2026年09月29日
【トークショー】クレベル・コイケ・トークショー Part.2 / 「ポペガ」誕生秘話、大晦日出場、柔術復帰、ボンサイファミリーへの思いを語る【ブラジリアン柔術】

クレベル・コイケ・トークショーのPart.2では、現在のMMAにおける自身のスタイル、ボンサイ柔術のチームメイト、そして将来的な柔術復帰について語った。
かつてRIZINデビュー戦から叫び続けてきた「ポペガ」に込めた思い、ボンサイ柔術の女子選手への期待、そして「チームの誰かが負けたらチームの負け」というファミリーとしての価値観。
さらに、36歳から37歳を迎える現在も「あと2年ぐらいはできる」と現役続行への意欲を見せ、大晦日のRIZIN名古屋大会への出場にも「200%戦う」と明言した。
MMAで進化を続ける一方で、「自分の原点である柔術と一本を取る強さをしっかり出していきたい」と語るクレベル。
来るべき地元・名古屋での大晦日の大一番に向けて、どんな心境でいるのかを聞いた。

上田:クレベル選手の柔術の試合も動画で見たんですけど、柔術のときは「ポペガ」って言わないですよね?
クレベル:そう。前にも言ったんですけど、私がRIZINを始めたときから、それが「ポペガ」で、1試合目のときから言っていました。RIZINの最初の契約のときは、ちょっと問題があって…。実はRIZINデビューのときには、RIZIN側との交渉がすごく難しい状態だったんです。榊原さんがなかなか自分を受け入れてくれなくて、やっと唯一もらえたチャンスだったんです。なので、そこでなんとか自分というものを見せないといけない、という気持ちがありました。
上田:アピールしないといけなかった。
クレベル:なので、自分は「これはもう1回だけのチャンスだ」と思って戦いました。もしここで勝てなかったら、自分はもうそこで終わりだと。逆に、ここで勝つことができて、さらに良い試合、良い印象を残すことができれば、また自分にチャンスが来ると思って戦っていました。そして、この「ポペガ」という言葉も、自分から「これを言おう」と決めて出た言葉ではなく、自然に出てきた言葉なんです。サトシたちに「これを極めて、自分の人生を変えるんだ」という、そういう意味合いで、サトシやマルキーニョス先生に向けて放った言葉でした。今では自分のアイコンのようになっていますけど、そのときは、そんなことを考えていたわけではなく、ただ自然に、必死になって出てきた言葉なんです。
上田:カッコいい! 自然に出たんですね。さて、ここからボンサイ柔術のチームメイトについても聞いていきたいんですけど、最近のボンサイ柔術は、いろんな選手がいろんな試合に出ていますよね。印象に残っている選手や試合はありますか?
クレベル:一人を選ぶのは難しい。みんな全員が大事です。ボンサイも少しずつ、レベルが上がっている。一人だけを選ぶのは難しいけど、みんな全員がすごく頑張っています。
上田:ローマンにはマルキーニョスやマルロン、ギレルメなどが出てますが、ローマンの試合は見てますか?
クレベル:いつも見ています。たまにセコンドもします。ローマンだけでなくパンクラス、DEEP、RIZIN、ブレイキングダウン、柔術の大会。いろいろあります。でも、みんなだんだん頑張っています。私はめちゃくちゃ嬉しいです。
上田:ローマンがやっているドーギMMAには興味ありますか?
クレベル:そう。あれは素晴らしいな。私も出たい(笑)。
上田:絶対めちゃくちゃ強いじゃないですか!
クレベル・コイケ 全然弱いです(笑)。
上田:いやいや、絶対強いですよ!
クレベル:今はまだちょっと難しいけど、将来チャンスがあったら、もちろん私も出ます。
上田:ローマンはMMAを引退した人とかも出ていますからね。
クレベル:そうです。柔術から格闘技を始める人にとって、ドーギMMAがあるローマンは大きなチャンスですね。でも柔術にストライキングありはちょっと違います。パンチがあると全然違う。
上田:やっぱり大きく違いますか?
クレベル:ドーギがあってもパンチがあると殴られるから、それがヤバい。生徒たちも練習だったらMMAもやりたい、パンチあったらカッコいいってなる。でも、グラップリングを始めて、一回パンチで殴られたら、みんなすぐパニックになる(笑)。みんなビビって、練習でやってきたテクニックを忘れて、必死に守るだけになってしまう。だから、そこがちょっと難しい。
上田:ブレイキングダウンはどうですか? 怪物くん(鈴木)やヒロ・ヤマニハも出ました。
クレベル:ブレイキングダウンは喧嘩(笑)。ラッキー、ラッキーです、あれ。誰でも勝つことができるかな。
上田:喧嘩ならクレベルさんも得意そうじゃないですか?
クレベル:多分、私も負けるかな(笑)。
上田:ええ!? なんで? なんでそんな謙虚な(笑)。
クレベル・コイケ 本当ですよ。誰でも勝つことができる。目を閉じて殴って、殴って、それがちょっとラッキーみたいになる(笑)。試合時間が1分だから、ちょっと難しい。みんな格闘技を長くやって、プロとしてやっていても、それとはちょっと違う。みんな1分で全部準備して、相手を見て、試合を何とかしないといけない。すぐ殴る、殴る、殴る。これがもうラッキーで、50%、50%みたいなところがある。誰でも勝つことができるかな。でも、前に私も鈴木(鈴木博昭選手)とかヒロ(ヒロ・ヤマニハ)と一緒に練習したことがあります。だから、簡単じゃない。イメージだったら簡単(笑)。でも簡単じゃない。
上田:難しい?
クレベル:難しい。ラッキーパンチで誰でも殴れるけど、それもリスクがあります。短いけど、みんな喧嘩の勝負をしたい。でも危ない。本当に危ない。
