2024年06月25日
【海外記事】ファビオ・グージェウ「帯叩きは指導者としての最大の過ちだった」【ブラジリアン柔術】

いまや"ガントレット"と呼ばれる帯叩きの風習は、現在では多くのアカデミーが放棄している伝統である。
現代のアカデミーのほとんどがこれを放棄しているが、その理由は法的責任があるからであり、ビジネス上好ましくないからである。
多くの柔術家は、この拷問のような手続きを「通過儀礼」と呼び、統一されたチームの士気を高めると信じていた。
ファビオ・グージェウは、アレシャンドレ・パイヴァ、マスター・ホメロ・ジャカレとともにアリアンシ(ムンジアルで12度のチームチャンピオンになった実績がある)を創設した3人のうちの1人である。
アリアンシは世界中に170以上のアソシエーション加盟の支部を持っている、ブラジリアン柔術において最も大きな勢力の1つだ。
ファビオは帯叩きの風習について「昔はやっていたが今は反対している」。と自身のソーシャルメディアで意見を述べた。

ファビオ・グージェウ
「おそらく私の最大の失敗であり、何百人もの生徒を犠牲にしたに違いないのが帯叩きだった。
これは1988年に私が一人でクラスを教え始めたフェデラル・クラブのジムで、冗談として始まったものである(私の師匠のジムにはこの習慣はなかった)。
私がこの恐ろしいアイデアをどこで得たのかは分からないが、私が長い間これを使い、恐ろしいスピードで柔術界に広まったことは事実だ。
しかしこの儀式が柔術アカデミーを取り巻く習慣の一部となったこともまた事実であり、生徒たちはそれに耐え、戦争映画で見るような、軍隊の兵舎で兵士たちが来るべき困難に立ち向かう準備をするテストのように思えたので、好ましく思えてさえもいた。
だが時は流れ、現在の柔術アカデミーはますます競技に傾倒し、常にタフな生徒の参加を優先し、結局のところ、タフであることはほぼ必須であり、競技のための柔術トレーニングで苦しむことに慣れている者にとって、この帯で叩くという単純な殴打は何であったのか?と考えるようになった。
ある晴れた日、私はこの日の出来事ですべてを見直すような経験をした。
私は柔術の指導を続け、柔術をすべての人に提供するという点で、柔術に必要なものから遠ざかっていることを日に日に理解していたのだが、ある昇帯式でその日に昇帯する生徒の母親が出席していた。
そのとき突然「帯叩き」が始まり、マットの上にいた100人近い生徒たち全員から帯叩きをされていた息子の母親は「あの子は死ぬ!」と叫んだ。
だが息子は帯叩きの痛みよりも帯の昇格した喜びを告げたため、母親は息子が受けた酷い仕打ちの告訴をあきらめ、息子を祝福することだけを受け入れた。
これ以降、私のジムでこのようなことが起こることは2度と許されなかったが、今では帯昇格の基準は我慢ではなく技術的な向上であり、そのための帯昇格試験は帯叩きの代わりとなって、その結果は間違いなく良くなっている。
現在では数多くのジムでこの帯叩きの風習はなくなっているが、この帯叩きをなくすという変化は私のジム単独で起こったものではない。
私のジムで実施したいくつかの変化についてはすでに話したが、そのすべてが今日の結果を生んでいるのだ。」
引用元:Fabio Gurgel: ‘The Gauntlet Was My Biggest Mistake as an Instructor’/ BJJEE.com

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