2025年11月18日
【ニュース】グアム政府観光局理事会、「マリアナスオープン」に55万ドルの助成を承認【ブラジリアン柔術】

グアム観光局(GVB)は先日、議会で支出について厳しい追及を受けたばかりだが、そのわずか数日後、GVB理事会は木曜日の会合で、ブラジリアン柔術大会「マリアナスオープン」への55万ドル(約8,800万円)のスポンサー支援を承認した。
これにより、GVBがこのイベントに対して行った支援総額は、2024年の50万ドルに続き、総額105万ドルとなる。
この理事会に出席した理事8名がこの55万ドルのスポンサー提案を承認し、GVB理事会の書記であるジェフリー・ジョーンズ氏のみが反対票を投じた。
投票に先立ち、理事長のジョージ・チウ氏とジョーンズ氏は、この投資額の大きさに懸念を示していた。
「投資に見合うリターンが必要」
「先日、私たちは議会で4時間も追及を受けたばかりです。ですから、どんなお金を使うにしても、確実にリターンを得られるようにしたい」とチウ氏は述べた。
「50万ドルを回収するには、1万2,000人の来島者が1,200万ドルの収益をもたらす必要があります。」
■投票と発言
理事会での投票時には、理事のマイケル・スグロ氏とGVBのシニア・デスティネーション・スペシャリストであるクレイグ・カマチョ氏が支援を表明した。
スグロ氏は特に、10月に数百人の選手とその家族がタモンを訪れ、地元のジムに通っていた光景を思い出したと語った。
「このイベントほど、私たちの“ウォリアー文化”や‘イナファマオレク(調和と共存)’、そして戦う精神を根付かせるものはありません」とスグロ氏は語った。
「柔術というスポーツは世界的にも大きな影響力があり、すべては若い世代から始まります。どの大会も、島の文化と魅力を発信する芸術でありマーケティングの一形態なんです。」
スグロ氏がスポンサー承認の動議を提出し、ブライアン・アルテロ理事がこれに賛成、投票結果は賛成8、反対1だった。
■スティーブ・シミズ氏のプレゼンテーション
マリアナスオープン代表のスティーブ・シミズ氏は、理事会の席上で55万ドルのスポンサー支援を正式に要請した。
彼はプレゼンの中で、マリアナスオープンが創設20年を迎え、アジア最大級の大会の一つに成長し、2025年大会では1,300人以上の選手と5,000人超の観客を集めたと説明した。
シミズ氏は大会を「スポーツツーリズムの最高峰」と称し、要請した資金のうち5万ドルをサイパン、韓国、香港の参加促進に充てるとした。
「香港を追加することは、GVBが目指す方向性と完全に一致しています。アジア各国の雑誌にも掲載されており、3万部ほど印刷されています。フィリピンでは全てのニュース番組で紹介され、今回はフィリピンから初めて100名を超える参加者がありました」と説明した。
GVBの投資回収モデルに基づけば、2025年10月のマリアナスオープンは約200万ドルの経済効果を生み出したという。
「この大会は韓国、日本、台湾、フィリピンにパートナーを持ち、グアムの名前を世界に広めました」とシミズ氏は述べた。
「時代は変わりました。これは島で最も大きなイベントの一つです。毎年お願いするつもりはありませんが、今は勢いをつける時期です。私たちのパートナーは“グアムがアジア最大の柔術拠点になる”と予測しています。」
また、オーストラリア柔術連盟からは世界選手権のグアム開催の打診もあったが、平均1万人の出場選手を収容できる会場がないため実現できなかったという。
「1人飛ばせば、20人が来る」
GVBは2024年にもこの大会に50万ドルのスポンサー支援を行っている。
チウ氏とジョーンズ氏は詳細な予算内訳を求め、シミズ氏は部分的な内訳を提示した。
シミズ氏によると、主催者側は予選大会の10人の優勝者を本戦のためにグアムに招待するが、「1人の子どもを呼べば、そのチームの20人が一緒に来る」と語った。
大会には4歳から78歳までの幅広い年齢層の選手が参加し、それぞれ少なくとも2名の同行者を伴うという。
支援金は、選手への賞金最大5万ドル、ウェルカムパーティーや表彰式の開催費用、および海外パートナー国での会場予約などにも充てられる予定だ。
グアム本戦の開催費用(パーティーと表彰式を含む)は15万ドルに上るという。
大会のデータ分析担当であるビアンカ・タナカ氏は、10月大会の初期データを共有し、自己負担で参加した選手が500人以上、さらにその家族も含まれていたと報告した。
2024年は自己負担選手が325人だったという。
「私たちの指標では、1人の選手につき平均2人の同行者を掛け合わせています」とタナカ氏は説明した。
「2024年には、1人あたり平均150ドルを消費していました。昨年は多くの選手が2人以上の同行者を連れてきており、ホテル・航空・食事などで計160万ドルの経済効果をもたらしました。」
このスポンサー支援の承認により、来年度のマリアナスオープンはこれまで以上の規模となるのは確実で、さらなる広がりが期待されることだろう。

来年度の予算案の中には韓国、香港、サイパンなどでもマリアナスプロの開催が列記されている点に注目。今後の大会スケジュールの確定が待たれる。
引用元:GVB board OKs giving $550K for Marianas Open jiu-jitsu tourney, totaling $1.05M in 2 years / Pacific Daily News

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