上田:シュレック関根選手はプロレスにも出ていますけど、クレベルさんもプロレスのオファーがあったら出ますか?
クレベル:私はできないです。プロレスは怪我が多いじゃん。みんな「怪我がいっぱいある」って言っている。怖いじゃん(笑)。プロレスリング、怪我するじゃないか。
上田:うん、怪我は多いですね。
クレベル:でも過去に1回連絡がありました。オファーあったよ、プロレスの。でも、試合が近かったから、できないよ。
上田:お金が良かったら出ますか?
クレベル・コイケ まあ……(笑)。
上田:当たり前ですね(笑)。すみません。
クレベル:当たり前です(笑)。
上田:柔術では高林倫選手がSJJIFワールドで優勝しましたけど、高林選手についてはどう見ていますか?
クレベル:倫ちゃんは、ボンサイの女子の将来です。ずっと倫ちゃんとか、花ちゃん(渡邊花美)がボンサイの女子の将来だと思っています。それが素晴らしい。倫ちゃんも今回勝って、すごいですね。
あきぴ:私も花ちゃんと同じ大会に出させてもらうことがあるんですけど、花ちゃん、すごく強くて、打撃も綺麗で。
クレベル:そう。花もすごく頑張っています。でも、一番の問題は、ボンサイの女子選手のメンバーが少なかったこと。花はずっと男子と一緒に練習してきた。でも、試合では女子と男子はちょっと違います。それが花にとって、ちょっと難しいところだったと思います。でも、先生たちもそこを助けています。花の試合が近くなったら、自分や怪物くんのジムでも、もっと女子選手とスパーリングできるようにしています。男子、男子、女子が一緒に練習することはできます。でも、ちょっと違いますね。パワーとか、テクニックもちょっと変わってくる。
あきぴ:そうですね。私が所属させてもらっているジムも、女子の選手が私しかいなくて、いつも男子と練習しています。やっぱり力の差とかを感じるので、花ちゃんといつか一緒に練習させてもらえたら嬉しいです。
クレベル:来てください。お願いします。
あきぴ:はい、ありがとうございます(笑)。やっぱりボンサイファミリーのみなさんって、負けたときも、ファミリーとしてみんなが「大丈夫だよ」って言っている姿が、私はすごく大好きで。負けたときって、選手はすごく孤独になると思うんですけど、ジムのみんなが支えている姿がいつもすごく印象的です。
クレベル:ボンサイチームでは、日本で一番大きなチームにすることが目的ではありません。それよりも、チームのクオリティを大事にしています。チームの中で一人のスターを作るのではなく、みんなで一緒に上がっていきたいと思っています。自分たちはそれぞれの家族と一緒にいる時間よりも練習で一緒に過ごす時間の方が長いぐらいです。だからチームの誰かが負けたら選手一人の負けではなくチームの負け。チームの嶽らが勝ったらチームの勝利です。そういう考えでやっています。
上田:いますぐ隣の会場で柔術の大会が行われてるんですけど、クレベル選手がまたいつか柔術の試合に出ることはありますか?
クレベル:MMAの試合を引退したらまた柔術の試合に戻りたい。いつでも柔術の試合のことは考えていて、柔術の試合いつあるかを見ていて、出ようかなと思っても、同じようなタイミングでMMAの試合があると、柔術の試合に出るのは難しい。だからMMAの試合で引退したら、また柔術の試合に戻ります。
上田:いま36歳でらっしゃいますよね。
クレベル:そうです。来月で37になります。
上田:MMAはいつまでやりたいとかありますか?
クレベル:まだまだ…あと2年ぐらいはできるかな、と思ってます。具体的にいつ引退とは考えてないけど、でもまだ戦う気持ちがあればMMAでやれると思う。もしその気持ちがなくなったらすぐ辞めます。引退します。でもあと2年ぐらいはやれると思うし、おじちゃんだけど、頑張ります(笑)。
上田:今年の大晦日(RIZIN)についてですが、今回は名古屋で開催されますよね。クレベル選手のジムも名古屋にオープンされたばかりですので、まさに地元大会といえるかと思います。大晦日への出場についてはどのようにお考えですか?
クレベル: もちろん出たいです。前回の試合が終わった後に、RIZINの榊原社長や笹原さんとミーティングをして、「自分は200%大晦日に戦う」と伝えてあります。あとは対戦相手が決まるのを待っている状態ですね。名古屋は自分が住んでいる場所でもありますし、ジムもオープンしたばかりなので、絶対に大晦日の試合に出たいです。
あきぴ:近年MMAのファイトスタイルが進化していく中で、ご自身のスタイルや今後の戦い方についてはどのように考えていますか?
クレベル: 実はそこが最近の自分の課題でもあります。アメリカ(ATT等)をはじめ様々な場所で練習し、MMA全般の技術やポジションの取り方は確実にレベルアップしました。しかしその反面、自分の最大の一番の強みであった「一本を奪う(フィニッシュする)力」や「柔術」というアイデンティティが少し薄れてしまっていたと感じています。 秋元選手との試合でも、打撃で付き合いすぎてしまったのが反省点でした。もっと組んで、自分の得意な柔術で勝負すべきだったと思っています。今後は色々な技術を混ぜ合わせるだけでなく、自分の原点である柔術と一本を取る強さをしっかり出していきたいです。
上田:ありがとうございます。これからのクレベル選手のさらなる進化と一本勝ちを楽しみにしています。
クレベル:ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。

