれぞれ一本勝ちした。

クレベルは斉藤裕との対戦で、このカードは過去にリリースされたものの、クレベルの負傷で流れてしまった注目の初対決が満を持して実現した。

クレベルの前戦であるvs金原戦ではクレベルの持ち味である寝技が完全に封じられてしまっての敗北だったが、この試合では違った。

タックルで組み付いてテイクダウンし、ボディロックでパス狙いや、返されて下になっても慌てずに得意の三角絞めのセットアップやバラフライガードからのフックスイープで斉藤を宙に舞わせるなどして圧倒。

３Ｒになると引き込みも使いつつ、フィニッシュは斉藤のテイクダウンにギロチンを合わせて最後はダースチョークに変化しての一本勝ちを果たした。

そしてイゴールは前日計量で水抜き7.5kgという過酷な減量を克服してのウェルター級初参戦。

相手はレスリングをバックボーンにもつ安西信昌と対戦となり、柔術家にとってレスラーは鬼門に思われたが、今回のイゴールは違った。

試合開始早々にタックルで倒すと、そこからコーナーポスト際でバックに回り込んでＲＮＣ一閃。

やや極まりが浅いようにも見えたが、この絞めで一本勝ちし、RIZIN初登場から無敗の快進撃＆連続一本勝ち記録を更新している。

クレベルもイゴールも柔術家らしい寝技での一本勝ちを見せてくれたのは嬉しい限り。

今年のクレベルは級のフェザー級の王座奪還、イゴールはスター不在のRIZIN・ウェルター級の確立というテーマに突き進んでいくだろう。




第15試合・フェザー級
クレベル・コイケ
vs
斎藤裕




過去に組まれるも流れてしまった試合が満を持して実現。




スタンド＆寝技とも思い切って攻めていくクレベル。




04フィニッシュはダースチョーク。3R 1:22、一本勝ちで前回の試合の敗北から再起を果たした。




第7試合・ウェルター級
イゴール・タナベ
vs
安西信昌




いつもながら大幅な減量をして試合に挑んだイゴール。精悍な顔つきになった。




レスリング出身の安西に対しまさかのタックルで倒したイゴール。柔術では引き込み専門だっただけにＭＭＡでさらなる進化を遂げている。




テイクダウンに成功すると、そこからバックに回り込んでRNCで一本勝ち。試合時間はわずか92秒という秒殺勝利だった。




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