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2026年08月25日

【インタビュー】鈴木和宏、JBJJF全日本4連覇達成「10分という時間をうまく使って、総合力で勝てた」【ブラジリアン柔術】

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「JBJJF全日本2026」で鈴木和宏(トライフォース)が4連覇を達成した。

準決勝では鹿志村仁之介を相手に一時はバックを許しかける苦しい展開を経験し、決勝では永尾澪の強烈なパスに苦しみながらも逆転。

最後は得意のプレッシャーパス、グラビティパスで勝ち切った。

準決勝、決勝ともに若い世代の強豪との対戦となったが、10分という試合時間を巧みに使い、相手の体力を削りながら自らのペースを構築。

身体能力ではなく、経験と技術、そして「上手さ」を追求するスタイルで4度目の「日本一」の称号を手にした。

32歳、今年33歳を迎える鈴木は、すでに来年の5連覇にも意欲を見せている。



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──JBJJF全日本選手権4連覇、優勝おめでとうございます。まずは今の率直な感想をお願いします。

鈴木:今年で4連覇を達成することができて、率直にとても嬉しく感じています。

──準決勝、決勝と黒帯の若い選手との対戦になりました。まず準決勝の鹿志村仁之介(IGOLOO)との試合を振り返って、いかがでしたか?

鈴木:まずファーストコンタクトで、力がすごく強いなと感じました。やっぱり瞬発力もすごいなと思いました。途中でタックルに入られて、バックを取られかけたときには、ちょっと負けることも頭をよぎりました。ただ、最終的には総合力というか、経験の差でなんとか勝ちを拾うことができたかなと思います。

──決勝は永尾澪(CARPE DIEM SENDAI)との対戦でした。先制点を許す展開から、スイープで逆転しました。試合を振り返っていかがでしたか?

鈴木:パスがものすごく強くて、これも最初は負けが頭をよぎりました。ただ、なんとか場外際で相手を抑えることができて、そこからスイープすることができました。そこでまだ自分のゲームを立て直せると感じました。最後はやっぱり自分の得意なプレッシャーパス、グラビティパスの形をうまく使って、パスで勝ち切ることができたのは、とても嬉しく思います。

──準決勝、決勝と若い選手を相手にきっちり勝ち切りました。キーポイントはどこにあったのでしょうか?

鈴木:正直、僕は32歳で、今年33歳になるので、準決勝、決勝の選手はすごく若いと思うんですね。なので、身体能力で言えば、自分は劣る部分があったと思います。ただ、体の使い方といいますか、経験や上手さを使って、10分間をうまく使いながら勝つことができたんじゃないかなと思います。

──10分という試合時間の中で、スタミナの配分なども考えながら戦っていたのでしょうか?

鈴木:そうですね。そもそも僕は割と時間を使うタイプで、相手の体力を削って、10分間の中でうまく試合を作り込むタイプなので、それがうまくハマったかなと思っています。例えば鹿志村選手や長尾選手と5分の勝負だったら、自分は勝てないかもしれません。でも10分という時間をうまく使って、相手に持たせながら、自分は休んだり、相手を削ったりする。そういう総合力でなんとか勝てたと思っています。

──そうしたゲームプランは、これまで培ってきた経験値が生きた部分も大きいですか?

鈴木:そうですね。そういった部分で勝つことができたと思います。自分も試合経験では、やっぱり彼らよりも多いと思うので、そういった部分が生きたと思います。

──これでJBJJF全日本選手権4連覇という偉業を成し遂げました。達成した今の気持ちは?

鈴木:とても嬉しく感じています。今年はやっぱり、自分でも4連覇を達成できるかどうか意識している部分がありました。ただ、それをプレッシャーとして捉えるのではなくて、自分の大きな挑戦として、非常にワクワクした気持ちで挑むことができました。今年は新世代の選手とトーナメントで戦って、それに勝てたというのがやっぱりとても嬉しいですね。胸を張って「4連覇を達成した」と言えると思います。

──このトップレベルの強さをキープする秘訣、何かシークレットのようなものはありますか?

鈴木:やっぱり身体能力というのは、どんどん人間は衰えていくと思うので、上手さを追求することを心がけています。師匠の早川(光由)先生もそうなんですけど、力でぶつかるのではなくて、技術でいなしたり、パワーを使うのではなく重心移動で戦う。そういうものを自分も理想としていて、そういった部分をうまく使って若い人に勝つことができたのかなと思います。

──全日本の連覇というと、先輩である芝本幸司選手が9連覇という偉業を成し遂げています。そこは意識しますか?

鈴木:芝本先生の9連覇はちょっとすごすぎて(苦笑)、さすがに遠すぎる目標なので、あまり意識するのは難しいですね。ただ、来年以降も挑戦として、全日本選手権で勝てるように頑張っていきたいと思っています。また、今年の選手たちも若くてすごく強かったので、いつか若い選手に負けてしまうかもしれません。でも、そこも含めて来年以降、一つの挑戦として「自分はどこまで行けるんだろう」というのを頑張っていきたいと思います。

──では、来年も5連覇を目指して出場するということですね。

鈴木:そうですね。そこにまたコンディションを合わせて、若い選手に勝てるように頑張っていきたいです。



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JBJJF全日本3連覇中の鈴木は1回戦シードで2回戦からの出場。まずは岩崎一志(X-TREME EBINA)から勝利して準決勝に駒を進めた。



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準決勝は1&2回戦を一本勝ちで勝ち上がってきた鹿志村仁之介との対戦で、4-4からのペナルティ差という辛勝だった。



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決勝は今大会が黒帯デビュー戦だった永尾澪と戦い、いきなりバックから送り襟絞めを極められかけるピンチとなるも、なんとか凌いだ。



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そこからはプレッシャーパス、グラビティパスなど得意技を次々と炸裂させ順調にポイントを重ねていき、終わってみれば11-2という大差での判定勝利でJBJJF全日本4連覇を成し遂げた。



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表彰台では大会協賛のAOSから賞金30万円の贈呈があった。この資金を糧にさらなる進化を遂げていくことだろう。



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なお今大会で鈴木が着用しているのは軽量モデルの「スーパーライトLAS」。黒は完売だが、白と青はまだ僅かに在庫があるので要チェックだ。



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