■トークショー・Part.1はコチラから!

【Today's Pickup】
ブルテリア柔術衣「Standard RIV」
今作は流行に左右されないベーシックなルックスで練習はもちろん大会やアカデミーでの着用に最適。ジャケットには耐久性と快適性を兼ね備えた480gsmパールウィーブ生地を採用ししっかりとした強度を持ちながらも動きやすく、日々のハードなトレーニングにも対応。パンツはやわらかな肌触りが特徴の300gsmツイル生地が使用され適度な軽量感と優れた着心地を実現し、長時間の練習でもストレスを感じにくい仕上がりとなっています。

「Standard RIV」白の詳細&購入はコチラから!

「Standard RIV」青の詳細&購入はコチラから!

「Standard RIV」黒の詳細&購入はコチラから!

©Bull Terrier Fight Gear

国内唯一の組技専門メディア
『Jiu Jitsu NERD』
■オフィシャルサイトはコチラから!
■instagramはコチラから!
■X (旧 Twitter) はコチラから!

日本初のブラジリアン柔術専門番組
「柔術プリースト」はコチラから!

【会員募集中】
「ミューズ柔術アカデミー」
練習時間:
月曜 / 20:00-22:00
水曜 / 20:00-22:00
土曜 / 11:00-13:00
JR&大江戸線
代々木駅西口より徒歩2分
web site

代表&指導:橋本欽也(黒帯3段)

試合動画やBJJ-WAVEなどの動画を配信しているYouTubeチャンネルはコチラから!
ぜひチャンネル登録お願いします!

KinyaBJJ.com


