【年間表彰】2023年・ＭＶＰ・ベストマッチ・ベストサブミッション・新人賞【ブラジリアン柔術】

毎年年末に行ってる有識者を集めての座談会。

ここでは既報の10大ニュースの他に、ＭＶＰ・ベストサブミッション・ベストマッチ・新人賞(紫帯以下)も選考しています。

今回はこの座談会で決まったＭＶＰやその他各賞の受賞者をお知らせします。

選考座談会出席メンバーは以下の通りです。




橋本欽也(KINYABOYZ)
森雄大(柔術関連デザイナー)
新明佑介(JIU-JITSU NAVI)
石井基善(石井道場)



2023年の１年間で最も活躍した選手に贈られるＭＶＰに推挙されたのは満場一致でマイケ・オオウラとなりました。

2023年のマイケは飛躍の年で上半期にはマリアナスプロジャパン＆SJJJF全日本で優勝し、プロマッチ「極〜KIWAMI〜」でも勝利しています。

下半期になると黒帯昇格を果たし、黒帯デビュー戦だったJBJJF全日本でいきなり優勝、それも昨年＆一昨年の全日本王者の２人である毛利部慎佑と森戸新士を破っての優勝は大きな衝撃を与えました。

そして海外でもマリアナスプロマニラやマリアナスオープンで好成績を残し、国内のみならず海外でもその名を馳せており、日本を代表する黒帯となってＭＶＰを獲得するに相応しい活躍ぶりでした。

選考座談会出席メンバーの４人全員がマイケを選出し、文句なしのＭＶＰを獲得しました。

おめでとうございます。




■ＭＶＰ
マイケ・オオウラ(IGLOO)



ベストマッチは４者４様で選考に苦慮しながらも、最終的に選出されたのはIBJJFアジアでの芝本幸司vsチアゴ・ウエノでした。

この試合は試合序盤にチアゴがポイントで先行するの、試合終了間際に芝本が怒涛の攻めで逆転し、最後は絞めを極めて一本勝ちという劇的なフィニッシュでした。

新鋭vsベテランという図式の試合で、過去に芝本に敗れているチアゴがリベンジに燃えるもそれを返り討ちにした芝本の勝負強さにベテラン健在を強く印象付けた試合となりました。

ドラマチックな試合展開も加味されてベストマッチに選出されたこの一戦。

ぜひ多くの人に見て欲しい試合なので、無料公開ができるかどうかJiu-Jitsu NAVI編集長・新明氏が現在調整中なので乞うご期待。




■ベストマッチ
「IBJJFアジア2023」
アダルト黒帯ルースター準決勝
○芝本幸司（トライフォース）
vs
×チアゴ・ウエノ(CARPE DIEM)
絞め



＜その他のノミネート＞

「ムンジアル2023」
アダルト黒帯ライトフェザー２回戦
×橋本知之vs嶋田裕太○




「JBJJF全日本2023」
アダルト黒帯オープンクラス２回戦
×イゴール・タナベvsシャビエル・シウバ○




「マリアナスオープン2023」
アダルト黒帯オープンクラス準決勝
○アンソニー・クルーズvsマイケ・オオウラ×



ベストサブミッションはムンジアルで嶋田裕太が橋本知之に極めたフットロックが選出されました。

これはムンジアルという世界最高峰の舞台で日本人対決が行われたことも選出理由の１つとなっています。

そしてその他のノミネートはJBJJF全日本でマイケ・オオウラが毛利部慎佑を極めた腕十字、ベストマッチに選出された試合の芝本vsチアゴのクロックチョークがリストアップされています。




■ベストサブミッション
嶋田裕太/フットロック(ムンジアル2023)



＜その他のノミネート＞

マイケ・オオウラ/腕十字(JBJJF全日本)




芝本幸司/クロックチョーク(IBJJFアジア)



最後の新人賞は紫帯までという制限がある中での選出で、現在は茶帯となっている須田萌里(SCORPION GYM)となりました。

須田はＭＭＡと柔術を両立し、その２つの競技で好成績を残しているという点が評価されての選出です。

2023年の中でＭＭＡでは４戦３勝１敗の戦績を残し、柔術ではIBJJFアジア準優勝＆JBJJF全日本で優勝となっています。

そのIBJJFアジアでの準優勝も優勝した紫帯Ｗゴールドとなったローレン・ソジーに対し、あわやの場面を作るなど好勝負の接戦を演じ、そしてJBJJF全日本では全試合一本勝ちでの優勝という圧倒的な試合内容。

現在は茶帯となった須田はまだ10代で若く、将来性も充分という今後の期待値も込めての新人賞選出でした。




■新人賞
須田萌里(SCORPION GYM)



＜その他のノミネート＞

滝川暁央 (グレイシーバッハ)




中山有加(Yawara)



受賞したみなさん、おめでとうございます。



■2022年の選考結果はコチラ、2021年の選考結果はコチラから！




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代表＆指導：橋本欽也（黒帯）




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