【インタビュー】クレベル・コイケ「MMAだけじゃなくて、柔術を日本でもっと盛り上げることをやりたい」【ブラジリアン柔術】

5/4(日)、東京ドームで開催される「超RIZIN.2」でシェイドゥラエフと対戦するクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)。

前回のインタビューでは試合に向けてのトレーニングキャンプのことを聞いた。

後半の今回は自身のバックボーンである柔術への熱い思いを聞いている。

MMAを通じて日本の柔術シーンを盛り上げてたいと話すクレベルのインタビュー後半をお届けする。




ATTは一般非公開のプロ選手のみが入ることができる閉ざされた世界。中に入ると大きな堀口恭司の写真が飾られている。



──ATTでの練習で、特に重点を置いていることはありますか？

クレベル：私はもっとオフェンスを強化したいです。自分の得意なポジションを練習するだけでなく、色々な強い練習をしたいと思っています。グラップラーだけでなく、MMAのグラップラーとしても強くなりたいです。

──MMAのグラップリングと柔術のグラップリングの違いはどこにありますか？

クレベル：全然違いますね。グラップリングが強いからと言って、MMAでそのまま通用するわけではありません。MMAにはパンチや肘、グラウンド＆パウンドなどがあるので、柔術の技術がそのまま通用しないことがあります。例えば、ベリンボロやハーフガード、クローズガードなどはMMAでは使いにくいです。レスリングやMMAにおいて、コントロールやグラウンド＆パウンドを意識しながら練習しなければなりません。柔術とMMAのグラップリングは全く異なるものです。

──つまり、今クレベルさんはMMAのグラップリングも強化しているということですね。

クレベル：まだまだ勉強中です。もっと練習を積んでいきたいです。

──さっきもケージ内で練習した後、いろいろアドバイスをもらっていましたね。

クレベル：今日もスパーリングの後で、ヘッドコーチから色々と教えてもらいました。まだ間違えているところがあると思いますし、アメリカのMMA練習はまだビギナーとまではいきませんが、プロとは言えない状況です。まだ半分くらいで、色々勉強していきます。

──これからの3週間、どんな練習をしていきますか？

クレベル：この3週間では、もっと強くなるための練習をしたいです。単に練習を強化するだけでなく、次の試合に向けて計画を立てています。頭を使って、プランを考えて、それを次の3週間で実行していきます。

──次のRIZINの試合では、どんな戦いをしたいですか？

クレベル：当たり前ですが、次のRIZINではもっと柔術を盛り上げたいです。柔術を日本でもっと広めて、レベルアップさせたいです。MMAだけでなく、柔術も日本で盛り上げていきたいです。




クレベルはいまブシェシャの家に居候中。１か月の予定でフロリダに滞在中だ。



──それなら、柔術の試合に出ればいいんじゃないですか？

クレベル：柔術の試合には、今はちょっと出るのが難しいですね。

──どうしてですか？

クレベル：MMAのファンはMMAを見たいと思っていますが、柔術はあまりテレビで放送されることが少ないので、あまり一般の人々には広がっていません。でも自分はMMAの中でも柔術のテクニックを使って戦い、柔術の魅力を広めていきたいと思っています。それが自分のブランドです。柔術の大会は、柔術ファンにしか注目されないことが多いですし、MMAのファンにとっては、柔術を練習したいと思うことが大事だと思います。以前、K-1を見てキックボクシングをやりたくなったように、MMAを見た人々が柔術を学びたくなるようにしたいです。

──いつかまた柔術の試合に出る予定はありますか？

クレベル：本当にやりたいです。ですが、今はMMAに集中しているので、引退後には絶対に柔術に戻るつもりです。

──ワールドマスターには出る気持ちがありますか？

クレベル：絶対に出ます。MMAを引退したら、柔術に戻ります。

──すごい、それは楽しみですね。でも今、フロリダではギの練習ができていないんですね？

クレベル：たまにです。フロリダではMMAの練習がメインなので、柔術の練習は1週間に1回程度しかできません。MMAが仕事なので、柔術はちょっと息抜きのような感じです。でも、柔術はまだ大好きです。

──MMAでのストレスを柔術で発散している感じですか？

クレベル：そうです。間違いないです。

──それは良いことですね。いつか柔術の試合も頑張ってください。

クレベル：頑張ります。

──では、RIZINの試合に向けて意気込みをお願いします。

クレベル：5月4日に、みんな子供たちにも試合を見せてあげてください。次の試合で絶対に日本の柔術、ブラジルの柔術で勝ちます。約束します。日本で1本勝ちをします。




ATTにはギのクラスはなく、柔術クラスといわれているものもノーギで、参加者の多くはオープンフィンガー着用で練習していた。




「超RIZIN.2」
クレベル・コイケ
vs
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
5/4(日) 東京ドーム
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【Today's Pickup】
クレベル・コイケ「武士」Ｔシャツ
いまRIZINで活躍中のクレベル・コイケとブルテリアのコラボＴシャツ。フロントにはジャパニーズタトゥーアーティストによるクレベルと武士をイメージしたイラストをフルカラープリント。バックにはクレベル・コイケのシンボルロゴがプリントされています。




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©Bull Terrier Fight Gear




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月曜 / 20:00-22:00
水曜 / 20:00-22:00
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代表＆指導：橋本欽也（黒帯３段）









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