【結果】ADCCワールズオープン2024：米倉大貴が日本人対決を制して優勝、全試合一本勝ちの快挙【ブラジリアン柔術】

8/15(木)、ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催された「ADCCワールズオープン2024」。

ADCCの本戦に先駆けて開催されたオープン大会は当初はラスベガスオープンとしてリリースされており、その後にUSオープンとなり、最終的にはワールズオープンとして行われた。

今大会には日本人の４選手が出場しており、アドバンスの60kgに高橋雄己、65kgに比家秀晃、竹内稔、米倉大貴がそれぞれエントリー。

その中で高橋と比家は勝利ならずで早々に姿を消したが、竹内と米倉が決勝戦までの試合を連続の一本勝ちで勝ち上がっていくという凄まじいパフォーマンスを見せていった。

米倉はヒールフック、竹内はアナコンダチョークという両社とも自身が得意とするフェイバリットホールドを炸裂させての一本勝ちの数々は、見ていて痛快ですらあった。

そしてワールズオープンという「世界」を冠した大会で日本人同士の決勝戦が実現するというのは快挙という他ないだろう。

この両者は過去にADCCアジア＆オセアニアトライアルの準決勝で対戦しており、その試合では竹内がアナコンダチョークで一本勝ちしているが、今回の試合では米倉がＲＮＣで竹内から一本勝ち。

ADCCアジア＆オセアニアトライアルでのリベンジを果たすと共にワールズオープン決勝戦の日本人対決を制して優勝を果たした。

優勝した米倉は今大会の１か月前からテキサスのB-TEAMで集中キャンプを行っての大会参戦で、それが功を奏したのは明らかだ。

近年はADCCの本戦参戦を見据えてグラップリングに専念していた米倉だったが、今後はまたギの試合にも復帰し、過去に敗れているタリソン・ソアレスへのリベンジを目標にしていると語った。

だがあくまでも目標はADCC本戦出場を目標にしている米倉、来る２年後の本戦にその姿があることを期待したい。




アドバンス65kgに出場した米倉大貴(IGLOO)は決勝戦までの３試合をヒールフックで勝ち上がり。それも秒殺の連続という圧巻のパフォーマンス。




米倉と同様に竹内稔(CARPE DIEM MITA)もアナコンダチョークを極めまくって決勝戦までの３試合を勝ち上っていった。




米倉と竹内の日本人同士の決勝戦はバックを奪った米倉がＲＮＣを極めて一本勝ち。アドバンス65kgのトーナメントを全試合一本勝ちで制して金メダル獲得。




アドバンス65kg表彰台
優　勝　米倉大貴(IGLOO)
準優勝　竹内稔(CARPE DIEM MITA)
３　位　ガブリエル・アドルノ(アドルノ柔術)




米倉、竹内と同じアドバンス65kgトーナメントに出場していた比家秀晃(CARPE DIEM HIROO)は１回戦で2-7で初戦敗退。




高橋雄己(今成柔術)はアドバンス60kgに出場で１回戦は不戦勝、２回戦は0-3で敗れている。




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